▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第33節、メルカリスタジアムでガンバ大阪と対戦した。
10月とは思えない蒸し暑さとなったこのデーゲーム。早い段階でチケットが完売となり、メルスタには多くのアントラーズファミリーが駆けつけ、スタンドをアントラーズレッドに染めたサポーターの声援が試合前から、選手たちの背中を力強く押し続けた。
またこの試合は「~茨城発、世界へ~ 理想科学×Antlers ファミリーデー2025」として開催され、この熱い舞台に華を添えた。
序盤は立ち上がりから一進一退の攻防となる。2分、植田のフィードから濃野、チャヴリッチとつなぎ、最後は優磨が意表を突くファーサイドへのシュートを放つが、惜しくも枠を外れる。守っては早川が7分、カウンターからのG大阪の決定機を鋭い飛び出しで阻止。この試合でも、守護神・早川がチームのピンチを救った。
前半は3日前のACL2から先発を7名変え、またいつものスタイルから守備的に変更してきたG大阪に主導権を握られたが、なんとかスコアレスで折り返す。
後半に入っても、G大阪に押される展開とはなったが、66分以降に鬼木監督が立て続けに交代カードを切ると、アントラーズの攻勢が強まっていく。
そして後半アディショナルタイム、津久井のクロスを相手選手がハンドし、VARの末にPKを獲得。しかし、キッカー徳田のシュートは相手GK・一森に止められ、惜しくもゴールを奪うことはできなかった。
その後も最後まで攻め続けたアントラーズだったが、G大阪の分厚い守備を崩し切れず、試合は0-0のスコアレスドローに終わった。
PKを決めきれなかった徳田が試合後も涙に濡れる顔を覆いながら挨拶するなど、チーム全体が最後まで勝利への執念を貫いた。その姿勢に、試合後もスタジアム全体から温かい激励と拍手がおくられる。アントラーズファミリーが最後まで一つになって戦う姿こそ、今日の結果以上にかけがえのないものだ。また前を向き、戦い続けよう。




選手たちは前半にかなり苦しい時間を過ごしたが、後半に押し返してチャンスを作っていた。なので、自分が勝たせなければいけなかった。自分がもっと仕事をしなければいけなかった試合だったと思います。
そこに尽きると思います。
Q.前半は苦しい展開のなかで、なかなか自分たちからアクションを起こすことができなかった。そこはどのように見ていた?
A.一人ひとりのボールを持つ時間や考える時間が長かった。もう少しボールを動かしていくこと、人が動いていかなければ、相手のギャップが生まれていかない。背後も狙っていたが、狙いすましての背後になっていたので、難しい場面が多かった。
ただ、少しずつボールを落とす場所や間に立つことができている。ボールを受けた瞬間に素早く出しどころを見つけていければ対応できていたと思う。思い切りの良さが足りなかったのと、後ろに重くなってしまったと思います。改善していかなければいけないところです。
Q.シーズンは残り5試合。残りの試合へ向けた意気込みは?
A.勝てなかったことが一番悔しい。ただ、それでも勝ち点を積み上げて、首位で次の試合へと向かっていける。自分たちから崩れることなく戦っていける。
試合後のファン・サポーターの皆さんの声や拍手は自分たちへの期待だと思っている。「がんばれ」と言われている。その思いを持って戦っていく。次はアウェイでさらに難しいゲームになるが、皆さんの思いも背負って挑んでいく。
今日も非常にありがたい声援でした。
Q.徳田選手がPKを蹴ることになった経緯は?また、PKを外してしまったが、これからの彼に期待することは?
A.PKに関しては、自分が指名した。結果的には止められてしまったが、期待をしているFWの選手。
ただ、このプレッシャーがかかるなかで、誰を選ぶかというところ。外したからというわけではないが、キックがうまいとかだけではない部分で、もっといろいろな選び方ができたと思う。決めていたとしたら、「良かった」となっていたかもしれない。そこも含めて、勝負。自分の甘さが出た。
判断の部分で、自分の力不足だと思っています。
Q.キム テヒョン選手の評価は?
A.試合を重ねるごとに、自信もついてきて、攻撃の部分も良くなってきている。
守備では、まだまだアラートさが必要ですが、経験を積んだ自信が今の形になっていると思います。スピードがあるので、そのアラートさがより出てくると、CBとして怖い存在になることができる。
まだまだ若いので、これからだと思っています。
Q.全試合で勝ち点3を狙うなかで、引き分けに終わった今日の試合ではプラスに受け止められるところもあると思う。ただ、鬼木監督のなかでは、勝ちきれなかったという悔しさが大きい?
A.今シーズンのスタートから勝ち切るというところを目指してやってきた。今は首位という立場にいるからこそ、勝ち点1よりも勝ち点3を取って進んでいきたかった。それは選手たちにも、ずっと伝えてきている。勝ち点3にできる可能性が自分にはあった。そこの悔しさはあります。
負けている状況であれば同点にもっていかなければいけないし、今日のような状況であれば、なにがなんでも勝ち点3を取らなければいけなかった。
今シーズンは残り5試合ですが、変わらず、そこを目指してやっていきます。
前半は出足が遅く、セカンドを拾われて後手になった。自分たちから難しい展開にしてしまった。内容的にも0-0。勝ち点差を広げられなかったが、いい緊張感を持てるし、直接対決でしっかり勝ち切ればいい。
【徳田 誉】
(PKは)メンタル的なところで自分に勝てなかった。監督に託してもらったので、決めなければという思いをうまく力に変えられなかった。弱さが出た。自分のせいで勝ち点2を失った。これから取り返さないといけない。
【濃野 公人】
勝てそうだったし、負けそうな試合だった。勝ち点を落とした結果になったが、下を向く必要はないし、落ち込んでいる時間もない。いいきっかけになったと思えるよう、次につなげていきたい。
【三竿 健斗】
ラスト10分はいいところが出たが、前半は攻略できていなかった。負けずに勝ち点1を積み上げられたとポジティブに捉えたい。自分たちがこれまでどうやって勝ってきたのかを中断期間に見つめ直さないといけない。
【鈴木 優磨】
相手はブロックを敷いて耐える形だった。予想していた形とは違ったが押し込めてはいて、相手の嫌がるところもつかめていたので勝ち切りたかった。まだ首位を明け渡したわけではない。くよくよすることはない。