▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第18節、カシマスタジアムでアルビレックス新潟と対戦した。試合前には、ジーコクラブアドバイザーの現役引退30周年記念プロジェクトの一環として、3ゲート階段の壁面にジーコCAを描いたアートも披露され、アントラーズの勝利への期待が高まる。
なお、この試合は「Lemino Day ~日常にエンタメを~」として開催された。
4日前、天皇杯2回戦で奈良クラブを2-1と撃破したアントラーズだったが、その試合から先発7人を変更し、"リーグ戦モード"に仕様を戻した。リーグ戦が2週間ほど空いたことも影響したのか、今日は動きが鈍かった。
前半はほぼ新潟のペースで進み、唯一かつ決定的なチャンスは27分、名古のクロスに師岡が頭で合わせたシーンだった。しかし、これは相手GKの小島に止められ、先制することは叶わなかった。
すると43分、谷口のシュートのこぼれ球を小見に押し込まれ、逆に先制を許す。結局、1点ビハインドで前半を終えた。
この停滞した状況を打開すべく、ポポヴィッチ監督は後半頭から仲間に代え、藤井、師岡に代え、チャヴリッチをピッチへ送り出す。すると50分、左サイドでボールを受けた藤井が鋭いカットインから右足で見事なシュートを決め、同点とした。
ついに反撃の狼煙が上がったが、今日のアントラーズはやはり動きが鈍かった。再三のチャンスも、いつもは積極的な姿勢を見せるチャヴリッチがシュートを打ちきれず、また優磨もシュートを外してしまう。最後まで逆転を目指したアントラーズだったが、1-1の痛み分けに終わった。
試合終了後、落胆と疲労の色を隠せない選手たちだったが、それでもカシマに集ったアントラーズファミリーからは激励の温かいコールが送られた。この借りを、次のアウェイ浦和戦で必ず返そう。
【この試合のトピックス】
・藤井が今季公式戦初ゴール。
・2種登録の徳田がリーグ戦最年少出場(17歳3カ月29日のクラブ記録)。



A.まずひとつは、勝ち点1を取ったということ。そこは悪くなかった。あとはすべて相手に内容を上回られた。我々がピッチで見せたものは、プレッシングではなかった。瞬間的にやりたいことを出せた場面もあったが、全体的にタッチ数が多くなり、連動できずにうまくいかないことが多かった。
普通であれば、内容を相手に取られた試合は、結果がついてこないことが多い。今日唯一良かったことは、勝ち点1を取れた、引き分けに持ち込めたこと。それは我々自身が分かっていることだし、これが本来の姿ではないのは全員がよく分かっていること。修正して今後につなげていかなければいけない。内容として上回られたことは変わらないので、謙虚に何を修正するかを考えて進めていきたい。
Q.前半戦が終わるが現状の2位をどう捉えている?また後半戦に向けて課題や改善点は?
A.2位で前半戦残り1試合まで来ているが、1位でないということが事実。開幕前の皆さんの予想も見させてもらったが、中位だったと思う。その予想からいえば、我々はいけるということを証明できている前半戦だったと思う。
ここまで戦ってきた試合に関しても、チームとしてまとまってインテンシティを持って、相手を上回るプレーを試合ごとに選手たちが示したことで、結果を出してきた。今日はそれができなかった。ただ、さっきも言ったように、ポジティブに考えれば、そういった試合で敗戦ではなく引き分けることができた。最後に逆転することができなかったが、そういった姿勢を見せられたのは良かった。
試合を振り返れば、決定的な場面は我々にも数回あった。それと同時に相手にも同じだけあった。お互いに決定機を作らせた試合になったとも言えるかもしれない。これまで積み上げたことを変えることはない。一つひとつの判断力を上げていくことが必要になる。まずはリカバリーをして、試合に出た修正点を共有しながら次の試合に向かっていきたい。
新潟は、後方からパスをつないでくるというスタイルがある。そのスタイルを崩すことなく向かってくる。うまい選手が多く、要所要所でコンビネーションも使ってくると思う。そこは気を付けていかなければいけない。
自分たちがやらなければいけないことは、相手の良さを消して自分たちの良さを前面に出していくということ。相手はビルドアップに特化しているチームなので、そこにしっかりと圧力をかけて、相手の嫌がる攻撃の形など、自分たちの持っているスタイルをしっかり出して勝ちたい。
先日の天皇杯とはまた違った空気感になると思う。それぞれがいい入りをしていかなければいけない。勢いを持って入ることで、相手に「カシマスタジアムでは勝てない」と思わせるようにしていく。
【名古 新太郎】
チームとしても個人としても、まずは目の前の試合でいい結果を残すことにフォーカスしてやってきた結果が今につながっていると思う。この先もひとつずつ勝利を積み重ねることができるようにやっていく。
新潟はしっかりと自分たちのスタイルを持っている。攻守においても、非常にオーガナイズされている。その中で、自分たちのやるべきことをしっかりやるということが勝利につながってくると思う。
今は、カシマスタジアムで負ける気がしない。そういう雰囲気をファン・サポーターの皆さんが作ってくださる。カシマスタジアムでは相手が嫌がるような空気を作っていかなければいけない。引き続き、皆さんとともに戦っていく。
点を取れたのは良かったが、チームとして勝てなかったので悔しかった。(自分の立ち位置的に)首の皮一枚つながっているという立場で、なんとかしないといけないと思っていた。
ゴールシーンはトレーニングでやっていたことがつながって良かった。2、3試合連続など、連続を重ねていかなければ自信につながらない。次が大事になると思っている。
【知念 慶】
新潟のポゼッションは、秋山選手を中心に後ろの回しがうまかった。前から行っても取れない、自分たちにとって嫌な回し方で、回させるだけであれば怖くないが、焦れて食いついたときにはきちんと背中を使ってきていた。自分たちの土俵に乗せてくれなかった。修正できるところは修正して、切り替えて次の試合に臨みたい。
【佐野 海舟】
内容で負けていた。釣り出されてバイタルエリアが空くことも分かっていたが、もっと自信を持ってやらないといけなかった。一瞬の迷いでズレが生まれた場面もあったので、そこは自信を持ってやるべき。起こってしまったことを振り返るよりも、これからどうするかについて考えていきたい。自分たちはやるべきことをやって、勝利のためにやり続けるしかない。
【早川 友基】
前半に無失点でいけば、得点を重ねて勝てることもできた試合になってしまった。パスを出して関わっていくことで、スペースが空くことをよく相手が理解していた。そこは相手の方が優れていて、自分たちは付き合ってはいけなかった。次の試合に向けて修正していきたい。
【濃野 公人】
中断期間があって迎えたこの試合はワクワク感があった。ただ、今日は気持ちの前に戦術で負けていた。相手の30番が嫌な位置にいたのをおさえられなかったのがうまくいかなかった要因。前を向かれてからの守備時の対応でもう少し我慢しても良かったが、外が気になったところもあって使われたところもあった。経験不足が出た。監督も「下を向くな」と言っていた。しっかりと次に向けて準備していきたい。