天皇杯3回戦から中2日という厳しいスケジュールの中、鹿島がアウェイ新潟の地で手堅い勝利を手にした。残留争いの渦中にある新潟から終始圧力を受けながら全員で守り抜き、セットプレーから2点を入れ、2-0と完封勝利を収めた。

序盤、ホームで是が非でも勝利したい新潟に激しいプレッシャーを受ける。しかし今日の鹿島は冷静に対応し、ほとんど危ない場面は作らせない。互いがシュートに持ち込む場面もほとんどなく、前半を終える。

後半に入り、均衡を破ったのは鹿島だった。48分、左CKから相手クリアボールを柴崎が左足を一閃。今季のベストゴールといってもおかしくない、柴崎の見事なダイレクトボレーで鹿島は先制点を得る。

その後もカウンターで何度かチャンスを迎えたが、追加点はラストの90分。交代出場で入った鈴木が得たPKを金崎が冷静に決め、2-0とした。
この金崎の今季10ゴール目で勝利を確実にした鹿島は最終ラインが最後まで安定した守備を見せ、新潟に1点も許さなかった。怪我人続出の中、為し得たクリーンシート。今日、初となる右サイドバックに入ったファン ソッコをはじめ、全員の守備意識と献身性が光った試合だった。
さあ、これからだ。
【この試合のトピックス】
・ファン ソッコが今季初となる右サイドバックで先発出場。
・柴崎が2ndステージ初ゴール。
・金崎が今季10ゴール目。


・相手を中でプレーさせないよう、中央を絞り込むこと。
・攻撃面では、ボールスピードとリズムに変化をつけて、相手を動かしていこう。
・攻撃はスペースを効果的に使おう。
・セットプレーは辛抱強く。
前半はチーム全体で守備の意識が非常に高かった。前線の選手も後ろを考えて動いていたし、球際の激しさもあった。攻撃面では相手陣内でうまくボールをつなぐことはできなかったが、後半に入り少しできるようになり、ウチのペースになった。そこから岳の素晴らしい左足ボレー、またPKからの追加点と点が取れた。この連戦の中、メンバーをほとんど変えずに戦った。そういう疲労感のある中、選手たちは90分戦って結果を出してくれた。選手たちに感謝したい。
Q. 前半は相手のペースだったが?
A. 前半は前からのプレスも強かったので、サイドに逃げる場面が多かった。後半は勇気を持って中でクサビを受けたり、出す側も勇気を持ってやろうといった。そういう中で、出す側も受ける側も中も使う気持ちを持ち、後半の方がボールが動くようになった。
【赤崎 秀平】
(柏と)同じ形の相手にやられる訳にいかなかったので、意識してやっていた。決定的なシーンは作れていたので、点は入ると思ってた。岳がいい時間に点を取ってくれた。
【鈴木 優磨】
PKは自分が蹴るつもりだった。譲る気はなかった。「俺に蹴らしてくれ」と言っていた。夢生くんが点を取ればチームが勢いづくと思ったので、譲った。前半0-0で終えたのが大きかった。しっかり守って追加点を取れたのは大きい。
【植田 直通】
無失点に抑えたが課題はある。守備の意識は高く持っていた。準備期間がなかったが、話し合って確認した。それがあって無失点で抑えられたと思う。出来たこともあるし、出来なかったこともある。まだまだやる事もある。
【土居 聖真】
前半からプレスはかかっていたが、外国籍選手のところで剥がされていた。後半は、はまったと思う。磐田戦でのバランスのいいいサッカーをそのままに出来た。頭を使って勝てたと思う。セットプレーからの得点が多いので、流れの中から出来ればいい。