▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第37節、アントラーズは味の素スタジアムで東京ヴェルディと対戦した。
いよいよラスト2節となったリーグ戦。優勝争いの緊張感が高まるなか、味スタには多くのアントラーズファミリーが駆けつけ、スタンドの一角を真紅に染め上げた。ホームさながらの声援が鳴り響き、チームを後押しするなかでキックオフを迎えた。
序盤は東京Vがボールを保持し、主導権を握る展開となる。32分には松橋に抜け出され決定機を作られるが、ここで立ちはだかったのは、またしても守護神の早川。至近距離からの強烈なシュートを見事に防ぎ、チームを救う。その後も押し込まれる時間が続いたが、集中した守備で失点を許さず、前半を0-0で折り返した。
迎えた後半、鬼木監督が54分に松村を投入するとこれが流れを変える一手となる。松村のスピードがアクセントとなり、試合のテンポが一気に上がり、徐々にアントラーズが攻勢を強める。
そして74分、ついに試合が動く。72分から途中出場の荒木が見事なスルーパスを一閃。これに抜け出したレオ セアラが放ったシュートはGKに阻まれるが、こぼれ球に松村が気迫で詰める。そのまま、左足で押し込み、アントラーズが待望の先制点を挙げた。
終盤は東京Vも攻勢を強める。87分、谷口の強烈なミドルシュートがポストを直撃するなど、ヒヤリとする場面もあったが、早川を中心とした守備陣が集中力を切らさずに守り抜く。アディショナルタイムは10分に及ぶ長い時間となったが、最後まで全員が体を張ってゴールを死守。アントラーズが1-0で勝利を掴み取った。
激戦を制したアントラーズは、首位の座をしっかりとキープ。そして次はいよいよホームのメルカリスタジアムで、横浜FMを迎え撃つ。再びアントラーズファミリーが結束し、聖地で最高のゲームを魅せよう。




選手には、見えないプレッシャーがあったと思う。途中から相手のゲームになった。そのなかでも慌てることなく、やるべきことをやって、どのタイミングで仕留めるかをよく共有してくれた。途中出場の選手もしっかりと試合に入って、流れを変えて締めてくれた。難しい試合だったが、一丸となって勝利するという目標に向かってよくやってくれた。
ここからは次のゲームに頭を切り替えていきたいと思います。
Q.後半は素晴らしい戦いだったが?
A.おっしゃる通り、素晴らしかったと思います。
前半のピンチの場面で失点をしていたら、流れは大きく相手に傾いていた。あそこで、自分たちがやらなければいけないとなった。それでは遅い。本当は、前半にリードして折り返したかった。それとは程遠いゲームとなってしまった。
ただ、そういうゲーム展開になっても無失点で進めることができたのは、ハヤのスーパーセーブもあった。我慢強く、ゲームを締めてくれた選手たちに感謝している。
Q.前半は少し難しい展開になった。ハーフタイムにはどのような修正をした?
A.相手の狙いの部分とかいろいろあったが、自分たちがやれていないことが多くあったということを共有した。
単純にゴールへ向かうことができていなかった。長いボールだけだった。それが悪いわけではないが、相手の方がセカンドの拾い合いでは上だった。ゲーム展開でできるだけ早く把握すべきだった。
後半は主導権を握ってボールを動かしていこうと入ったが、入りもそこまでだった。そういうなかで、マツのようなキャラクターのある選手を入れた。期待に応えてくれたと思います。
Q.前半を見るともう少し早い交代カードを切っても良かったのでは?
A.もう少し早く交代カードを切る選択もあった。
ただ、ゲームの流れを見たときに、タイミングを見計らっていた。あとは、これだけ緊張感のあるゲームだったので、最後は選手たちが足がつっていたが、表情を見ていると、エネルギーを持ったなかで交代をしていきたいという意図があった。点を取るところでの交代と試合の締め方、そういうところを考えると、あの時間だったと思っています。
Q.途中交代で入った荒木選手に伝えたことは?
A.前半から間で受けられる感じがあった。そこからまた後ろへ下げて、前進できなかったりしていた。
彼が入ったタイミングでレオもボールを触りたくて後方へ降りてきていたが、できるだけそこは任せて2人が先頭でという考えだった。
後ろには前線を動かせる選手がいるので、そっちは任せて、前線の走れる選手に供給したり、点を取る作業をしてくれと送り出した。
ボールを怖がらずに受けることができるし、前進できた。トレーニングから調子が良かった。そういう選手が結果を残していくんだなと改めて思いました。
Q.この結果を受けて、これからどうすべきか。
A.変わらず、自分たちのやるべきことをやり続ける。
チームがハードワークを続けているからこそ、今の位置にいる。
最後に点を取られてもおかしくないなか、半歩でも一歩でも戻る。それが相手のプレッシャーになったり、ミスが起きる。とにかくフリーで打たせない。最後は気持ちだという話をした。どれだけ勝てるか。
最後は相手どうこうではない。チャレンジしなければいけない。ミスを恐れずに、勝たないといけない。引き分けでは優勝できない。自分たちが掴みに行こうという話はした。
Q.柏は、早い段階でリードしていた。他会場の結果を選手に伝えていた?
A.選手にも伝えていないし、自分も情報を入れていなかった。
チームとして、特別なアナウンスはしていない。そこはあまり気にしていなかった。2試合で決めようという話をしています。
Q.松村選手の貢献はどのように感じている?
A.左サイドのところで追い込んでいるシーンがありながらも、逃げられてしまうシーンがあった。
いけば取れそうという感覚があった。後半の早い時間だったが、このタイミングを逃してはいけなかった。彼の推進力はチームとして活かさなければいけないと全員が認識していた。
彼の攻撃でのスピード、守備でのスピード、攻守でスピードを活かしていこうと話している。そこはよくやってくれたと思います。
選手たちはやれることをやった。攻守において、今の力を出せたと思う。この結果は、私の責任です。
圧力や迫力をチームに持たせられるのが、自分の武器。(得点の場面は)相手のミスからだったが荒木が良さを出してレオが抜け出したなか、何かあるのでは、と思い切り走った。いい感じでこぼれてきたので触りたいと思った。うまく触れて良かった。
【知念 慶】
前半は良くなかったけど、無失点でしのいだら後半に1点を取って勝てるという自信みたいなものがみんなにあったので、そんなに慌てていなかった。内容ではなく、結果がすべて。今日勝てたのは本当に大きい。
【早川 友基】
難しい試合だった。優勝がかかる試合はうまくいくことの方が少ない。そこも頭に入れてやれていた。苦しい時間もあったが耐えたあとに結果が待っていると思っていた。残りも勝つだけ。そこに全員がどれだけ力を注げるかだと思う。
【三竿 健斗】
チームとして「最後2勝して優勝しよう」と目標を掲げてやるなか、まずは一つ目に勝てて良かった。自分たちがうまくいかなくても我慢強く、粘り強くというのは話していた。そのなかで後半に1点取って勝てた。崩れずにやれたことがつながって良かった。