
ナビスコカップではここまで3勝1敗と首位を走る鹿島が苦手とするビッグスワンで新潟を1-0と破り、予選グループ突破をほぼ確実にした。前半から両チーム共にミスの多い試合展開だったが、後半、途中交代の本山と大迫がその高い技術を生かし1点をもぎ取り、苦しむチームを勝利へと導いた。
序盤、ボールをゆっくり回し相手の出方を見る鹿島は新潟の早め早めのプレッシングに少々手こずりながらも何とかゲームをコントロールする。だが、それも相手のパスミスの多さに助けられた部分が大きく、前半は観ているものにとっては消化不良となる展開となってしまった。
後半に入り、やや新潟にペースを握られるとジョルジーニョ監督は小笠原、ジュニーニョを下げ、トゥーロン帰りの山村と大迫をピッチに送り出す。この2枚の交代策により山村が最終ラインに入り、青木がボランチに入ることで縦のスピードを増した鹿島は少しばかり持ち直すが、それでも状況を打開できるほどではなかった。
だが、鹿島には本山がいる。78分、興梠に代わってピッチに立つとポジションを自由に変えながら攻撃へのギアを一気にトップへ入れる。そして終了間際の86分、西のスローインから遠藤が右サイドの本山へボールを渡すと、本山はテンポを少し遅らせながらダイレクトでゴール前へクロスを入れる。これをゴール前で待つ大迫が滞空時間の長いヘディングで見事に捉え、新潟ゴールに突き刺した。この豪快な一発で鹿島は虎の子の1点を物にし、90分を戦い終え1-0と勝点3を物にした。
「本山のような能力を持った選手を使えることは監督として誇らしいこと」。今日の新潟戦は試合後、ジョルジーニョ監督が嬉しそうに言ったこの言葉に全てが集約されていると言っても過言ではないだろう。これで鹿島は土曜の他チームの結果次第では予選グループを突破できるところまで駒を進めた。試合自体は低調なものだったが、この新潟の地で勝点3を手にしたことが一番大きな成果だ。


















・複雑なことをする必要はない。シンプルかつ効果的なサッカーを展開しよう。
・シュートの意識を高くもち。チャンスをものにしろ。
・攻撃は何度かいい形を作る事が出来ている。素早くサポートに入り続けること。
本山のような能力を持った選手を使えることは監督として誇らしいこと。今、順位は2位だが、次は清水との直接対決なので、1位になる可能性もある。そこを目指してやっていきたい。リーグ戦では清水に大敗したが、チームとしても安定したパフォーマンスができるようになってきているし、今度はホームなのでそのアドバンテージも活かしてやっていきたいと思う。
ドリブルで行こうか迷ったけど相手の戻りが遅かったから、戻る前にクロスを上げた。確実なプレーをするか迷ったけど、サコが良く決めてくれた。あのボールを決めたのはビックリ。点を取るまでも裏で起点を作れていたし、シュートまで行けた。
【大迫 勇也】
胸トラップするか迷ったけど、決まって良かった。モトさんとは今週、ずっと練習を一緒にやっていたので、俺のことを見てくれると思っていた。(長い時間の)途中出場は久々できつい。
【曽ヶ端 準】
何度かスルーパスを出すことができたが、しっかり守ることができた。アーリー気味のクロスも多かったが青木や大樹が良いポジションを取って跳ね返してくれたので助かった。
【青木 剛】
無失点でアウェイで勝って帰れるのは良かったと思う。失点しなければ攻撃陣が点を取ってくれると信じていた。満足してはいけないが連勝で中断に入り、再開した試合で流れを継続出来て良かった。次も勝てるように準備したい。
遠藤選手、柴崎選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください。