▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第35節、アントラーズはサンガスタジアム by KYOCERAで京都サンガF.C.と対戦した。
前節の神戸戦に続く、関西アウェイ2連戦の最終戦。上位対決が続くなか、絶対に勝ち点を落とせない一戦となった。前節に続き、スタンドには遠征してきた多くのアントラーズファミリーが集結。アウェイとは思えないほどの応援がピッチに響き渡り、選手たちを鼓舞した。
試合は立ち上がりからお互いの意地がぶつかり合う展開となる。アントラーズはチャヴリッチやエウベルを起点に攻撃を組み立てるが、京都の高い位置からのプレスに苦しむ。それでも19分、エウベルがカウンターから持ち込み、鋭いシュートを放つがGK太田に防がれる。続く20分にはCKから植田が粘りのヘディングシュートを放つが、これも太田にキャッチされる。
すると36分、京都のカウンターからトゥーリオに技ありのゴールを決められ、0-1と先制を許す。結局、前半は0-1で折り返す。
後半に入ると鬼木監督は46分に知念を投入し、セカンドボールへの対応をケアする。これでアントラーズは主導権を握り、後半は京都に対しての攻勢を強めた。しかし松村、田川、荒木ら攻撃的なカードを次々と投入するも、なかなか同点ゴールが奪えない。
だが、迎えた後半アディショナルタイム、松村の右からのクロスに優磨が鋭く反応し、魂のこもった一撃でゴールネットを揺らす。劇的な同点弾でスコアを1-1に戻すと、直後に試合終了。敵地で貴重な勝ち点1をもぎ取った。
上位チームとの連戦を2試合連続ドローで終えたアントラーズ。勝利こそ逃したが、どんな状況でも最後まで諦めずに戦い抜いた。残り3試合、再び全員で勝利のために挑み続けよう。




Q.ラストプレー、エースの仕事について
A.最後のところは高さとか綺麗な形だけでないと思っていました。その意味では最後まで狙っていたこと、また全員が信じて、泥臭くてもそういうプレーを出してくれた。気持ちがないと追いつけないゲームだったと思う。最後の最後まで足をつりながらも体を張って決め切ったのは良かったと思います。
Q.勝ち点1を生かす、今後に向けて
A.そこがすべてかなと思っています。勝てる保証は一つもない。ホームだからとかもない。目の前の相手としっかり戦うこと、そして、目の前の相手をゲームのなかで見極めて、改善しながら進んでいくしかない。そのためにはプレッシャーを楽しめるくらいの頭を持たないといけない。もっともっと、本当にもっともっとアグレッシブに戦いたい。今日のゲームで思いました。
Q.ここ3試合、前半の出来が良くないように思うが、後半のメンバーとの比較は
A.もちろん後から入った選手の躍動感は素晴らしいものがあります。ただ選手に言っているのは、前半にどれだけハードに戦えるのか。前半に戦っているからこそ、最後、相手が間延びしてきている。神戸もそうだが、自分たちより一枚上手の相手だったが、今日の相手も捨て身でくるのを受けずにやり合えないと、もっと難しい展開になっていたと思う。選手起用どうこうというよりも、与えられた時間で、スタートのところで頑張る人、つないでいく人、バトンタッチしていこうと話しています。そこは、それぞれがしっかりとやってくれている。マネージメントのところといわれるのであれば、そこは自分のところだと思っています。
自分はその場にいなかったが、ドーハの悲劇と呼ばれているような日本代表の試合の、ある意味、亀岡の悲劇というようなシチュエーションだった。今言えるのはそれが悲劇にならないように、あの時、日本代表がそこから立ち上がって今みたいなチームになったように、この最後のワンプレーは生きている間ずっと、僕の脳裏から離れないと思うし、監督として信頼して選手を送り出しているだけに、戦い方がどうとか、最後のワンプレーに対する言及をすべきではないと思っている。
選手とも話したが、事実として、我々にチャンスが残されていないわけではない。日程は少し空くが、次の横浜FM戦でしっかり競争して、勝ち点3を取って、可能性を探り続ける。それしか僕たちはできない。
順位というのは最終戦が終わった後に決まるもの。最終戦が終わる前に確定するものではない。今日首位と詰められたからといって、自分たちがチャンピオンになる保証もない。ここから奇跡を起こせるような自分たちのパフォーマンスを出せるかどうか、選手と一緒にメンタルセットして臨みたい。
ただ、いちサッカーファンとしてはお互いに非常にタイトでタフで面白いゲームが繰り広げられたのではないかと思うが、今日勝たせる応援をしてもらったサポーターには申し訳ない。今日、この亀岡のこの地で見せたものは皆さんの頭の中に残るものとなったのではないかと思う。
守り切ろうとして最後したわけじゃなく、やられてしまったことには後悔はない。ただ本当にワンプレーだったと十何年、監督をやっていてサッカーの厳しさを改めて知るような試合となった。選手も、鹿島の選手も含めてファイティングスピリットを伴う試合だった。
もったいない試合になった。(得点の場面は)クロスに合わせるのは強みでもあるので、ひさしぶりに出たかなと思う。勝ち続けないと優勝できない。今日はなんとかつないだが、自分たち次第。今日に出た課題をチームで共有して改善していきたい。
【松村優太】
(得点の場面は)見ていてニアとファーの間に落とせば何か起こると思っていたが、うまくクロスを入れることができて良かった。勝ち点1で終われたのは大きい。ただ、次に勝てないと意味がないので、いい準備をしていきたい。
【早川友基】
相手のサッカーに付き合う形になってしまったのは反省点。下からつないではがしていく後半のようなサッカーを前半からやりたかった。ここで負けるのか、次につなげるのかという意味では、大きな勝ち点1だった。
【三竿健斗】
我慢強く最後までやるべきことをやった結果、最後に点が取れたと思う。勝ち点を拾えたことはポジティブに捉えるべき。1試合1試合、どの相手に対しても隙を見せずにやるべきことを徹底していきたい。