
好調の大迫を負傷退場で失ったものの、その交代でピッチに入り7月31日のC大阪戦以来の復帰を果たした田代が今季8得点目を決め、2009年以来の6連勝となるかと思われたが、鹿島はその後追いつかれ、1-1のドローに終わった。これで連勝記録は5でストップ、この試合でJ1出場300試合を達成した本山の復帰も祝うことはできなかった。
序盤、連戦の疲れが残る鹿島はあまりリスクを取らずにボールポゼッションを高める戦術を取る。対するホームの甲府も前に出てくることはなく、静かな展開となった。
やや鹿島有利な展開で進んだ前半だったが、36分、冨田との交錯プレーでここ最近好調の大迫が負傷退場すると鹿島もエンジンをかけざるを得なくなってしまう。大迫と交代したのは、2ゴールを決めた7月31日のC大阪戦以降、負傷で戦列を離れていた田代。これまた負傷を抱えながらも先発出場を果たした興梠とともに2トップを形成した。
前半は0-0のまま終わったが、後半に入るとやはり地力がある鹿島が試合の主導権を握る。そして61分、テンポの良いパスワークから遠藤のラストパスを受けた小笠原がダイレクトで強烈なミドルシュートを放つ。これは相手GK荻の好セーブに阻まれたものの、いいポジション取りをしていた田代がこぼれ球を難なく押し込み、鹿島は先制点を得る。
今季8得点目となる先制点で自らの復帰を祝う田代とともに鹿島はここからペースを上げていく。遠藤、野沢らが攻撃のリズムを作り、田代、興梠の2トップが追加点を狙い、甲府ゴールに襲いかかる。しかし得点までにはいたらず、逆に74分、市川のクロスから交代出場の阿部に同点弾を叩き込まれる。
その後、甲府に押し込まれるシーンも目立ち、連戦の疲れもあってかなかなかチャンスを作り出せない鹿島はボールをキープし続けるが、ゴールを奪うことはできない。80分、タルタ、そしてこれがJ1出場300試合となる本山を投入し、最後まで勝点3を狙うも、結局、90分の中で甲府ゴールを揺るがしたのは、田代の1点のみに終わってしまった。
このドローによりリーグ3連覇を果たした2009年以来の6連勝を逃し、連勝を5でストップしてしまった鹿島。順位は5位のままだが、9ポイント差ある上位陣との差も縮まらず、悔しい結果となった。「どんな状況でも我々は勝ち続けなければいけない。そう言った意味でも、次は非常に大事なゲーム」。試合後、次へ向けての切り替えを語ったオリヴェイラ監督だったが、選手たちにあきらめない気持ちを伝えたかったということだろう。連勝は途切れたが、負けたわけではないし、中3日という短い間隔で日曜日には福岡をカシマに迎える。気持ちを新たにして、またここからリスタートしたいところだ。
![]() | ![]() |



![]() | ![]() |










![]() | ![]() |










・ボールを奪ったら前につなぐ意識を高くしよう。
・あわてず、相手をあせらせよう。
・FWにボールが入った後のサポートの距離を大切にすること。
・最後の最後まで走りぬくこと、全員で勝ちに行くぞ!
今は勝っているから、自分たちの調子が良く見えるだけ。サッカーは同じように練習して、同じように生活をしても同じ内容のサッカーは出来ない。それがサッカーの難しさ。明日の甲府戦は相手やメンバーは気にならないし、前節がどんな試合をしたかも関係ない。自分たちがどうしたいかというのが重要。
【興梠 慎三】
シーズンも中盤に入ってくれば、みんな痛いところはあると思うので、自分だけ痛いからというわけにもいかない。フェリペは守備も頑張っていたので、サコとの距離が出来
る事もあった。自分は中盤との距離感を保ちながらプレーしたい。自分のゴールを(自分自身も)早く見たい。
【遠藤 康】
今は負ける気がしない。やっている事は変わっていないが、一人一人の気持ちが違う。連戦はつらいと言うよりも、勝っているから連戦で勢いが途切れなくて良い。甲府は、カウ
ンターが得意な印象。監督が変わってもサッカーは変わっていない。惜しいチャンスだったで終わらせないで、決めるところはちゃんと決めないといけない。
【西 大伍】
ずっと試合に出ていた方が自分自身はリズムが出来る。前節も手ごたえを感じた。出続けられると良い。毎試合、完璧ではないので常に課題はある。甲府戦は守備が課題。我慢する時間帯もあるので耐えてやる。相手がどこだからといってやり方を変えることはない。
【大迫 勇也】
甲府でプレーをするのは初めてなので、楽しみ。優勝を目指してやっている。前節はシュートが少なかったので、もっと打ちたい。
【田代 有三】
先発で行けと言われればイケる。2試合頑張れば、試合も空くのでまた調子は良くなる。今はチームの調子が良いので自分が無理をする必要がない。流れが悪くなった時に変えられるようにしたい。
久々にサッカーをした。楽しかったからもっとやりたかった。トップ下でボールを受け、散らすということとボランチをカバーしろと指示を受けた。久しぶりの試合で結果を出したかった。帰ってしっかり練習をしたい。途中出場で300試合達成は、自分らしい。
【曽ヶ端 準】
雨は気にならなかった。(相手のシュートをセーブしたシーンは)ボールの勢いが無かったから。上のチームの事を気にしても仕方がない。自分たちが勝つしかない。6連勝できれば良かったけど、負けなかった事をプラスに考えたい。
【西 大伍】
連勝は途切れても、気持ちは切れていない。今日は前半から重くて、自分もチームもいけなかった。(失点シーンは)マークをはっきりさせれば良かった。頑張るところは、あそこだったと思う。累積で福岡戦に出られないので、次は全力で応援したい。
※中田選手、田代選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!