いばらきサッカーフェスティバル2022で水戸ホーリーホックと対戦。ボールを支配して決定機をつくったアントラーズだが、後半、水戸の木下にゴールを許し、0-1という結果に終わった。
1月12日にチームが始動した。新型コロナウイルス感染症の影響により、レネ ヴァイラー新監督の入国は叶わなかったが、岩政大樹コーチをはじめとするコーチングスタッフを中心にチーム一丸で準備を進め、コンディションと戦術理解を高めていった。
1月24日からは12日間に渡る宮崎キャンプを実施。そして、鹿嶋に戻ってからもトレーニングを行い、2月13日に今シーズン初の有観客試合となる水戸戦を迎えた。
なお、昨年のいばらきサッカーフェスティバルは新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、同大会は2年ぶりの開催となった。
先発メンバーは、GKがスンテ、最終ラインは右から広瀬、関川、ミンテ、安西。ボランチは樋口とピトゥカがコンビを組み、2列目は荒木と和泉、2トップはエヴェラウドと優磨が入った。そして、ベンチには沖、林、常本、三竿、中村、仲間、染野が座った。
雨が降りしきるなか、水戸のキックオフで試合が始まった。立ち上がりはアントラーズがボールを支配するも、テンポをなかなか上げられず、効果的な攻撃を仕掛けられない。ただ、守備面では特にピンチらしいピンチもなく、試合はこう着状態に陥った。
それでも、20分を過ぎたあたりからアントラーズが流れを引き寄せる。25分には荒木、26分にはエヴェラウドがペナルティエリア内からシュートを放ち、ゴールに迫った。
すると、27分に決定機が訪れる。樋口がペナルティエリア手前からドリブルで仕掛けると、エリア内で相手に倒され、PKを獲得することに成功した。しかし、キッカーを務めた優磨はこのPKを決めることができず、先制点を奪うことはできなかった。
チャンスを逸したアントラーズは、その後、水戸のプレー強度に合わせてしまい、攻撃が停滞する。ボールを自由に保持できる分、プレーのテンポを変えるタイミングが合わず、なかなか決定機に繋げることができなかった。
前半終了間際に右サイドバックの広瀬が攻め上がり、2度の決定機をつくったが、ゴールを奪うまでには至らず。このまま0-0でハーフタイムに突入した。
後半開始からスンテとの交代で沖が投入された。アントラーズは後半も連動性を欠き、攻守両面でスイッチを入れられない。
すると、53分に一瞬の隙を突かれる。相手のミドルシュートのこぼれ球をペナルティエリア内で拾われると、クロスを入れられ、最後は木下にヘディングシュートを決められてしまった。0-1と痛恨の失点を許してしまう。
その後、58分に広瀬と和泉をベンチに下げ、常本と三竿をピッチへ送る。さらに64分には、関川との交代で林を投入した。
なかなかチャンスをつくれなかったアントラーズだが、70分を過ぎたあたりから波状攻撃を仕掛ける。立て続けにシュートを放ち、水戸のゴールを脅かした。
75分には、優磨とエヴェラウドをベンチに下げ、仲間と染野がピッチに入る。すると、82分に決定機が生まれる。左サイドから入れた安西のクロスが相手にクリアされ、荒木のもとへ飛ぶ。荒木はダイレクトボレーでゴールを狙ったが、惜しくもポストに当たり、得点にはならなかった。
諦めずにゴールを狙い続けたアントラーズだったが、最後まで水戸の守備を崩すことができず、このまま、0-1。これでいばらきサッカーフェスティバル、16年の歴史の中、初めて水戸に負けを喫するという結果に終わった。
しかし、リーグ開幕戦まで残りあとわずかだ。見つかった課題を修正し、来たる時に備え、チームは次へ向かう。
【この試合のトピックス】
・いばらきサッカーフェスティバルの通算成績は、アントラーズの14勝1分1敗となった。



・全体でコンパクトな守備を意識しよう。
・アタッキングサードに入ったときの精度にこだわろう。
・ハードワークを全員で続けよう。
・必ず勝って帰ろう。
Q.G大阪戦までに修正すべき点は?
A.G大阪戦は相手の戦い方や試合の入り方が全く違う。なので、開幕戦とリンクさせて考えていない。ただ、自分たちがやろうとしていることをやっている時に、水戸の特殊な戦い方にミスマッチがあった。ボールを受けるのを怖がる選手たちが出てきて、相手を引きつけることができなかった。そこは課題として挙げられる。
Q.有意義なところとは、どの部分?
A.メンバーの組み合わせ。今日はできるだけ多くの選手を使いたかった。途中から選手を入れて、立ち位置も変え、プレーを見た中で良い情報を得ることができた。チームの決め事と選手たちに任せる部分のバランスを図っている中で、自分自身、今後の参考になる部分があった。
Q.監督がいない中での開幕。その開幕へ向けて気持ちの高ぶりは?
A.冷静に1日1日を進めることができている。このまま、あと1週間進めていく。今日は非常に良い試合を観ることができていると感じていた。今日までとてもポジティブな空気がチームに流れていて、色々なことが上手く進んでいた。今日のこの結果がまた良い薬になると思って、試合を観ていた。この経験を活かしながら来週に向けてやっていきたい。
リーグ戦ではないけれど、ようやく公式戦のような雰囲気で戦える。シーズンが始まったと思って、しっかり戦いたい。うまくいかないことも当然あると思うが、開幕戦に向けて、試合の中でうまく修正していきたい。
【クォン スンテ】
コロナ禍でレネ監督が来日できていない状況はあるが、日本人のコーチングスタッフを中心に、これまで一生懸命トレーニングしてきた。水戸戦は必ずいい試合にしたい。
【安西 幸輝】
リーグ開幕戦がもう目の前なので、まずは結果が大事になってくる。開幕戦だと思ってプレーしたい。
チャンスは作ったものの、結果につなげることができなかった。まだまだやるべきことがある。(開幕戦まで)あと1週間あるので、その期間を有効活用して、開幕戦では今日のようなことがないようにしていく。
【樋口 雄太】
試合を通して自分たちの形で進めることができた部分が少なかったと思う。今日は負けてしまったが、開幕戦まで、1週間準備する時間がある。そこはプラスにとらえていきたい。