
90分を通じて両者が攻め合う好ゲームとなったが、永井に2ゴール1アシストとやられ、鹿島はリーグ再開初戦を勝利で飾ることが出来なかった。興梠の先制点、そして本山の同点弾はいずれも素晴らしいシュートだっただけに悔しさが残る結果となった。
序盤、ダニルソン、中村、吉村らを負傷で欠き、ワンボランチにダニエルを据える急造布陣で挑んできた名古屋に対し、鹿島は中盤の構成力から落ち着いた形で攻めを仕掛ける。しかしバイタルエリアに入ってからの仕掛けに関しては闘莉王、増川ら名古屋の最終ラインにしっかりと守られ、なかなか突破口を見いだせない。このため、遠目から遠藤らがミドルシュートを放ち、陣形を崩そうとするもしたたかな名古屋DF陣から綻びを見い出すことは難しかった。
しかし前半終了直前の44分、柴崎が相手のパスをインターセプトしてからのドリブルで攻め上がる。そして、相手DF陣を十二分に引きつけてから左サイドを走る興梠へラストパス。これを興梠がうまくダイレクトで合わせ、鹿島は待望の先制点を得て前半を戦い終えた。
後半に入ると、増川との交代で田口を入れ、ダニエルを最終ラインへ下げた名古屋に主導権を握られる。そして59分、藤本とのコンビネーションから永井にスーパーゴールを決められ、同点にされるとその7分後には永井のスルーパスから金崎に決められ、1-2とリードされる。
一転して追う展開となった鹿島だったが、後半途中から交代出場した大迫、本山のコンビで同点に追いつく。77分、ボランチのポジションに回った遠藤からのロングパスを大迫が胸で落とし、本山が巧みなステップから左足で絶妙なシュートを決めた。
だが86分、永井にまたもやスーパーなシュートを決められ、再びリードを許す。この直後、CKの場面でケネディのハンドは意図的ではないと判定される不運もあり、結局、鹿島は2-3とホームでのリーグ再開初戦で勝点3を得ることができなかった。これでまた13位と順位を落とした鹿島が次節対戦するのは、昨季王者の柏。厳しい戦いが続くが、次は意地を見せて欲しい。

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・各エリアでリスクマネージメントを徹底することで最終ラインの負担を軽減しよう。
・両サイドのスペースを有効に使うことで相手DFを横に引き伸ばし中央に穴をあけろ。
・まずは1ゴール、しっかり決めていこう。
・最後まで絶対あきらめずに闘っていこう。
後半、失点してオーガニゼーションを失い、逆転された。同点には追いついたが最後は相手の能力をほめなければいけない部分もある。繰り返しになるが、決めるべきところで決めないとしっぺ返しを食らう。こちらは多くのチャンスを物に出来ず、相手は少ないチャンスを物にした。
シュートはジャストミートしなかったが、相手が寄せて来る前に打ち抜いた。コースは狙っていた。3点目を取られるまでは自分たちのペースだったと思う。スルーパスを狙ったけど通さないといけなかった。勝てた試合だと思う。残念な結果。
【興梠 慎三】
先制したのは良かったが、他にもチャンスはあった。いい流れになったと思うけど、後半の入り方が良くなかった。モトさんからのパスは決めないといけなかった。あれを決めていたら流れが変わったと思う。自分自身は1点は取れるようになったけど、2点目が取れない。チャンスに確実に決められないと。
【遠藤 康】
点が入ってから気持ち的に引いてしまった。そういう時の名古屋は強い。みんなで前からもう1点取るつもりでいけば違ったと思う。勝てた試合だった。
【柴崎 岳】
(アシストの場面では)どっちに出しても決めてくれただろうけど、スペースがある方に出した。決めてくれて良かった。インターセプトは常に狙っているし、うまく取れたかなと思う。僕にとってアシストはめずらしいし、ゴールと同じくらいうれしいもの。勝てるチャンスがあったけど、守備で修正点があったので、前向きにやっていこうと思う。
青木選手、岩政選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。