
前半、初優勝を狙う仙台に圧倒され1-3と折り返しながらも、鹿島は後半に入ると大迫、興梠が誇りと意地の逆襲で3-3とし、その後も圧倒的に攻めたが結局、4点目を奪うことが出来なかった。これで鹿島は勝点40、順位は暫定で13位と前節から変わらない結果に終わった。
序盤、前から相手を上回るプレッシングをかけながら仙台ゴールに攻める鹿島の時間帯が続く。しかし12分、一瞬の隙を突かれ、カウンターから赤嶺に先制点を奪われる。この失点で浮き足立った鹿島は試合の主導権を仙台に奪われる。そして22分、今度はウイルソンからこぼれ球を詰められ、2点目を失った。
相手の最も警戒しなければならないFWの2人に決められるという厳しい展開に、ジョルジーニョ監督は思い切った策に出る。何と26分に増田に代えジュニーニョをピッチへと送り出し、攻撃的な布陣にすると先ずは30分、大迫のパスから興梠が決め、スコアを1-2とした。そして33分には本田を代え本山までもこの早い時間帯に投入し、攻撃の手を強める。
だがこれが仇となり、39分、またしてもカウンターから赤嶺に決められる。これで1-3と鹿島は苦闘したまま、前半を折り返した。
しかし鹿島は後半に入ると別のチームかのようにアグレッシブに前へ出た。そして開始直後の47分、ジュニーニョのクロスに大迫が"カンフーキック"で仙台ゴールへ叩き込み、スコアを2-3とする。こうなると完全に試合の流れは鹿島に傾く。本山、柴崎が面白いように前線の大迫、興梠へパスを出し、仙台ゴールを脅かし続ける。そして76分、柴崎、本山が浮き球でパスをつなぎ、最後は興梠が豪快なボレーシュートを決めた。
スコアを3-3とタイにした鹿島はその後も仙台を圧倒する。リーグ開幕戦でのアウェイゲームでは0-1と敗れた相手だけに是が非でも4点目を取り、勝点3を奪うことは選手たち全員が強く望む結果だった。しかし結局は3-3のまま、試合終了のホイッスルを聞いた。新井場がJ1通算出場400試合、そして青木がJ1通算出場300試合という記念日だったが、鹿島は勝利までは手にすることができなかった。
依然、混沌とする残留争いの中、鹿島は勝点を40に積み上げたことによって少しばかり残留へと歩みを進めた。だが我々が望むのは、勝ちきる強さを備えた鹿島の復活。残り2試合、ぜひそういった姿を見てみたいものだ。




















・ゴールマウス周辺では、攻撃でも守備の場面でも落ちつくこと。
・相手への寄せと球際は厳しくいこう。気持ちで相手に負けるようなことがあってはならない。
・リードしてアドバンテージはあるが、後半の入り方は0-0のつもりで集中していこう。
前半が情けなかった。やりやすかったけど、失点するタイミングや仕方が悪かった。後半は前から行くことで点が取れるようになった。前から行く方がアントラーズらしい。(ハーフタイムに)もう1点取れればイケると言う話をしていた。後ろを見ずにやるしかないと思った。仙台もそう思ってるかも知れないけど、勝てた試合だった。3-3から決められれば良かった。
【西 大伍】
最低限の結果だと思う。2点差だったので、このような展開になるとは思っていた。後半開始早々に点が取れたのが大きい。(自分のシュートは)パスよりもシュートを弾いたところを狙ってもらった方が良いという判断。
【本山 雅志】
久しぶりに長い時間の出場で疲れた。後ろに下がらない方が良いとか前に張りつくなと言われたが自由にやらせてもらった。今日は勝ちたかった。負けると下からも上がって来る。引き分けはプラスに考えたいけど、ちょっと残念な結果。(アシストは)あそこでパスをもらうのが自分の仕事。
【青木 剛】
勝点3を狙っていたので望んだ結果ではない。自分たちが攻めている中でボールを奪われ、仙台にとっては勢いが出やすい形になってしまった。ビハインドながらも点を奪いにいったのが、同点に追いついた理由。前半と後半は大きく展開が変わったので、前半から出来ればよかった。
岩政選手、興梠選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。