
リーグトップのゴール数という攻撃力を持つG大阪相手に守備を重視して臨んだ鹿島だったが、カウンターから2ゴールを奪う見事な試合運びも空しく、終了直前に同点ゴールを決められ、2-2のドローに終わった。大迫のワントップ、そして本田、小笠原、柴崎とボランチを3枚並べた4-3-2-1という布陣はうまく機能したものの、降格圏内をさ迷うG大阪に意地を見せつけられた形となった。
序盤、日本代表の遠藤がコントロールする中盤からの分厚い攻撃を仕掛けるG大阪に対し、鹿島はしっかりとブロックを形成して守りから入る。中盤での粘り強い守りと岩政、青木のCBコンビが中央でどっしりと構える最終ラインと2段階でG大阪の攻撃を封じ込めた。
そして9分、ワントップでボールをキープする大迫がうまく時間を作り、レナトへラストパスを送る。これをレナトが相手GKの藤ヶ谷をあざ笑うかのようなフワリとしたシュートで、先制点とした。
欲しかった先制点を早い時間帯で取った鹿島だったが、その後も守りから入る戦い方は変えなかった。しかし25分、スローインからレアンドロに豪快なダイレクトボレーを決められ、同点にされてしまう。
これでホームのG大阪が畳みかけるように鹿島ゴールへと襲いかかってきたが、ここでも小笠原、本田を中心に鹿島は辛抱強く守りきった。そして38分、またもカウンターから大迫が起点となり、レナトが左足シュートを放つ。これは藤ヶ谷に抑えられたが、そのこぼれ球をドゥトラが相手DFを追い越す反応の良さでG大阪ゴールへ流し込んだ。
最高の形で前半を戦い終えた鹿島は後半に入っても、守り重視の姿勢は変えない。56分、ドゥトラに代え遠藤、そして74分には疲れの見えた本田に代え昌子、レナトに代え本山を投入し、逃げ切りを図る。
だが最後の最後にサッカーの神様は鹿島から勝点2を奪ってしまう。後半の4分というアディショナルタイムを半分消化したところで、加地のクロスからまたしてもレアンドロに豪快な一発を決められ、万事休す。結局、2-2のドローで万博でのアウェイマッチを戦い終えた。
「今日の不運はG大阪にレアンドロがいたこと」。試合後、ジョルジーニョ監督はそう評した。その言葉通り勝点2を失った鹿島だが、ここ最近なかった安定した試合展開だったことも確か。次節は気持ちも一新して、ホームでFC東京を打ち破りたいところだ。


















・全員で守備の意識を高く持ち、声をかけ合い、助けあうこと。
・ピッチコンディションは滑りやすくなっている。エリア周辺でチャンスがあれば迷うな。
・相手のカウンターしっかり対応を。
・簡単にこじ開けられないが2人目、3人目と攻撃を仕掛けて全員で獲りに行こう!
最後に相手が前に出てくる、ロングボールで来ることは当然のことだし、我々にとって不幸だったのは、G大阪にレアンドロがいたことだと思う。
勝点3を持って帰られる状況だったのが、勝点1で帰らざるを得なくなったことで敗戦のような気分だが、守備面で全員が気持ちを統一できたことなど収穫は多い試合だった。
次節はホームでの試合だが、今季4試合ほどホームゲームを落としている。これは鹿島にしてはあり得ないことだし、残りのホームゲームはしっかり勝って、できるだけ順位を上げ、ナビスコカップ、天皇杯とタイトルを狙っていきたい。
勝っていた試合だから、引き分けは納得できない。もっと上手く時間を使えば良かった。反省している。サコに負担がかかるけどボールも収まるし、4-2-3-1は手応えを感じている。自分たちは自力で上にいけるので切り替えたい。しっかり走って次の試合に備えたい。
【小笠原 満男】
残り時間を守るとか、そんなに割り切ったわけではないが、作戦上のことは言えない。勝ち点3を取りたかった。
青木選手、本田選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。