
野沢のリーグ戦4試合連続ゴールとなる芸術的なミドルシュート弾で鹿島がリーグ再開初戦を飾った。この勝利で鹿島は順位を2位へ上げ、首位清水との勝点差を1とした。

前半、完全に引いた布陣の湘南に対し鹿島はポゼッションからどんどん前へ出て攻め込む。湘南が引いた分、鹿島の選手たちはペナルティーエリア前に出来たスペースを自由に使い、ミドルシュートを打ちまくった。この作戦が功を奏してか、9分に鹿島が嬉しい先制点を得る。小笠原の鋭いパスをマルキーニョスが受け、野沢に渡す。湘南の選手が誰もプレスに来ないのを見計らうと、チーム一のテクニシャンは狙いすましたミドルシュートをゴール右隅に沈め、リーグ戦4試合連続となるゴールを決めた。


この野沢の芸術的なシュートでリードした鹿島はさらに湘南を攻め立てる。守っても15分に湘南のセットプレーからヘディングシュートを放たれ、あわやと思われたが、守護神曽ヶ端がビッグセーブで失点を防ぐ。攻守に渡り終始ゲームをコントロールした鹿島は1点リードしたまま、前半45分の戦いを終えた。


後半に入っても鹿島の優勢は変わらない。追加点を狙いに行き前へ出る鹿島だったが、消極的なプレーに専念する湘南を崩せず、なかなかゴールが決まらない。この状況を打開すべく、オリヴェイラ監督は60分、遠藤に代えフェリペ ガブリエルをピッチへ投入する。


するとその5分後に小笠原のスルーパスから興梠が見事なターントラップで浦和から移籍してきたばかりのGK都築と一対一となる決定的なシーンを生み出したが、ブロックされ、これもゴールには至らない。その後も自陣に引きこもった湘南の守りに手こずり、結局1-0の最小スコア差で再開初戦を勝利に終えた。


Jリーグ再開を待ちわびていたファン・サポーターにとってはいささか消化不良のゲームとなってしまったが、この勝利で鹿島は勝点を24に伸ばし首位の清水との勝点差を1とし、順位を2位へ上げた。ここからまた、リーグ4連覇へ向けて長い戦いが始まる。



・相手のカウンターに注意すること
・攻撃に移った時に自分達のボールを大切にすること
(Q:新井場とジウトンについて)
新井場、ジウトンという組み合わせは今回が初めてではない。選手にとっても戸惑うこともない。ジウトンも攻撃のチャンスを作っていたし、新井場も右利きだし、再三シュートを狙ってチャンスを作っていたので今日は非常に良かったと思う。
(Q :シャルケに移籍した内田について)
理想としては、いてほしかった部分はある。ただ、サッカー選手として1度しかない人生、人間としてプレーヤーとして成長するためのステップなので、将来の夢を持ち続けてプレーすることは大事。個人的には彼が(シャルケで)成功することを望んでいるし、ブンデスリーガという世界の舞台で活躍することを期待したいし、彼を応援していきたい。
相手は極端な戦い方をしてきたので自分達はもっとゴールを取りたかった。でも再開後最初の試合だったし、しっかりと勝点3を得られたのは大きいと思う。
【遠藤 康】
体は軽かったし、コンディションは良かった。満男さんが「もっと自由にやっていい」と言ってくれるので、もっと攻撃的にやれればよかったと思う。ああいう風に引かれた中で1点とってすごく楽になった。タクさんがいい時間帯に点を取ってくれたと思う。
【中田 浩二】
プレシーズンマッチの千葉戦でああいう試合の入り方をしてしまったけれど、今日はしっかりと試合に入れたと思うし、いいサッカーが出来たんじゃないかと思う。もっと点を取れればよかったが、いい崩し方も出来ていたし勝点3を取れたことがすべてだと思う。
【野沢 拓也】
中断明けということもあって、今日は大事な試合だった。僕らは追う立場なので勝点3を取ることだけを目標としていた。(ゴールは)狙い通りだった。相手がプレスに来なかったのでゴール隅を狙うだけだった。
【新井場 徹】
相手が引いて来るのは想定内だった。追加点を取るチャンスがあった中で点を取れなかったので課題の残る試合になってしまった。これから夏場になったらもっと苦しい試合が続くと思うので、目の前の試合に集中してしっかり勝点を積み上げていきたい。