
前半にPKから先制された鹿島は後半に一時は遠藤、ジュニーニョのゴールで逆転したものの、残り7分から2失点してしまい、悔しい逆転負けを喫した。これで鹿島はナビスコカップ予選リーグで初の黒星、勝点で清水に並ばれてしまった。
最終ラインに昌子、中盤と前線は土曜の磐田戦から総入れ替えとまたしてもターンオーバー制で臨んだ鹿島だったが、前半はゲームキャプテンの本山を中心にボールをキープするものの、縦パスをカットされカウンターを受けるという展開が続く。それでも17分、中澤のバックパスを岡本がかっさらい、GK飯倉と一対一という絶好機が訪れる。ここで先制できれば、かなり楽になった鹿島だったが、岡本の放ったシュートは飯倉の好セーブに阻まれた。
好機を決められなかった鹿島は逆に36分、PKから兵藤に先制を許し0-1で前半を折り返した。
この嫌な流れを変えるため、ジョルジーニョ監督は後半開始から梅鉢と増田に代え、柴崎と遠藤をピッチへ送り出し、チームにダイナミズムを与える。この交代策が奏し、鹿島は横浜FMからゲームの主導権を取り戻した。その功労者でもある遠藤は58分、左サイドから得意のドリブルでエリア内に侵入しそのまま横浜FMゴールにボールを叩き込み、同点とした。
中澤、栗原ら日本を代表するDF陣に囲まれながら個人の力で決めきった遠藤のスーパープレーで鹿島はさらに勢いに乗る。68分、今度はカウンターから新井場のパスを受けた本山がノールックでダイレクトパスを左サイドを走るジュニーニョに通し、最後はジュニーニョが難しい角度から左足で見事な逆転ゴールを決めた。
ここから完全に鹿島のペースとなったかに見えたが、これで終わりではなかった。83分、中村のクロスを曽ヶ端がファンブルしたところを齋藤から押し込まれ、鹿島は横浜FMに2-2と追いつかれてしまう。
3連勝中というナビスコカップでのいい流れを切りたくない鹿島はその直後の85分、こちらも後半からの出場となったドゥトラのラストパスを受けた遠藤がニアへ決定的なシュートを放つ。これは決勝ゴールとなったかに思われたが、前半の17分に続き、またしてもGK飯倉のスーパーセーブに阻まれてしまった。
チャンスの後にピンチあり。まさにその言葉通り、その1分後、エリアのすぐ外から大黒に見事な左足ミドルシュートを決められてしまう。鹿島はその後、遠藤、ドゥトラを中心に攻めの姿勢を見せるが結局、スコアは変わらず2-3と悔しい逆転負けでニッパ球での激闘に幕を閉じた。
得意のナビスコカップでも初黒星を喫してしまい、これで公式戦4試合未勝利となった鹿島。週末の札幌戦までこの悔しさを胸に更なる努力をチームには期待したい。

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・失点したことでなく、得点することだけを考えよう。
・バックラインからのボールをもっと早く前線にだすことで、全体のテンポを上げよう。
・セカンドボールをもっと獲っていこう。
・攻撃は奪ったボールを下げずに、前に出していこう。
・サイドチェンジを有効に使っていこう。
ジュニーニョが点を取れたことは非常に良かった。前半は主導権を握られ、不用意なPKで失点してしまったが、後半は遠藤や柴崎が入り主導権を取り返すことができた。しかし相手にも中村選手やマルキーニョス選手など質の高い選手もいて、いいパフォーマンスだったので称えなければいけない。
だが総合的に見て、決して悪い試合ではなかった。今日の良かったこと、悪かったことをしっかり分析して週末の試合につなげたい。
勝てる試合だった。でもジュニーニョも点を取ったし、次につながると思う。残り20分、ゲームをコントロール出来なかった。反省するところはする。
【遠藤 康】
最後のシュートを決めたかった。逆転してからチームとしてやり通せなかった。いつも通り攻めていたけど逆転してから守りに入ってしまった。
【山村 和也】
2-1になってからラインが重くなりすぎた。中盤を押し出してあげれば良かったと思う。悪い部分が出てしまっている。もっと耐えられれば、中盤が楽になる。
【岡本 英也】
最初の失点も自分が絡んでいる。(前半17分の)一対一の場面もあれを決めないといけなかった。右サイドを狙った。それくらいしかシュートチャンスもなかった。もっとゴール前でのプレーできるようにならないといけない。
昌子選手、曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。