▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第25節、味の素スタジアムでFC東京と対戦した。
強風と小雨の日中を経て、迎えたリーグ戦再開初戦。アントラーズはアウェイ席が完売となった味の素スタジアムへ乗り込んだ。
雨脚が強まるなか、序盤からアントラーズ、FC東京ともにアグレッシブに前へ出る。10分、小池のパスを受けた荒木がそのままカットインして左足ミドルシュートを放つ。荒木のセンスあふれるプレーだったが、これはわずかに外れた。
15分には古巣対決となった小川の左足クロスからレオ セアラがヘディングシュート。しかし、これは相手GKキム スンギュに止められる。
その後はややFC東京に押される時間帯が続くが、相手の決定力不足もあり、前半はスコアレスで終える。すると後半開始直後から鬼木監督が動き、松村と知念をピッチへ送り出した。
雨が豪雨に変わり、前半同様、なかなかゴールが生まれない。状況を打開すべく、鬼木監督は田川、樋口、溝口と次々とカードを切っていくが、主導権を完全に握るまでには至らない。スコアレスドローで終わることも頭によぎったが、一瞬で生まれたチャンスをアントラーズは見逃さなかった。
81分、後ろからパスを受けた優磨がダイレクトでグラウンダーのクロスをニアに送る。ここに詰めた田川がワンタッチで押し込み、古巣相手に見事な決勝ゴールを決めた。
最後はFC東京に押し込まれるも、守護神・早川を中心にこの1点を守り切り、1-0の勝利。これで勝ち点は同数ながら得失点差で柏を上回り、アントラーズは首位に立った。
前節のホーム柏戦での劇的な勝利をつなげる形で積み上げた勝ち点3。このまま、次節はホームで福岡を圧倒したいところだ。




Q.苦しい時間もあったなか、我慢し続けて守り切った。
A.90分を通してのゲームだと話していた。特に前半は自分たちの守備の狙いをひっくり返されることがあるよと話したなか、自分たちのサッカーを貫こうと。しっかりと無失点に抑えたのは大きかったと思います。後半は苦しくても自分たちのゲームになっていくなか、交代の選手もパワーを持って、自信を持って戦えていた。全員が我慢した結果。後から出る選手につないでいった。総力戦と言うのにふさわしい戦いだったと思います。
Q.首位浮上。
A.それは今知った、そうですか。選手には混戦のなかで下を見る必要はない。唯一順位を気にするなら、一番てっぺんだけだと話をしている。自分たちが首位の座を守るのではなく、突き進んでいく。強い気持ちを持ってやっていく、今はそのような感覚です。
Q.田川選手の評価。
A.亨介はスタメンでもおかしくないくらい、練習から体のキレが一番良かった。戦術的な理由でサブだったが、切り札として。全選手がそれを分かったなかで、彼を狙っていた。しっかりと決定力も出してくれたのは嬉しく思う。競争のなかで、今がいいので続けてほしいと思います。
Q.釜本邦茂さんが亡くなったが。
A.自分はプロになってからの接点はないが、小学生のときに釜本さんのサッカースクールに参加したことがあるので、勝手に身近に感じていて、(釜本さんが)ボールを踏みつけて、一生懸命小学生の自分たちが蹴るけど動かないでキープされて、そのなかで右足をスポーンと蹴ってもらった。すごく印象に残っています。偉大な方が亡くなったのは残念に思います。そうやって自分の心に鮮明に残っているので、偉大な方がサッカーの歴史を作っていると勝手ながら思っています。
Q.後半戦いいスタートを切った。昨年はここから失速した。夏場以降の戦いが重要になると思うが、反省を踏まえてここから頂点を掴むイメージは。
A.夏場のところは選手やスタッフから聞いていました。それも自分たちが勝手に思い込んでいるところもあれば、弱さにつながっているという話をした。今はトレーニングでも鹿嶋は涼しいし、強度あるトレーニングができるので、試合で暑さがあるときもあるが、ポジティブに捉えてやっています。最終的に大事なのは、今日首位に立ったと聞いたが、優勝争いをどういう形で迎えるかが大事になる。対戦相手がどこかではなく、目の前の一試合、一試合に集中して、今日のようにアウェイでも、勝ち点3を積み重ねる。アウェイだから勝ち点1でもいいという考えはなくして、突き進んでいければ、おのずと自分たちが目指すところに到達するのではないかと思っています。
(得点の場面は)体が勝手に反応した。前日の練習でも同じような形で点を取っていたので、その成果だと思う。前半から0で抑えていたし、全員が耐えていたので、自分のところにボールが転がってきて良かった。
【鈴木優磨】
(得点の場面は)お互いに目が合った。僕もベストのところに通せたし、彼もベストのところに出て来てくれた。相手のプレスを見て、攻め急がずに相手を揺さぶることを考えていた。なかなかいい場面を作れなかったけど、一つ決めて勝ちに持ってこれたのは良かった。
【キム テヒョン】
必ず1点は取れるという攻撃陣への信頼があったので、まずは失点しないことを意識していた。優勝するためには勝利が必ず必要だったので、今日はその一歩になったと思う。
【早川友基】
前半は苦しい時間が続いたが、そこを無失点で終えるのと、失点してハーフタイムに戻るのはチーム状況としても大きく違った。苦しいなかでさらにアウェイのなか、無失点で進めていけば1点を取って勝つことが可能だと証明できた。これからも一戦必勝で勝っていくだけ。