
前半に数多くあったチャンスを決めきれず、鹿島は降格圏内から脱出を図る新潟へ勝点3という大きなプレゼントを与えてしまった。試合後、ジョルジーニョ監督も「シーズン前に掲げていた優勝という目標は、かなり難しいと言わざるを得ない」と言う厳しい結果に終わった。
序盤、西、ドゥトラ、大迫を累積警告の出場停止、中田、小笠原を負傷で欠く鹿島だったが、代役として入った増田、遠藤、ジュニーニョらが新潟のギャップを突き、数多くのチャンスを作り出す。また右SBに入った青木も慣れないポジションながら、相手の左サイドは確実に抑え、守備に安定感をもたらした。
しかしいくらチャンスを作れど、今日の鹿島はゴールから見放されていた。特にジュニーニョは前半4本のシュートを放ったが、どれも確実性を欠き、その自慢の決定力を発揮することは出来ない。また遠藤、レナトらにもビッグチャンスが回って来たが、やはりここも決めきることができなかった。
チャンスを無駄にし続ける鹿島は38分、逆にカウンターからミシェウに技ありのシュートを決められ、0-1とされてしまう。その後も何度か新潟ゴールへ迫ったが、結局、1点リードされたまま、前半を戦い終えた。
状況を打開すべく、ジョルジーニョ監督は後半開始から増田に交代して、6月27日のナビスコカップ・清水戦以来の出場となった本田を投入する。その交代策が功を奏し、本田は中盤の底で抜群の安定感を見せる。また本田の存在により柴崎が前線へ飛び出す回数が多くなる。だが新潟の分厚い守備を破れず、シュートも枠に飛ばない。
また終了間際には山村がドリブル中にブルーノ ロペスのチャージを食らい、プレー続行不可能になるなど、鹿島にとっては不運も重なった。結局、鹿島は90分間で18本ものシュートを放ちながら1点が奪えず、0-1と今季10敗目を喫してしまった。
順位は13位のままながら降格圏内との差も縮まり、かなり厳しい状況に陥った鹿島。先ずは次節の神戸戦から1つ1つ勝点を積み重ねる作業を続けなければいけない。もう、時間はない。

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・スパイクの刃の先まで勝利への意欲をこめてプレーしろ。
・あわてずに自分たちのペースでビルドアップして、チャンスを作っていこう。
・攻撃は奪ったら早く。難しければ、ボールを保持する時間を作ること。
・残り45分、しんどいがしっかり戦おう。勝利を引き寄せるぞ!
シーズン最初の目標はもちろん優勝だったが、それはかなり遠ざかったと言わざるを得ない。ただこのリーグ戦ではまだ果たさなければいけない義務というものがあって、それをしっかりと果たさなければいけない。
(出場停止や怪我で多くの選手を起用することが出来なかったが)いない選手のことを話しても仕方がない。青木は本来のポジションでないところをやってもらわなければいけなかったが、やれる範囲で素晴らしい役割を果たしてくれた。またジュニーニョも増田もしっかりとやってくれた。増田のポジションに関しては、後半から少し違う役割を与えたいということから本田に代えただけだし、本田も期待に応えてくれた。もちろん、我々の目指すところは勝利することなので負けたことは非常に残念。ただ一定の成果もあった。
アントラーズとしては常に上位にいるべきクラブ。今後はそういう戦いをしていかなければいけない。
ゴールに直結するようなボールを入れれば良かった。相手は引いていたしボールをためちゃうと相手が守備を整えて難しくなるので、もっと早くボールを入れないといけない。個人的には体も動いたし良かったけど、試合に勝たないといけない。
【本山 雅志】
ボランチに真ん中で守られたのでサイドを使って攻めたが、自分のクロスも含め精度をもっと上げられれば良かった。敵が引いていたので考えてボールを回すことも必要だった。攻められてる時のリスクマネージメントが出来ていなかったので気をつけないといけない。
【青木 剛】
結果は結果なのでしっかり受け止めないといけない。カウンター1本でやられ、相手が出て来なくなり、引いた形で最後まで守られた。SBは守備をしっかりやって攻撃に転じると思っていたが、先制された後、後ろからビルドアップする形が多かった。自分が出来ることを模索しながらプレーしたが、結果につながらず残念。
岡本選手、岩政選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。