▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2023JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第6節、カシマスタジアムでアルビレックス新潟と対戦した。開始早々に仲間、染野がゴールを決めて、2点のリードを奪うと、そのまま試合を終え、他会場の結果も受け、プライムステージ進出が決定した。
リーグ第17節のホーム湘南戦から中6日。プライムステージ進出をかけて新潟と対戦した。
なお、この試合は「BE BEYOND KASUMIマッチ2023」として開催された。
スタメンはGKが沖、フィールドプレーヤーは常本、植田、関川、安西、樋口、ピトゥカ、土居、仲間、荒木、染野が入った。ベンチには、早川、昌子、広瀬、藤井、佐野、師岡、優磨が座る。
キックオフからわずか3分で試合が動いた。沖が蹴ったロングボールを仲間が競ると、荒木にボールがこぼれ、荒木から再び仲間がパスを受ける。仲間はドリブルで1人剥がして、右足を振ると、狙いすましたシュートはゴール右隅に飛び、見事にゴールネットを揺らしてみせた。開始早々に仲間のゴールでアントラーズが先制に成功した。
先制したあとも、アントラーズは攻撃の勢いを落とさず、アグレッシブにプレーする。適切な距離感でボールをテンポよくつなぎ、ゴールに迫った。
すると、12分にそのアグレッシブな姿勢で追加点につながる。相手のゴールキックを、全員で連動して前から嵌めにいくと、相手GKへのバックパスに対して、2度追いで猛烈にプレスをかけた染野が、スライディングでボールを弾き、ゴールへ押し込んだ。染野のゴールで早い時間帯に2点のリードを奪う。
その後もアントラーズのペースで試合が進んだ。どのエリアでも強度の高い連動した守備を続け、理想的なボール奪取から効果的な攻撃へ転じた。
時間の経過とともに新潟に攻め込まれる場面も出てきた。新潟の波状攻撃を受ける展開となる。ただ、沖の好セーブや守備陣の体の張ったディフェンスで失点は許さなかった。
猛攻を凌ぐと、試合は拮抗した展開となった。終盤はやや新潟に押されたが、失点は許さず、2点のリードを保ってハーフタイムに突入した。
プライムステージ進出に向けて、後半は立ち上がりから、さらに攻撃のギアをあげて、得点を狙いに行く。
仲間の体を張ったポストプレーから土居がダイレクトボレーで合わせ、ゴールに迫る場面もつくった。
しかし、新潟も逆転に向けて、積極果敢に攻撃を仕掛けてきた。沖の好セーブで凌いだが、小見のクロスからゴール前で鈴木孝司にシュートを許し、ゴールを脅かされる。試合は再び拮抗した展開となった。
そこで58分に、荒木、仲間、土居をベンチに下げ、優磨、藤井、佐野を投入。そして、63分には染野に代えて師岡をピッチへ送る。さらに74分には、常本との交代で広瀬を投入した。
終盤に入ると、新潟の攻撃が勢いを増す。ペナルティエリア手前で広瀬がファウルを犯し、危険な位置で新潟のフリーキックを与えてしまう。田上が放ったシュートは、枠を捉えられたが、沖がビッグセーブで防ぎ、辛うじてピンチを凌いだ。
そして、このまま最後までスコアは動かず、2-0で試合終了。他会場の結果を受けて、プライムステージ進出が決定した。
次はリーグ戦に戻り、アウェイでG大阪と対戦する。勝利のみを目指して、またチーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・仲間、染野が今大会初ゴール
・仲間がLIXIL賞を受賞
・YBCルヴァンカップ プライムステージ進出が決定



A.良かったし、ほっとしている。このチームの選手たちが、自分たちで次のステップへと勝ち上がることができて、そしてまた挑戦権を得られたことが非常に大きいと思う。重ねて、すべて大会が違うなかでのホーム3連戦で、すべてに勝ってシーズン後半戦へ向かおうとスタートしたなか、今日もファン・サポーターの皆さんがとても熱い応援をしていただき、一緒に乗り切ってくれた。強かったころのカシマスタジアムの雰囲気が戻ってきたと思っている。それも含めて後半戦に向けて良い結果となった。
Q.前半開始早々の2得点について。
A.素晴らしい試合の入り方をしてくれた。入り方が良いときと悪いときとはどういうときかについて、最近の試合を例に、良い試合、悪い試合を選手に伝えながら、何が欠けていると悪くなるかを共有して、今日の試合に入った。そのなかでうまく相手を上回れたので、選手たちがとてもよく戦ってくれたと思っている。2点を取れたことは大きかったが、その後の戦いは、選手たちも気持ち的に2点が入ったことでいろいろと気になることが出てきてしまったと思う。もっとうまくマネジメントしてあげられていれば良かった。ただ、立ち上がりに関しては素晴らしかった。
Q.試合中に、他会場の試合情報を共有していた?
A.前半は一切、情報を入れていない。ハーフタイムに情報を聞いた。2-0になってから選手たちが守りに入ったところもあったので、より攻めにいく姿勢も含めて、ハーフタイムに4点差にすることをミッションにしようと話して後半に入った。ただ、その時点の状況ではいけるという情報も選手たちに入っていたため、心の置きどころも難しい後半だったと思っている。
Q.先ほどあった「試合の入り方」について共有したことは?
A.自分たちがボールを持っているときのパスの送りどころもそうだし、あとは鳥栖戦と湘南戦で同じようにあったのは、スローインの状況で10分以内に2回も3回も相手に進入されたこと。相手が良い入り方をしたというよりも、自分たちがスローインで抜けてしまったことでエリア内に2、3回進入されたことでピンチになって、それで何となく相手にやられている感覚があった。そこが、組織を作ったところでやられたわけではなく、自分たちが抜けてしまったことによるものだと選手たちに伝えていたが、その対応が今日は非常に良かった。
勝たなければいけない非常に大事な試合になる。この試合の重要性をみんなが理解しているし、結果を残して次へ進みたい。ただ、一番大事なのは、いつも通りにプレーすること。自分たちのやるべきことを冷静にやりたい。
【土居 聖真】
前線からしっかりプレスをかけて、高い位置でボールを奪えれば理想だし、そこから得点を奪いたい。次へ進むために、勝たなければいけない試合になる。勝つために、みんなで全力を尽くしたい。
【染野 唯月】
まずはチームのために戦いたい。ただ、FWとして得点が大事だと思っているので、ゴールを決めることを特に意識して戦いたい。練習では良いコンディションを保つことができているので、あとは試合でゴールを決めたい。
(先制点の場面は)トラップが少し浮いてしまったが、そのあとは慌てず、落ち着いてシュートを打てた。勝たなければならない試合だったので、前半から全員が前向きにプレーした結果が先制点のシーンにつながったと思う。プライムステージに進むことはアントラーズに与えられた使命でもあるので、まずはそれがクリアできた。
【染野 唯月】
(プライムステージ進出へ)勝たなければならない試合で、全員で勝利をつかめて、次のステージに進めて良かった。(ゴールという)目に見える結果でチームの勝利に貢献できてうれしい。どんなゴールの形であってもFWとして得点という結果が得られたことが大きいので、個人的にも今後につながるゴールだったと思う。
【荒木 遼太郎】
今日は個人的に暑さに負けていたところもあり、満足できる結果ではないが、どの試合もゴールへの意識を常に持っているので、それがアシストにもつながったと思う。(先制点の場面は)隼斗君がフリーになっているのが見えたので、そこにパスを出したら、うまくターンしてシュートを決めてくれた。ピッチのなかでも先制点を取れるような雰囲気を感じていたので、良いチーム状態だと思う。
【安西 幸輝】
試合の立ち上がりに仲間選手と染野選手が得点してくれたことで、勝負が決まったと思っている。2-0になってからの後半に追加点を取れなかったことは課題として残るが、誰が先発出場してもしっかりと強さを発揮できていることが大きい。これからのシーズン後半は、3つのタイトルを懸けた戦いになってくるので、そこに向けても準備をしていきたい。
【沖 悠哉】
チームが勝利し、グループステージを突破できたことは良かった。ただ、最終節まで勝ち上がりを決められなかったことは、ここまでルヴァンカップに出場してきた一人として反省しなければならない。これで大会が終わるわけではないので、リーグ戦や天皇杯も含め、これから先の戦いも気を引き締めて臨んでいきたい。