YBCルヴァンカップ グループステージ第2節、デンカビッグスワンスタジアムでアルビレックス新潟と対戦した。再三のチャンスを決めきれずにいると、52分、新潟の秋山に先制点を奪われてしまう。これが決勝点となり、0-1と敗戦を喫した。
リーグ戦のアウェイ横浜FM戦から中7日。チーム一丸となって新潟戦への準備を進めた。


スタメンはGKが沖、フィールドプレーヤーは、常本、植田、昌子、安西、佐野、ピトゥカ、藤井、荒木、知念、優磨が入った。ベンチには、早川、広瀬、関川、土居、樋口、仲間、垣田が座る。
立ち上がりは、アントラーズのアグレッシブな守備が機能した。後方からショートパスでのビルドアップにこだわる新潟に対し、アントラーズは連動したプレスをかけて、相手を追い込んでいく。新潟のペナルティエリア内でボールをひっかけ、ゴールに迫る場面もつくった。
守備でリズムをつくったアントラーズが試合の主導権を掌握し、新潟陣内でのプレーを続ける。両サイドからのクロスやショートカウンターで決定機をつくった。ただ、相手GKの好セーブにも阻まれ、得点を奪うことはできない。
しかし、26分には決定機を新潟につくられてしまう。右サイドから小見にクロスを上げられると、ゴール前で吉田にヘディングシュートを許した。わずかに枠を外れ、失点には至らなかったが、肝を冷やした場面だった。
それでも、その後はアントラーズのペースで試合が進んだ。新潟陣内でのプレーが続き、アントラーズは自陣への侵入をほとんど許さない。ただ、攻撃のイメージを共有することができず、なかなか決定機をつくることはできなかった。
なかなか得点を奪えずにいると、前半終盤は新潟に攻め込まれた。ただ、守備陣が集中して対応して失点を許さず、0-0でハーフタイムに突入した。
後半開始から新潟がアグレッシブに攻め込んできた。前半とは打って変わって、前へ出てきた新潟に苦戦を強いられる。ボールを奪っても、攻撃に転じることができず、流れは新潟に傾いた。
すると、52分に試合が動いた。秋山にペナルティエリア外からミドルシュートを放たれると、昌子に当たってコースが変わる。沖は惜しくも反応することができず、ゴールに吸い込まれてしまった。0-1と新潟にリードを許した。
失点後、ようやくアントラーズのギアが上がった。後方から追い越す動きが増え、攻撃に迫力が出た。
60分には、常本と荒木をベンチに下げ、広瀬と仲間を投入し、攻撃姿勢を強めた。
その後、アントラーズはポジションを流動的に動かしながら、効果的にボールを前進させる。セカンドボールの回収も素早く、波状攻撃を仕掛けた。しかし、ゴール前を固める新潟を相手にシュートを決めきることができず、得点を奪えない。
76分には藤井との交代で土居を投入。新潟のペナルティエリア内へ何度も侵入するが、相手守備陣に跳ね返され、なかなか得点を奪うことができない。
終盤になると、チーム全体の運動量と精度が落ち、攻守両面でスイッチを入れられなくなった。新潟に試合をコントロールされ、なかなかボールを奪い切ることができない。そこで、87分に安西と優磨をベンチに下げ、樋口と垣田を投入。しかし、攻撃が活性化することはなく、相手陣内まで持ち運ぶことに苦労した。
後半アディショナルタイムは4分。植田を前線に上げてパワープレーを仕掛けたが、シンプルなロングボールでは新潟の守備をこじ開けることはできず、0-1で試合終了のホイッスルが鳴った。
次はリーグ戦に戻り、中5日で広島戦に臨む。ホームでの勝ち点3のみを目指して、チーム一丸で準備を進める。
【この試合のトピックス】
・特になし



A.勝ち点3を取りたかったゲームだった。それができず、もったいない試合となった。
Q.ファン・サポーターへのメッセージ
A.まだタイトルを失ってしまったわけではないので、引きつづきサポートしていただきたいと思っている。
Q.待ち構えている相手から得点が奪えなかった。その要因は?
A.ひとつではない。チャンスは作っていたので、それを決め切るというところ。そのチャンスをもっと増やしていかなければいけない。そのほかにもいろいろある。
前半は自分たちのやろうとしていることができていた。チャンスで決め切れていれば、というところ。ただ、0-0で前半が終わってしまい、後半の頭で互いに勝負に出た。そこで勝負がついてしまった。
そのあとも選手交代をして良い循環を生み出したかったが、私の選択もうまくいかなかった。それも原因になってくると思っている。
新潟はしっかりと後方からつないで、前線には能力が高い選手がいる。チームとして、“個”の部分で勝っていかなければいけない。なにごとも自分たち主導でやっていければ、いい試合ができると思う。
【藤井 智也】
新潟は中央でしっかりパスをつなぎながら、攻撃を組み立てているイメージが強い。相手の背後を突いていく必要があるし、ゴールに直結するような走りをして、相手を押し下げることが大事になってくると思う。
【安西 幸輝】
しっかりとポジショニングを取って、ボールをつないでくるチーム。ボールを持たせるところは待たせるが、しっかりと奪いに行くところは奪いに行く。そこをはっきりさせてプレーしていけば、自分たち主導でゲームを進めることができていくと思う。
内容的には、自分たちの方がチャンスを多く作っていた。FW陣がゴールを決めなければいけない試合だった。先制されたあともチャンスを作ることができていたので、攻撃陣が点を取れなかったという部分が、この試合の全てだったと感じている。
【常本 佳吾】
決め切るところを決め切らなければ、苦しい展開になると感じた。もっと勝ちにこだわる姿勢を見せていかなければ、このような苦しい展開の試合では勝てないなと思った。
後半に少しやり方を変えて、選手全員でどうしたらいいかというところを失点する前に解決しなければいけなかった。チーム力をもっとあげていかなければいけない。
【昌子 源】
横浜FM戦と似たような試合展開となってしまった。決定機は多く作っていたが、なかなか決まらず、相手のワンチャンスで決められてしまった。もったいない試合だった。それもフットボール。難しい試合となった。
ルヴァンカップでももちろんタイトルを目指しているし、みんながそこを目指して戦っている。グループステージは残り4試合。その残りを勝っていくしかない。
【沖 悠哉】
自分たちにもチャンスがあった。ボールを保持されている時間が長かったが、そこに対して悲観的にとらえていない。ただ、結果を見ると0-1での敗戦。これからもこのような展開は起こりえること。フットボールの難しさを改めて感じた。(失点の場面は)源君に当たるという予測の部分が自分に足りていなかった。
今日の試合は、自分の中でチャンスだと思っていた。そこで勝利に導けなかったことは自分の実力不足。ただ、まだまだシーズンは続いていくので、落ち込むことはないと思っている。今日は寒い中、新潟まで足を運んでくれたファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられず、非常に悔しい気持ちがある。皆さんがいつも僕たちを応援してくれているということを忘れずに、またトレーニングから一生懸命取り組んでいく。