▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第20節、カシマスタジアムでサンフレッチェ広島と対戦した。
水曜日に、ここカシマで天皇杯2回戦を戦い、4-0と群馬を破ったアントラーズ。リーグ後半戦の初戦もホームで迎えることになった。
またこの試合は「SCOグループ THE 105 SPIRIT DAY」として開催され、オリジナル10の上位対決に華を添えた。
試合は序盤からアントラーズが主導権を握る。この日、ボランチでコンビを組んだ舩橋、三竿が的確なボール回しでゲームを組み立てると、両サイドのチャヴリッチ、松村がそのスピードを活かし、広島の守備陣形を崩す。アントラーズが先制点を取るのは、時間の問題かと思われた。
しかし、広島の一撃がその流れを一変させる。19分、中村のクロスから東に絶妙なヘディング弾を決められ、アントラーズは1点のビハインドを背負う。
その後、早く同点へ追いつこうとするアントラーズが攻勢を強めたが、結局、0-1のまま、前半45分を戦い終えた。
後半に入っても、アントラーズは前への圧力を強める。しかし、広島も分厚く、アグレッシブな守備でアントラーズの攻撃を抑えにかかる。ボール際の激しい攻防も続き、スコアは0-1のまま、時間が過ぎていく。
逆に84分、FKから荒木に決定的なヘディングシュートを放たれる。万事休すかと思われたが、ここは守護神の早川がビッグセーブを繰り出し、またしてもチームを救う。
そして試合終了間際の後半アディショナルタイム、左CKから植田が折り返したボールをレオ セアラが抜群の嗅覚で同点弾を押し込む。その後も逆転に向かうアントラーズが90分を戦い抜き、1-1のドローでこの熱闘にピリオドを打った。
試合後、選手たちは厳しい表情を崩すことはなかった。ギリギリで追いついたドローは素晴らしかったが、目指すのは常に勝利だけだ。次は、アウェイ町田戦。新しい仲間も加わったアントラーズが、再び勝利のためだけに戦う。
【この試合のトピックス】
・小川が79分より、途中出場。アントラーズでのデビューを果たす。




ゲームは先制できれば、もっと違った形になっていたと思います。ただ、ビハインドで迎えたなかで、選手たちが諦めることなく、相手に多くの勝ち点を与えることなく、ドローに終わった。選手たちの頑張りは非常に良かったと思います。
内容の部分でも少しずつですが、主導権を握る時間が増えてきている。決定機をより増やしていきたいと思っています。選手たちは、全員が最後まで頑張ってくれたと思います。
Q.前が開いた時にシュートを打つなど、もう少し大胆さがあったら相手を崩し切れたような印象もある。監督はどのように捉えている?
A.もちろん、そういうのもあると思います。ただ、前半はスペースがあって急ぎすぎてボールロストしてしまったり、時間やペースがあるなかでリスクが増えていたところもあった。迫力という部分では多少難しいところもあると思うが、敵陣でしっかりとボールを動かして意図的なチャンスを多く狙っていくという意味では、選手の目線が徐々にそろい始めていると思っている。
今日は相手の高さもあった。最後の方は工夫しながらよくやってくれたと思っています。
Q.今日の試合で、J1通算300試合の指揮となった。現在、アントラーズでキャリアを積んでいることについての思いは?
A.初めて知りました。こうやってアントラーズの監督ができていることを嬉しく思います。こういうゲームで、最後までファン・サポーターの声援があったから、最後、選手のさらなるエネルギーとなった。節目は気にしないタイプだが、今日は選手の気持ちが伝わるようなゲームをこのような雰囲気のなかでできた。試合数関係なく、自分はとにかく勝ちたい。勝ちへと持っていけるように、選手、スタッフ、サポーターと一緒に戦っていきたい。改めてそう感じるゲームでした。
Q.ここ数年、首位で折り返したチームが苦しんでいることが多い。改めて、後半戦に大事なことは?
A.相手の対策は、今の自分たちの力からしたら意識するところではない。自分たちのやらなければいけないことがまだまだ多い。当然守りに入ることもないですし、できれば首位で相手チームを突き放していきたいという思いがある。今回は勝ち点1だったが、考え方は変わらない。自分たちにフォーカスしながらやっていきたいと思います。
勝って試合を終えたかったところだが、劣勢のなかで引き分けに持ち込めたのは良かった。セットプレーは試合を決定づける要素の一つ。相手の守備は堅かったが、練習の成果がいい形で出て良かった。
【溝口 修平】
気持ちを全面に出して戦おうと思って入った。絶対に勝つ、それだけだった。個人的には今日のレベルでもやれることを見せられたと思うが、そこが目的ではない。チームを勝たせるとか、一つ突き抜けないといけない。
【小川 諒也】
無事にデビューできたことは素直にうれしい。4バックの左で入ったが、だいぶ高い位置で攻撃的に行こうと思っていた。今日はチームとして満足していないと思うが、相手に勝ち点3を与えなかったことは鹿島らしい、勝負強さを実感した試合だった。
【濃野 公人】
練習でも自分が入るときは、負けているときや点が欲しい場面だと感じていた。そこで違いをしっかり出さないといけないと思って入った。まだ慣れないところが多かったので、徐々にフィーリングを合わせていきたい。
【鈴木 優磨】
今日の内容であれば勝ちたかった。ただ、やっているなかで成長を実感しながら試合を重ねられているのは(海外から)帰ってきて初めて。今日は勝てなかったが、広島相手にここまで押し込めたのは、満足していないが成長を感じている。悲観する必要はない。