▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第3節、町田GIONスタジアムでFC町田ゼルビアと対戦した。
昨シーズン、青森山田高校から黒田監督を招聘するやいなや、J2を制覇しクラブ初のJ1昇格を決めた町田。ここまでG大阪、名古屋と対戦し1勝1分と、J2で見せた勝ち点にこだわる戦い方でJ1の舞台でもその異彩を放っている。
冷たい風が強く吹く、野津田の地で、この難敵に対峙したアントラーズだが、関川、知念を欠く形で最終ラインにはこれがJ1デビューとなった津久井、そしてパレジも中盤でアントラーズ初先発を飾った。
互いに縦への素早い攻撃を志向するなか、序盤は比較的落ち着いた展開となった。しかし、より縦への意識が強い町田に先制点を奪われる。13分、バスケス バイロンからボールを奪取されると素早くつながられ、最後は平河に決められてしまった。早川も反応はしていたものの、これがJ1での初得点となる平河のシュート力に負けた形となった。
この後、バスケス バイロンが自身のプレーで負傷し退場するアクシデントもあり、スローダウンした町田に対し、反攻を狙うアントラーズだったが、先制点を守る意思で全体が統一された町田の牙城を崩すことができない。ほぼ、町田の試合と言っていい内容となった前半で、アントラーズは45分、パレジからのパスを受けた優磨が狙いすましたミドルシュートを放ったシーンが唯一の決定機となった。
後半に入ると、まずは同点を狙うアントラーズが攻勢に転ずる。前への推進力を高めるため、後半頭から入った藤井が積極的にボールに絡んだ。しかし、ボックス内に進入する機会は増えるものの、決定的な場面をなかなか作れない。名古が入り、ボールを保持する時間も増えていったが、堅く守る町田を崩すことができなかった。
終盤には垣田、土居、師岡と立て続けに投入し前がかりで行ったが、結局、最後まで1点が遠かった。まさに町田の術中にはまってしまったと言える、悔しい0-1での敗戦となった。
だが、これで下を向いていてはいけない。次は、ホームのカシマスタジアムで川崎Fと対戦する。どんな時でも、前へ。我らのホームカシマで、今シーズンにかける思いを見せよう。
【この試合のトピックス】
・津久井が、J1初出場初先発。
・パレジが、アントラーズ初先発。



先制点を決められてから我々がやりたいこともでき始めてはいたが、町田のように意識が統一されているチームに先制されると厳しい戦いになる。ゴールを決められないのであれば、決めさせないことが大事。やり切ることができなかったということも、今日の結果につながっていると思っている。
前半に先制されてから、選手たちは我々がやろうとしていることを出してくれた。ただ、相手のペースに飲まれてれてしまい、立ち上がりから相手のペースに合わせてしまっていた。先制される前から、我々が主導権を握って、試合を動かしていくということをもっとやっていかなければならない。
ポジティブなことを言えば、センターバックの津久井がキャリアで初めて出場を果たし、いいプレーを見せてくれた。それはチームにとっていいことだと思う。
後半は我々が目指していることをより多く出して、ゴールに迫るプレーもより多く出せたが、前半の立ち上がりからそれを出していくことが課題だと思う。
「J1初参戦なので、序盤に相手に飲み込まれるようなシーンがあれば、一気に流れを持っていかれてしまう。そうならないように、飲み込まれないように、相手の長所やストロングの部分で上回っていこう、そうすれば相手が少しひるんだり、一歩停滞したりすることが出てくるだろう。我々がやりたいことは、相手の勢いをしっかりと消して、相手の土俵で競り勝つということ」。その意識付けとレクチャーをして選手たちを送り出した。そして、何本かチャンスがある中で、平河が決めてくれた。守備から攻撃のスピードアップとクオリティについて意識を高めて相手を上回ろうと思っていた中、それはかなりできていたと思う。
オ セフンのところで決定機を複数外したので嫌な流れになっていた感じはしていたが、どんな時でもブレずに、焦れずに、1点を保持しながら2点目、3点目を狙っていこうと意識付けをした。2、3点目を決めて勝つことができればベストだとは思うが、最低でも1-0で勝ち切るということを選手たちがしっかりと示してくれた。後半も大きな修正をすることなく、町田のペースで最後まで試合をしてくれた。
前節まで首位だったアントラーズに勝つことで順位を上げる、上に食らいついていくという思考で臨み、開幕3試合で勝ち点7まで取れたので、さらに伸ばせるようにしっかりと気持ちを引き締めてやっていきたい。
町田は、攻撃も守備も非常に徹底していて、隙のないチーム。それに対して、僕たちも絶対に隙を与えてはいけないと思う。昇格してきているチームというのは関係ない。力のあるチームなので、僕たちもやってきたことをすべてぶつけていく。
ロングボールが多くなってくると思うので、セカンドボールがカギになってくると思う。それが拾えるのか拾えないのかで、相手に勢いを与えてしまうので、まずは試合の入りから相手の流れにさせないようにする。
古巣との戦いだが、いつもの1試合と変わらない。ただ町田は、自分を成長させてくれたチーム。成長した姿を町田の方々にも見てもらいたい。その町田に絶対に負けたくないという気持ちは、誰よりも強く持っている。
【ギリェルメ パレジ】
試合に出場するチャンスをもらえたので、自分は全力を尽くしていく。ピッチで自分の持っているものをすべて出して、チームの勝利に貢献していきたい。
町田はロングボールを多用したり、球際が強いという印象がある。ただ、アントラーズにはクオリティが高い選手がそろっている。自分たちのスタイルを貫くことができれば、必ず勝利できると思っている。
アントラーズに来て公式戦では初のスタメン出場だが、自分はこれまで多くの試合を経験してきているし、落ち着いて試合に入ることができると思う。自分の経験してきたことやこれまでに積み上げてきたものを出し切って、楽しんでプレーしていきたい。
【津久井 佳祐】
前回出場した水戸戦では無失点で終えることができた。この町田戦でも無失点で終えることができれば、自分の自信になる。ロングスローやクロスなどを多用してくると思うが、自分がはね返していけば、やられることはないと思う。植田君や周りのチームメートとコミュニケーションをとりながら、プレーしていく。
失点の場面は、前を向くためのチャレンジだった。切り返す場面ではなかったと思ってるが、前を向くことができていればチャンスになったと思っている。ただ、あのプレーが失点につながっているので反省しなければいけない。
単純なバトルで負けているところがあった。そこから流れを与えてしまう場面が多かった。
町田の勢いがすごかった。想定はしていたが、ロングスローだったりで前に出てくる相手に対して、自分たちもそれに合わせて受け身になってしまった。もう少し冷静になって、相手の間を取ってプレーをしていければよかったかなと思っている。
古巣との対戦だからというよりも、負けは負け。去年負けている時と同じぐらい悔しい。失点に絡んでしまったが、チャレンジをやめてはいけないと思う。これからもチャレンジしつづけていかないと、上へは行くことができないと思っている。
【津久井 佳祐】
個人的に、試合の入りが非常に悪かった。自分のところが狙われると分かっていたので、はね返していかないといけないと思っていた。失点の部分も自分も絡んでの失点。この結果も自分の責任だと感じている。
ただ、後半はしっかりと競り合いも勝てていたし、優磨君へ縦パスを入れることができた場面もあった。そこは良かった部分だと思っている。
水戸戦とは違う雰囲気だった。今日の試合を基準にしていき、またトレーニングからしっかり取り組んでいく。