▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2022明治安田生命J1リーグ第17節、カシマスタジアムで京都サンガF.C.と対戦した。均衡した難しい試合展開となったが、後半開始早々にセットプレーからカイキが先制点を奪う。この1点を最後まで守り抜き、1-0での勝利を掴み取った。
ルヴァンカップの敗退から1週間。選手たちは結果を受け止めた上で、残るリーグと天皇杯のタイトル奪還に向けて、前向きに準備を進めた。
なお、この試合は「CONNECT スペシャルマッチ ~はじめよう、未来のためにできること~」として、さまざまなイベントが開催された。
京都戦の先発は、GKがスンテ、最終ラインは常本、関川、三竿、安西、中盤から前線は、樋口、ピトゥカ、和泉、カイキ、和泉、上田が入った。ベンチには、沖、広瀬、ミンテ、土居、舩橋、エヴェラウド、染野が座る。
立ち上がりから両チームともにアグレッシブな試合の入りを見せ、互いにゴール前まで迫る。開始早々の2分、まずはカイキが枠内へのミドルシュートを放つ。そして4分、今度はピンチが訪れ、セットプレーからウタカに決定的なシュートを放たれる。だが、これはスンテのビッグセーブで凌いだ。
序盤こそゴール前まで迫る激しい展開となったが、試合は徐々にこう着状態に陥る。京都の守備強度が高く、アントラーズはプレスを回避してボールを前進させることができない。ロングボール一本でチャンスをつくる場面もあったが、再現性のある攻撃は仕掛けられず、相手の守備陣形を動かせないまま、少し遠目の位置からミドルシュートを打つ場面が目立った。

一方、守備面では京都のサイド攻撃に苦戦を強いられた。失点には至らなかったが、コーナーキックを数多く許し、ゴール前への進入を許してしまった。
それでも、42分に絶好機が訪れた。仲間の激しいプレスバックからカウンターを発動。こぼれ球を拾ったピトゥカが前線にスルーパスを送る。これが荻原のミスを誘い、上田のもとへボールがこぼれた。しかし、フリーになった上田が強烈なシュートを放つも、相手GKの顔面に当たり、ゴールを奪うことはできず。決定機をものにすることはできなかった。
前半終盤はアントラーズのペースで試合が進んだが、得点は生まれず。スコアレスでハーフタイムに突入した。

後半開始からアントラーズが勢いよく攻撃を仕掛ける。すると、50分にセットプレーからゴールが生まれる。コーナーキックを樋口が蹴ると、ゴール前でフリーになったカイキがヘディングで合わせる。シュートは見事にゴールネットに吸い込まれ、カイキのゴールでアントラーズが先制に成功した。
得点の勢いそのままにアントラーズはアグレッシブにプレーする。54分にはコーナーキックのこぼれ球を拾った常本が枠内へシュート。惜しくも京都の井上にブロックされたが、積極的に追加点を狙う。
その後、しばらくアントラーズのペースが続いたが、徐々に京都がボールを握る時間が長くなった。アントラーズは守備ブロックを敷いて、ロングカウンターを仕掛ける展開となる。
激しい接触プレーが増え、試合が中断する場面が目立つようになった。75分には、仲間との交代でエヴェラウドを投入。79分にはミンテに代えて樋口をピッチへ送った。
終盤に入っても試合展開は変わらない。京都にボールを支配されるが、アントラーズは強固な守備ブロックを敷き、ロングカウンターで相手に脅威を与える。
後半アディショナルタイムは7分。和泉、ピトゥカ、カイキをベンチに下げて、広瀬、舩橋、染野を投入。チーム一丸で時計の針を進める。
そして、試合終了のホイッスルが鳴った。難しい展開を全員の力を合わせて乗り越え、ウノゼロでの勝利を掴み取った。
次は中3日で天皇杯 3回戦に臨む。また明日からチーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・カイキがリーグ戦5得点目
・LIXIL賞はカイキが受賞



・セカンドボールをもっと回収し、自分たちのペースを掴もう。
・後半立ち上がりからすべての力を出し切ろう。
・泥臭くて良いからゴールに向かって、選択をしよう。
・残り45分、最初の15分集中して絶対勝つぞ!
A.まず第一に、今日の試合で勝てたことがよかった。二つ目に現状でディフェンス面で苦しんでいるなか、クリーンシートで終えたこともプラスに捉えている。
Q.ピトゥカ選手が深い位置にいて、ゲームをコントロールしながら進める印象を受けた。試合運びの狙いは?
A.プレースタイルの面もあると思う。ディフェンスの前に必ず2枚のセンターハーフを配置して、ボックストゥボックスで攻守において決定的な仕事をしてほしいという思いがある。そのなかでピトゥカが引き気味でプレーしてくれて、ゲームをコントロールする意識でやってくれたことが、良い影響を与えていたと思う。
Q.前半戦が終了したが?
A.前半戦、チーム全体を通して良い出来だったと思う。ただ、順位表を見れば分かる通り、どのチームにも常に勝つチャンスがある拮抗したリーグ。そのなかで、勝ち点を積み上げられたので、ポジティブに捉えている。
京都は全体が流動的に動いて、アグレッシブに戦ってくる印象がある。(両チームの)武器である強度の部分で負けないことが重要になってくると思う。絶対に勝ち点を落としてはいけない試合。必ず勝ちたい。
【仲間 隼斗】
京都はハードワークしてくるチームだし、アグレッシブに戦ってくることが予想される。球際やセカンドボールの攻防は、勝負の分かれ目になると思う。なんとしてもホームで勝ち点3を獲りたい。
【三竿 健斗】
京都の前線には1人で点を取れる選手がいる。プレッシャーがかかっていても蹴らずに、後ろから繋いで、プレスを剥がしてくるチームだと思う。コンパクトにして、1対1で戦わずにチームとして、良い守備から良い攻撃に繋げられるかが重要になる。
【和泉 竜司】
京都は後ろからビルドアップしてくるイメージがある。前線からプレスをかけて、高い位置で奪うことができれば、チャンスになるはず。たとえ、ボールを運ばれたとしても、しっかりブロックをつくって、そこからカウンターを仕掛けていきたい。
【エヴェラウド】
京都は非常にアグレッシブで強度のあるチーム。ただ、我々には我々のやり方がある。それをまずしっかりと表現するということが重要。相手へのリスペクトを示したうえで、まず自分たちがやるべきことをやらなければいけない。
無失点で勝利できたことにとても満足している。毎節のように上位チームの順位が入れ替わるなかで、今日の勝利には大きな意味があると思う。これからもさらにいい試合ができるように、後ろからサポートしていきたい。
【アルトゥール カイキ】
(得点シーンは)練習通り。シーズン初めから練習で雄太の球質を理解していて、タイミングも合ってきたなかで、それが再現でき、形となった。自分の得点というよりも、チーム全体で勝利を飾れたことが一番うれしい。
【樋口 雄太】
(CKの場面で)思いっきりキックをした結果、アシストすることができた。先週、1つのタイトルを逃してしまったので、残されたリーグ戦と天皇杯で優勝できるように、みんなでアントラーズらしい戦い方ができるよう頑張っていきたい。
【三竿 健斗】
なかなか無失点で試合を終わらせることができず、僕らDF陣やスンテさんもモヤモヤしていたと思うので、クリーンシートで勝つことができてホッとしている。無失点で試合を終えることが僕らの仕事。今日はみんなで良く守ったと思う。
【関川 郁万】
無失点での勝利は特にうれしい。公式戦11試合ぶりに無失点で試合を終えることができてよかった。ここまでを振り返ると勝ち切れなかった試合、勝ち点1も奪えなかった試合がたくさんあったので、シーズン後半は安定して勝ち点を積み重ねられるようにしていきたい。
【上田 綺世】
万全のチーム状態とはいえないかもしれないが、こうしてセットプレーで点を取って、難しい試合をものにすることが大事だと思う。シーズン前半は継続して勝ち続けることができなかったので、後半戦はチームで共通認識を持って戦っていきたい。