▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2025明治安田J1リーグ第9節、カシマスタジアムで京都サンガF.C.と対戦した。
前節のアウェイ広島戦で0-1と悔しい敗戦を喫し、カシマへ帰還してのホームゲーム。鬼木監督が、「本当に『アグレッシブ』という言葉が一番適切」と警戒する京都との一戦となった。
なおこの試合は、「LuckyFes × ANTLERS SPECIAL MATCH ~茨城からアジアへ~」として開催され、キックオフ前からスタジアム場内外が素晴らしい雰囲気に包まれた。
アントラーズは前節のスターティングメンバーから柴崎、松村、そして荒木の3選手を入れ替え、序盤から試合をコントロールする。左サイドで松村がそのスピードを活かせば、荒木はポジションを流動的に取り、その創造性を見せつける。さらに中盤では柴崎が常に攻撃のギアを入れ、京都守備陣を混乱に陥れた。
そして先制点は、荒木からの一連の流れで生まれた。18分、スローインから荒木が濃野へつなぎ、一旦は京都DF陣に防がれるが、このこぼれ球を拾った柴崎が冷静かつ巧みなボールコントロールからゴール前の優磨へパス。優磨からのラストパスを受けたレオ セアラが見事に決め、これでアントラーズがリードを得る。
さらに30分、今度は左からのFKから荒木がゴール前に鋭いボールを入れると、植田が折り返し、またもやレオ セアラが押し込み、そのリードを2点とした。
ゴールシーンの他にも相手ゴールに迫る回数、ボールの保持と前半は完全にアントラーズのゲームとなったが、後半開始直後は選手交代を矢継ぎ早に施してくる京都に主導権を握られる。すると61分、奥川に決められ、1-2と迫られた。
後半開始からの流れを何とか変えたいは鬼木監督が65分、三竿、小池、師岡をピッチに送り込む。しかし京都はその直後にマルコ トゥーリオ、ムリロ コスタと前線へ枚数を増やし、さらに攻勢を強めた。
この圧力に押されてしまったアントラーズは80分、82分とラファエル エリアスの連続ヘディング弾を食らい、そのスコアを2-3と逆転されてしまう。後半アディショナルタイムに入り、90分+2に師岡がスーパーなミドルシュートを決め、一度は同点に追いついたが、試合終了間際の90分+5、またしてもラファエル エリアスにゴールを許し、3-4。結局、これがファイナルスコアとなり、アントラーズは京都にカシマでの初勝利を献上するとともにホーム無敗記録も27試合で途絶えることとなった。
今季初の2連敗という事実も重なり、非常に悔しい4月最初のホームゲームとなってしまったが、3日後にはすぐにYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦がある。下を向いている暇はない。自分たちを信じ、前へ進んでいくだけだ。




Q.荒木選手を先発起用した。その意図と今日の評価は?
A.広島戦を含めて、非常にいいフィーリングでした。また、今日のように前からアグレッシブに来る相手に対して非常に効果的だろうと思い、彼を起用しました。前半は肝となる部分でしっかりとボールを受けてアクセントになってくれていたと思います。後半の部分で全体的にエネルギーが減ってしまった。ただ、非常に良くやってくれたと思っています。
Q.今日の結果を振り返って。
A.選手には後半が始まる前に「もう一度集中しよう」という話をして、選手同士でもそういう声がありました。そういう意識でピッチに出ていってくれたと思います。だた、実際に後半が始まってみて、少し緩さが出てしまった。そこから相手に勢いを与えてしまった。相手の攻撃のエネルギーが上がっていくということは、サブのメンバーを見たらわかっていた。私含めてそこの話をしていましたが、戦う部分のところばかりになってしまい、ボールを動かすところで主導権を取れなくなってしまったと思っています。
Q.後半に敵陣で起点を作れなかった。そこの修正を踏まえての3枚替えだったのか?
A.そうですね。攻守でバランスが崩れ始めていた。セカンドボールも拾えなかったり、プレッシャーもかからなかったり、後手後手になってしまっていた。試合前から90分通して圧力をかけていきたいという話をしていたので、エネルギーのある選手を入れた。ただ、攻撃と守備の部分のバランスが分かりづらい形になってしまったかなと思っています。強度の部分で勝負をしたかった。そこでエネルギーをかけられなかったなと思っています。
Q.前半は非常にいいシーンが多かった。広島戦では前に入らなかったものが、入るようになった。ただ、それがかすんでしまうような終わり方だった。良かったことと悪かったことをどう整理していく?
A.向上させていく部分は少しずつ、前半のように出てきています。2-0になったときの揃え方。今までだと、2-0でしっかりと守りながらセットプレーやカウンターで追加点というイメージがあると思う。そこで、そういう考えとボールを大事にしたいという思いが入り混じってしまったと思います。整理してやらないといけないところかなと。それでも、そういうなかで3点目を取りに行こうとしていたので。最後の部分で強みを出すことも必要だし、相手の嫌がる部分も含めてパワープレーも必要だと思います。勝つために必要なことはやっていきたいなと思っています。
Q.ホームもアウェイも勝利を求めるなか、ホームでの記録が止まってしまった。負けてしまったことへの受け止めは?
A.悔しい思いがあります。特にこういう敗戦ということもあります。ファン・サポーターの皆さんもそうですし、そういう誇りを持ってやってくれていたと思います。選手たちもその期待に応えようとしてくれたし、そういう気持ちで送り出した。前半はそういうエネルギーがあったなかでの後半だった。自分たちからそういうチャンスを相手に与えてしまった。そこは残念です。記録は途絶えてしまいましたが、ホームゲームを強みとして戦っていきたい。本当に自分たちの姿勢次第かなと思っています。
ただ、次はルヴァンカップもある。勢いだけと言われないように、さらに強いチームにしていかなければいけない。今日は喜んで、明日以降しっかり準備していきたい。
正直、前半は完璧に近かったと思う。相手にチャンスを作らせなかったし、僕らもいい形で点が取れた。それがどうしてこうなったのか。チームとしてしっかり反省することはしていかないといけない。
【安西 幸輝】
勝っている状況の戦い方をもっとやらないといけない。2-0で勝っていてひっくり返されるのは昨年もあった。非常にもったいない。勝ち点3を逃すのは直さないと優勝できない。これはチームとしての課題かなと思う。
【樋口 雄太】
前半はうまくいっていた部分がかなり多くあったので、それでそのままいくのか、3点目を取りに行くのかというところで、少しチームとして曖昧なところがあったのかなと思う。本当に反省しないといけない。
【濃野 公人】
サッカーは流れがあるので、必ずしもすべてうまくいくわけではない。どこかで押し込まれる展開も増えてくるなか、それに耐えることができなかった。前半はほぼパーフェクトな展開から、ああやって逆転されたので修正が必要だと思う。
【荒木 遼太郎】
前半はスペースがあってうまく運べたので良かった。ボールの運び方は改善すべきかなと思う。改善すべきところは結構あるが、終わったことなので、次のYBCルヴァンカップに向けて切り替えたい。