▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
明治安田生命J1リーグ第27節、カシマスタジアムで川崎フロンターレと対戦した。前半に先制点を奪われたが、後半にエヴェラウドが同点ゴールを決めて、1-1の引き分けで試合を終えた。
前節のアウェイ横浜FM戦は、早い時間帯に2点を先制される苦しい展開となったが、前半のうちに上田のゴールで1点を返し、後半にエヴェラウド、遠藤がゴールを決めて、逆転勝利を飾った。
横浜FM戦の翌日から、チームは久々に3日間のオフをとった。つかの間の休息期間で心身ともに回復を図り、土曜日からまたトレーニングを再開した。川崎F戦に向けて、チーム一丸で準備を進めていった。
しかし、新型コロナウイルス感染症PCR検査の結果、永戸が陽性判定を受ける。保健所によりトップチーム選手6名(杉岡、荒木、町田、関川、山田、常本)が濃厚接触者であると判断された。現在のJリーグプロトコルに照らし合わせ、Jリーグ及び対戦クラブと協議のうえ、当該選手および濃厚接触者と判断された選手計7名を除き、試合を開催することが決定された。
そのため、試合の登録メンバーも事前の準備から変更を余儀なくされた。先発はGKが沖、最終ラインは右から小泉、犬飼、奈良、山本が入り、ボランチは三竿とレオが組む。サイドハーフは右にアラーノ、左にエヴェラウド、前線は土居と上田が務めた。ベンチにはスンテ、広瀬、永木、遠藤、松村、名古、伊藤が座った。
なお、奈良は8月19日の明治安田J1第11節横浜FC戦以来、山本は10月3日の第20節G大阪戦以来の先発出場となった。また、広瀬は8月23日の明治安田J1第12節G大阪戦で右大腿二頭筋を負傷してから復帰後初のベンチ入りとなった。
前半序盤は川崎Fに押し込まれる。アントラーズは立て続けにセットプレーを与えてしまい、決定的なシュートを放たれた。ただ、自陣のゴール前で守備陣が身体を張り、得点を許さない。また、沖のビッグセーブにも助けられた。
16分、今度はアントラーズがカウンターからチャンスをつくる。土居が右サイドでフリーになったアラーノにスルーパスを送ると、アラーノはドリブルで運んでシュートした。しかし、シュートは相手GKに阻まれ、先制点にはならなかった。
ここから攻勢を強めたかったアントラーズだが、18分にミスから失点してしまう。アラーノの後方へのパスが脇坂へ渡り、そのまま脇坂にドリブルからミドルシュートでゴールを決められてしまった。川崎Fに先制を許してしまう。
1点を追うアントラーズは、失点後すぐにチャンスをつくった。22分、犬飼のアーリークロスを上田が頭で合わせる。シュートはいいコースに飛んだが、相手GKの好セーブに阻まれ、得点にはならなかった。
30分を超えたあたりからアントラーズが波状攻撃を仕掛ける。相手陣内深くまで攻め込み、立て続けにシュートを放った。34分にはペナルティエリア手前でエヴェラウドがファウルを受けて良い位置からのフリーキックを獲得する。これをエヴェラウドが直接狙ったが、惜しくも枠を捉えることができなかった。
前半は最後までアントラーズのペースで試合が進んだが、同点に追いつくことはできず、0-1でハーフタイムに突入した。
同点に早く追いつきたいアントラーズは、後半開始からアラーノとの交代で名古を投入した。しかし、川崎Fにボールを支配されて、なかなか効果的な攻撃を仕掛けられない。
64分、アントラーズは小泉との交代で広瀬、レオとの交代で遠藤を投入する。同じタイミングで川崎Fは中村との交代で大島を投入した。今季限りで現役引退を発表した中村には、アントラーズサポーターからも大きな拍手が贈られた。
右サイドに広瀬を入れたことでアントラーズの攻撃は活性化した。徐々に試合の主導権を手繰り寄せていく。すると74分、広瀬が右サイドから入れたクロスをエヴェラウドが高い打点でヘディングシュートする。一度は相手GKに弾かれたが、エヴェラウドがこぼれ球に素早く反応し、ゴールへ押し込んだ。1-1の同点に追いつく。
勢いづくアントラーズは90分に決定機をつくる。三竿のサイドチェンジを受けた遠藤が、右サイドからクロスを入れると、ファーサイドで山本が頭で合わせる。ヘディングシュートは強く地面に叩きつけたが、大きくバウンドしたボールは、ゴール上へ外れ、惜しくも逆転弾にはならなかった。
後半アディショナルタイム、追加点を奪いにいくアントラーズだが、三竿が遅れて相手にタックルしてしまい、一発退場の判定を下される。そして、退場からまもなく、1-1のスコアで試合終了のホイッスルが鳴った。
次は中6日でアウェイ仙台戦だ。アウェイでも求められるのは勝ち点3のみ。コンディションと健康管理に細心の注意を払いながら、チーム一丸で最善の準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・エヴェラウドが今季15ゴール目



・球離れのテンポをスピードアップしよう。
・全員で戦い、必ず試合をひっくり返そう!
・攻守において球際の勝負に負けない。
・勇気を持ってラインを上げて、コンパクトにして戦おう。
Q.新型コロナウィルス感染症の陽性者や濃厚接触者など、7選手が試合に出場することができなかった。今日の試合に向けて、どうのような影響があった?
A.永戸選手は、かかりたくてかかったわけではない。万全な対策をとっていても、かかってしまう。濃厚接触者も含め、計7選手が出場することができなくなり、その中に今まで試合に絡んできた選手もいた。準備の部分では、バタついてしまった。その中でも、出場した選手たちがこのチームのすばらしさをピッチで示したと思う。緊急事態の中でもしっかりと体現してくれた。選手たちを讃えたい。
今シーズン、リーグ戦とルヴァンカップで2敗している相手との対戦なので、しっかりとした準備をして試合に臨まなければいけない。ただ、一番大事になってくるのは、自分たちがどのようにプレーしていくか。自分たちのスタイルを継続してやっていく。フロンターレには質の高い選手がいる。そして、チームメートを互いをよく知っているため、スムーズにビルドアップができる。その中で我々がどう遮断していくかというところをトレーニングでやってきた。そのトレーニングを踏まえた上で、勝ち点3を手にするためにピッチでやってきたことを体現していかなければいけない。
【犬飼 智也】
相手はリーグで首位にいるチーム。この試合を楽しみにしていた。ホームで勝ちたい。勝利することができれば、自分たちの強さを証明できる。ボールを持たれる時間は多くなると思うので、その時に前からプレスをかけに行くのか、後ろで構えるのかの判断をしっかりしていきたい。自分たちのやるべきことをやって、勝利したいと思う。
【上田 綺世】
アウェイ横浜FM戦では逆転勝利を収めることができたが、今回は、同じようにいくとは限らない。相手がどのチームであろうと、毎試合、勝利していくことが重要。まず自分たちは、1試合1試合、取り組んできたことを試合で100%出すということをしていかなければいけない。
昨季まで在籍していたチームとの対戦で、一緒にやっていた選手がたくさんいて不思議な感じだった。その中で、(プレーしていて)ハラハラしたり、ワクワクする感覚があった。いつも試合に出ていない選手が入ることになった。ただ、誰が出るからアントラーズではなく、誰が出てもアントラーズ。試合に出場した選手がチームのために戦うのは当たり前のこと。いろいろとアクシデントはあったが、まとまって戦うことができたと思う。
【エヴェラウド】
リーグで首位のチームとの対戦だったが、気負うことなく勝ち点を積み重ねようと思っていた。立ち上がりにエンジンがかかり切らない部分はあったが、後半には自分たちのペースに持っていけたと思う。(もともとメンバーに入っていなかった選手で)今日メンバー入りした選手もいたが、すごくいいプレーをしていた。みんなしっかり準備はできていた。勝ち点3がほしかったが、悪い内容ではなかった。これからも継続していくことが大事になる。