
昨季のリーグチャンピオンである名古屋を相手に戦ったFUJI XEROX SUPER CUPだったが、野沢の芸術的なFKが決まるなど見せ場は作ったもののPK戦に敗れ、今季公式戦初勝利とはならなかった。

序盤、鹿島はお家芸のサイド攻撃で迫る名古屋にやや苦戦を強いられるも、中央ではしっかりとボールをはじき返す。中盤で今日も青木とのコンビを組んだ小笠原は攻撃のリズムを作るべく、前線の興梠、大迫へ早いタイミングでパスを出す。若きツートップもこれに呼応して、何度も名古屋DF陣の裏へ抜けだそうとしていた。
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前半に鹿島が得た最大のチャンスは、29分。左サイドでボールを受けた大迫が田中をかわし、右足で強烈なシュートを放つ。しかし、これはクロスバー直撃という不運で先制点とはならなかった。


序盤と終盤にやや攻め込まれたものの、前半45分は組織だった守備で0-0と折り返す。しかし後半に入って54分、FKから増川に頭で押し込まれ、先制点を許してしまった。


だが、ここから鹿島にもエンジンがかかり、右サイドから新井場、左サイドからはアレックスが前線へ迫り、試合の主導権を握る。そして失点から12分後となる66分、ゴール前25m付近で得たFKを野沢が名古屋の高い壁を物ともせず、名古屋ゴールへボールを突き刺した。これで同点とした鹿島はその後も名古屋を攻め立てる。しかし結局、90分間では2ゴール目を奪えず、勝敗の行方はPK戦へと移った。


このPK戦で鹿島の前に立ちはだかったのは、昨シーズンのJリーグMVPでもある名古屋の守護神楢崎だった。一番手の岩政、3番手のアレックス、4番手の新井場と3人が阻まれ、結局、PK戦は1-3で敗れ去った。


今季初"タイトル"を逃した鹿島だが、90分では今季もタイトルレースのライバルである名古屋と互角のドロー。来週からスタートするAFCチャンピオンズリーグ、そしてJリーグヘ向けて上々の仕上がりと言えるところだろう。シーズンは、まだ始まったばかりだ。





・もう少し落ち着いたプレーをしよう。
・集中、注意していこう。
・パスをしっかりコントロールして、サイドからのクロスで終わろう。
・最後まで、みんなでハードワークをしていこう。
出場してから時間があまりなかったので、攻撃しながらも点を取られないように考えていた。押し込まれた時間帯をしのいだのは良かったと思うが、攻撃している時間に点を取れれば良かった。勝てれば良かったが、正剛さんが凄かった。
【興梠 慎三】
負けたことは最悪。後半、押し気味に試合をすることもできたから、今年最初の公式戦としては良かった。やりたい事も出来たと思う。チャンスを作れた事をプラスとして考えたい。
【小笠原 満男】
勝ちたかった。チャンスは多く作れたと思うが、修正点はある。今日の試合は昨年とほぼ同じ選手だけど、まだ足りないところはある。これからの練習、試合で選手全員が競いあって結果を出せるようにしたい。
※岩政選手、伊野波選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください。