
鹿島が大迫の2ゴールで首位の広島と分けた。ここで勝って、勝点を一気に詰めたいところだったが、最後の3点目が取れずに勝点1を共に分ける結果となった。
序盤、蒸し暑さとアウェイゲームだからか、ゆっくりとしたペースで試合を進めようとする広島に対し、ここで是が非でも首位の広島を叩いておきたい鹿島は中盤の小笠原、柴崎を中心にボールポゼッションを高め、チャンスをうかがう。そして何度かチャンスを作り出すが、先制点を奪えない。すると39分、高萩のイマジネーション溢れるプレーからチャンスを作られ、こぼれ球を佐藤に決められ、先制される。
一瞬嫌な雰囲気となったがここで絶対に負けられない鹿島は前半終了間際、西のゴール前へのフワリとしたクロスが相手のクリアミスを誘い、最後は大迫がダイレクトで同点ゴールを奪った。
絶好のタイミングで最初の45分を折り返した鹿島だったが後半開始3分でCKから森脇に2点目を奪われる。このリードによりシステムを完全に5バックへ切り替え、逃げ切りを狙う広島だったが、その壁を崩そうと鹿島は必死に攻め立てる。そして74分、右サイドの西が起点となり小笠原、本山の絶妙なコンビネーションから、最後は本山のグラウンダークロスから大迫がこの日2点目を決め、同点に追いついた。
これで勢いづいた鹿島はさらに広島ゴールへ襲いかかる。そしてアディショナルタイムに入った終了間際には大迫が芸術的な孤を描くミドルシュートを放ち、このハットトリックでついに逆転かと思われたが、ボールは無情にもポストに嫌われる。最後まで3点目を狙った鹿島だったが、無情にも試合終了を告げるホイッスルが鳴り、2-2のドローに終わった。
試合後の選手たちは悔しさを露わにし、ジョルジーニョ監督は「勝点2を失った試合」と表現した。しかし首位の広島に対し、最後まで攻めて勝とうとした執念は強い鹿島を思い出させるに十分だった。残り15ゲーム、選手たちは一丸となって戦い続けることだろう。


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・足元にボールがある時とない時での、集中力に差があってはいけない。
・後半の入り方が肝心となる。立ち上がりの10分で勝利への意欲を表現しろ。
・サイドからのアプローチをしっかり。
・相手のカウンターに気を付けよう。
もうひとつ冷静になって、ボールを出せればよかった。最後のほうは攻めることができていた。ただ、結果として同点にすることができてよかったと思う。サコがよかったよね。
【遠藤康】
(前半は)相手もゆったり、こっちもゆったりしたペースだった。ああいうときにセットプレーで点をとれると楽になる。とりあえず、やられないことを第一に考えていた。ミスもあって点をとられてしまったけれど、(同点に追いつくことができて)底力を出せたのではないかと思う。
【曽ヶ端準】
先に点を取られても追いつけたことはプラスだと思う。このコンディションでみんなよく走れていたし、攻守の切り替えもよくできていた。こういう展開でチーム状態がよくないときは、相手に点を取られて負けることが多いけれど、今日はみんな最後までよく頑張っていたと思う。
青木選手、大迫選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。