▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2022明治安田生命J1リーグ 第22節、カシマスタジアムでヴィッセル神戸と対戦した。神戸に先制点を奪われたあと、退場者を出す苦しい展開となったが、和泉のゴールで同点に追いつき、1-1の引き分けで試合を終えた。
天皇杯ラウンド16はリーグ戦からメンバーを入れ替えながらも、勝利を掴み取った。全員が自信を深めて、神戸戦への準備を進めた。
なお、この試合は「Love! Antlers SUNTORY DAY」として、さまざまなイベントが開催された。
また、試合前には7月2日の柏戦でリーグ戦通算100試合出場を達成したスンテに花束が贈呈された。
神戸戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、三竿、ミンテ、広瀬、中盤から前線は、中村、ピトゥカ、和泉、カイキ、エヴェラウド、優磨が入った。ベンチには、沖、安西、関川、小田、土居、舩橋、染野が座る。
立ち上がりから激しい主導権争いが繰り広げられた。時間の経過とともに、徐々にアントラーズが能動的にボールを動かせるようになり、押し気味に試合を進める。
しかし、20分にピンチが訪れる。ペナルティエリア手前でイニエスタにキープされ、ラストパスを出されると、汰木にフリーでシュートされる。強烈なシュートは枠を捉えたが、スンテがこれをビッグセーブし、失点を免れた。
ピンチを凌いだアントラーズは、その後、攻勢に試合を進める。ただ、決定的なチャンスはなかなかつくれず、徐々に相手陣内深くまで攻め込む場面も少なくなっていった。

そして、前半はこのまま終了。スコアレスでハーフタイムに突入した。
後半も立ち上がりは一進一退の攻防となった。しかし、先にチャンスをものにしたのは神戸だった。52分、武藤の負傷により前半途中から出場した大迫に起点をつくられ、サイドに展開される。小田にクロスを供給されると、ペナルティエリア内で大迫にうまくヘディングで合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。欲しかった先制点が神戸に渡る。
それでも、アントラーズは積極的に攻撃を仕掛けた。58分には右サイドの連動した崩しから優磨がクロスを上げると、エヴェラウドがヘディングシュート。しかし、これはゴールライン上で神戸の菊池にクリアされ、惜しくもゴールとはならなかった。
すると、60分に試合が動く。大迫を倒したミンテに、2枚目のイエローカードが提示され、ミンテが退場処分を受けた。アントラーズは残り30分を1人少ない状況で戦うことになった。
神戸にボールを持たれる時間が長くなった中で、72分にエヴェラウドと中村をベンチに下げ、安西と関川をピッチへ投入した。さらに、80分にはピトゥカ、カイキとの交代で舩橋、土居を投入した。
数的不利の中、厳しい戦いが強いられる。ただ、それでも我慢強く、諦めずに戦い続けた。
すると、87分に試合が動く。左サイドから広瀬がクロスを送ると、ファーサイドで優磨がこれを折り返す。ゴール前に走り込んだ和泉がうまくボレーシュートで合わせ、ゴールネットに突き刺した。
しかし、1-1の同点に追いついた後の後半アディショナルタイムに決定的なピンチが訪れる。ペナルティエリア手前の混戦からこぼれ球が生じると、これを大迫にシュートされる。鋭いボールは枠内へ飛び、失点かと思われたが、スンテが見事に反応。横っ飛びで外へ弾き出し、チームの危機を救った。
1人少ない状況でも、最後のホイッスルが鳴るまで勝利を目指して戦い抜いたが、あと1点を奪うことができず。神戸との激闘は1-1のドロー決着に終わった。
次の試合までは、2週間空く。まずは連戦で溜まった疲れを癒し、首位横浜FMとのアウェイでの決戦に向けて、またチーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・和泉が今季リーグ戦初ゴール
・和泉のゴールがリーグ戦におけるホーム通算950得点目
・ミンテが次節出場停止



・じれずにゴールに向かっていくプレーを続けよう。
・残り45分、全員で力を出し切って戦おう!
・背後にチャンスがある。皆を信じよう。
A.前半と後半の状況は違ったものになったが、前半はお互いにチャンスを作り、後半は7分に失点。その直後にレッドカード。厳しい状況になったが、2失点をして試合が決まるのは良くなかった。同点に追いつくための得点が必要だったので、そういう意味では選手たち全員が戦って、インテンシティ高くプレーしてくれた。勝ち点1を取ることができて良かった。
Q.大迫選手にゴールを許した。どのようなプランで彼を抑えようと考えていた?
A.誰か1人を止めるプランというよりも、神戸というチームと戦うプランを考えていた。周知の通り、海外でプレー経験のある多くのスター選手がベンチを含めてそろっている。そのなかで神戸も良い流れで乗り込んできてくれたので、簡単な試合ではないと思っていた。そのなかで、不利な状況から勝ち点1を取れたのはプラスに捉えている。
試合に勝つことが、なによりも大事なこと。個の能力が高い選手に対しては、ボールを自由に持たせてはいけない。前を向かせてしまうと決定的な仕事をされてしまうので、できるだけ早く寄せて、時間やスペースを与えないようにチームとして徹底していきたい。
【和泉 竜司】
連戦の最後でも、どれだけ走れるか、スプリントできるのか。それが試合の結果に繋がってくる。相手よりも走って、アグレッシブにプレーしたいし、連戦とかは関係なく、スタートから100%出し切りたい。
【三竿 健斗】
神戸は監督が代わって公式戦で連勝しているチームなので、勢いや一体感はあると思う。個の能力はリーグトップクラスだと思うので、各局面で潰していくこと、攻守両面において戦いで勝つことが大事になる。
【広瀬 陸斗】
神戸には代表クラスの選手が揃っているし、リーグ戦の3連勝と天皇杯の勝利で、とても勢いに乗ってきていると思う。その勢いに負けないように、チーム一丸となって、頑張りたい。
【中村亮太朗】
先の天皇杯ラウンド16では、攻撃でうまく貢献できなかった部分があるので、もっとボールを触って、組み立てたい。ピトゥカの能力をうまく活かせるようにプレーしたい。ピトゥカのやりたいことができるように、自分がバランスをうまく取ってサポートしていく。
(同点ゴールの場面は)陸斗が斜めに良いボールを上げて、その先に優磨がいることはわかっていた。しっかりシュートを打てる位置に折り返してくれたので、流し込むだけだった。10人になってからもゴール前に顔を出す意識があったので、それが得点につながって良かった。
【鈴木 優磨】
また同じことの繰り返しになった。ここ最近、今日のような試合が続いていて、もう流石に追いついたという評価は僕の中ではできない。これを勝ち点3に変えるのが勝つチームであり優勝するチーム。5連戦でみんなが苦しかったと思うが、最後に勝ち点3を取りたかった。悔しい結果となった。
【クォン スンテ】
(幾度とあったピンチを)止めたことよりも、カシマスタジアムに足を運んでくださったたくさんのファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられなかったことを、アントラーズの選手の一人として謝りたい。家族の前で試合をしたのは2年ぶり。(子どもたちに)お父さんとして仕事をしている姿を見せることができてよかったと思う。
【アルトゥール カイキ】
相手選手の能力や質を考えると、難しい試合になることは予想できた。前半はチームとして安定した戦いができたが、後半に一瞬の隙から失点してしまった。ただ、10人になってからもチームとして盛り返す力を示すことができた。意味のある勝ち点1になったと思う。
【三竿 健斗】
10人になっても最後まで下を向かずに戦い続けることは、出場している選手たちも、途中から入ってきた選手たちもできていた。そのなかで1点取れたことはチームとして大きい。しかし、勝たなければいけない試合だった。ここ3試合、(引き分けが続き)すごくもったいないと思っている。
【安西 幸輝】
前節にアシストできたことで自分のプレーに自信を持つことができ、気持ちが前向きになったことで(途中出場で)攻撃を活性化できたと思う。今日は勝つことができなかったが、少しずつ自分のプレーを出せている実感がある。