▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第26節、メルカリスタジアムでアビスパ福岡と対戦した。
夏休みのホームゲームということで、メルスタは試合前から多くのファン・サポーターでにぎわった。またこの試合は「創立90周年記念 常陽銀行 Powerful Match 2025」として開催された。さらにキックオフ前から知念のJ1通算200試合出場達成を祝うセレモニーが行われ、スタジアムは温かい拍手に包まれた。
試合は序盤から拮抗した展開となるが、アントラーズは福岡のアグレッシブなプレスに手こずり、紺野や名古を起点とした鋭いカウンターに何度かゴールへ迫られる。これに対し、アントラーズもレオ セアラやチャヴリッチを前線に配し、積極的に攻めるが、互いに決め手を欠き、前半はスコアレスで折り返した。
後半開始直後の50分、藤本のクロスを碓井に押し込まれ、福岡にリードを許す。このビハインドを返すべく、その5分後、鬼木監督は知念、舩橋、松村の3選手を一気にピッチへ送り出した。
だが交代直後の松村が左肩を痛めるアクシデントに見舞われ、アントラーズはスピードダウンを余儀なくされる。すると鬼木監督は62分、これがアントラーズでのデビューとなるエウベルというカードを切り、チームにさらなる活力を与えた。
そして84分、ついに歓喜の瞬間が訪れる。69分からピッチに立った田川が右サイドから相手エリア内に進入し、最後は舩橋が技ありのシュートで、同点とする。この執念のゴールでスタジアムのボルテージは最高潮に達した。
12番目の戦士たちの後押しもあり、アントラーズはさらに勝ち越しを狙って攻め込む。しかし、福岡もその集中力を切らさず、カウンターを常に狙ってくる。ヒリヒリした時間が続きながら、90分を戦い終え、1-1のドローで両チームがともに勝ち点1を手にする結果となった。
勝利こそ逃したものの、苦しい試合展開の中でもチーム全体で戦い抜いたアントラーズ。試合中には鬼木監督が、そして試合後にも優磨がイエローカードを宣告されるなど、レフェリーに泣かされる場面もあったが、粘り強く勝ち点1をもぎ取った事実は今後につながるに違いない。
【この試合のトピックス】
・J1通算ホームゲーム入場者数が1,000万人を突破。




Q.前半はビルドアップで前進できなかったり、ミスも出た。監督はどのように見ていた?
A.相手の形は前回と変わっていた。そういったなかで、シンプルに前進できていた時はどんな時なのか。幅の使い方だったり、タイミングだったりでいけるシーンもあれば、逆に自分たちから相手とマッチアップしてしまうシーンを作ってしまった。また、相手が狙っているところでボールを失ってしまった。そこが非常にもったいなかった。自分たちのミスから危ないシーンを作られた。ビルドアップに関してはもう少し余裕を持たせたかった。あとは厳しい局面でどれだけボールを受けられるか。厳しい局面は一瞬。その一瞬を回避すればそのあとに必ずビッグチャンスが訪れる。そこを回避できなかった。もう少し判断材料を自分が増やしてあげなければいけないと思います。
Q.この勝ち点1は、いい方に響いていく?
A.本当に次のゲームへつなげていかなければいけない。勝ち続けたいが、勝利するのが難しい時に引き分けに持っていこうという話は常にしているし、勝てそうな試合はなんとか勝ち切ろうと話している。今日はビハインドの状況からなんとか追いついて、どちらに転んでもおかしくないようなゲームだった。次は勝ち点3につなげていけるようにしていきたい。ただ、選手たちは最後までサポーターの声援に応えてくれたと思っています。
Q.監督がイエローカードをもらったシーン、試合終了後に優磨選手がイエローカードをもらったシーンはどのような状況だった?
A.テクニカルエリアから出てしまったからなのか、異議なのか。異議であれば、そこまで言ってはいない。言っているかな。汚い言葉を言っているわけではない。優磨に関しても、ゲームのなかからジャッジのところで思うところがあったのだと思う。そういうところだと思うが、しっかりと把握していないので、話すのは難しいです。
Q.アントラーズデビューとなったエウベル選手の評価は?
A.今日は短い時間だったが、そのなかでも彼のクオリティは高かった。簡単にボールを奪われないですし、ボールが収まる。それは自分たちの今のサッカーに、非常に必要になってくるところ。突破の期待もある。どこでボールを収めるかが重要。サイドに張っているだけではなく、中央でもプレーができる選手だと、改めて感じた。(加入して)2日、3日と短い時間でのトレーニングだったが、チームメートの特長もつかみ始めている。非常に良かったと思います。
「チャンスがあればシュートを打っていけ」と、監督に言われて入った。それが形になって良かった。個人としても結果を出したかったので良かったが、勝ちにつながらなかったのは悔しい。
【エウベル】
勝ちを目指していたので結果は満足できるものではなかったが、今日このスタジアムでプレーできたのはポジティブなこと。サポーターのみんながあの熱量で応援してくれたのは感動した。これが続けばタイトル争いのときに必ず選手の力になると信じている。
【早川 友基】
難しい試合になった。ゴール前のところはまだまだやらないといけないことが多い。チームとしてもっと詰めていかないといけない。0-0に持っていけば、点を取れるチャンスは出てくる。いかに我慢できるかは大事になる。
【小川 諒也】
前半は悪くなかったと思うが、自分たちのミスからピンチを作ってしまった。勝ち点3を取れなかったとも捉えられるが、今日の勝ち点1が優勝を争うときに大事だったとなるように、自分たちの試合に集中して次の勝ちにつなげたい。
【鈴木 優磨】
主導権をもっと握りたい。相手の時間がだいぶあった。チームとしてどこから優位性を作れているかを把握して、そこを突いていかないといけない。そこは僕も含めてまだまだだなと感じた。