
3連覇を目指すヤマザキナビスコカップの初戦は、昨季ホームでのリーグ戦で5-1と大勝したFC東京と対戦した。ルーキーの植田をはじめ、今シーズン初先発の選手を8人並べるフレッシュな陣容で臨んだが、2-4と逆転負けを喫し、3連覇への道のりは黒星スタートとなった。
試合は序盤から両チームともに主導権を握るべく激しい戦いが繰り広げられた。一進一退の攻防が続く中、鹿島は28分に大迫が相手陣内でボールを奪取する。そこから一度ダヴィに預け、右サイドのゴールライン際でボールを受けると、角度のないところから右足を一閃。強烈なシュートでゴールネットを揺らし、先制点を挙げた。
好調の2トップの絡みで先行すると昌子と植田で形成する若いセンターバックも落ち着いた対応を見せ、FC東京の攻撃陣に仕事をさせない。しかし、前半ロスタイムにFC東京の長谷川にFKをゴール前に入れられると一度はクリアするが、こぼれ球を徳永に拾われてミドルシュートを打たれる。最後はゴール前で渡邉にシュートコースを変えられ、同点ゴールを許してしまう。
追いつかれた鹿島は大迫が負傷するアクシデントにより、後半から野沢を投入。勝ち越しを狙ったが、息を吹き返したFC東京の攻勢に遭い、57分にルーカス、77分には李にゴールを奪われ、逆転を許してしまう。
3失点目直後の78分にダヴィが右サイドの野沢からのクロスをゴール前で受けると、巧みにシュートをねじ込み、1点差に詰め寄るゴールを挙げた。その後も一気に巻き返しを図るべく、柴崎と土居が立て続けに強烈なミドルシュートを放ち、ゴールを脅かす。勢いに乗って同点に追いつきたいところだったが、81分にカウンターから東に得点されてしまい、再び2点のビハインドを背負うことになってしまった。
鹿島は最後まで攻めの姿勢を貫き食い下がったが、3点目は奪えずにタイムアップを迎え、公式戦4試合目にして今シーズンの初黒星を喫した。若手中心で構成されたメンバーは敗れこそしたが、前半のしたたかな試合運びは将来に大きな希望を抱かせる内容だった。最終的に4失点を喫してしまい悔しいはずだが、その苦い思いを良薬にすることを期待したいところだ。チームとしても好調だった大迫の負傷は心配されるが、無敗を続けるリーグ戦へ気持ちを切り替え、1週間後の大宮戦に臨みたい。
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・球際の勝負は絶対に退かず、ボールを奪いきるまで戦え。
・絶対的な勝利の方程式などない。各自が献身的に戦えば、勝利はおのずと近づいてくる。
・自分たちからアグレッシブにボールをスピーディーに回して連動してプレーすること。
・絶対に負けないこと。
・(若手を起用した意図について)リーグ戦で出られるのは、18人にしかチャンスがないので、様々な選手にチャンスを与えた。選手の現在の力を見極めるのはやはり公式戦でしかないので、それをしたかった。これで分かったことを生かし、また育成に力を注ぎたい。その中で前半は素晴らしい出来だった。しかし最後の数分で守り切れなかったことは今回のメンバーだけではなく、別の時にもあり得ることなので、しっかりしていきたい。
・後半は、残念ながら前半で大迫が負傷したことで、プランが大きく変わった。ボールを収めることの出来る大迫がいなくなって、ラインが下がり気味になった。そして若い選手たちが相手に恐れを抱いてしまったのか、ズルズル下がって相手にやられてしまった。しかしこれは試合をやっていくことで学ぶこと。若い選手たちにはいい機会だったと思う。また私にとって、現在の状況においてどの選手が戦力となるのかが分かった。選手たちには自分を鏡で見るかのように振り返って、自分たちを変えていくいいきっかけになってくれればと思う。
・今はまだ予選リーグ。一敗したとしても、また次節に挽回できる。まだトーナメントに入ったわけではないので、この大会ルールをうまく利用していく。
・負けたはしたが、全てが悪いわけではない。前半の前野などは良かったと思うが、前後半のペースをしっかり考えられる選手が少なかった。これはチームとして改善していかなければいけないし、年齢によるものではないと思う。チームの選手層が分かったので、現時点では外国籍の選手を増やすべきだと思う。クラブの予算で考えられるかは分からないが、要望を出している。補強をしなければ、恐らく苦しいシーズンの戦いになるのではないかと思うし、補強が出来なければその覚悟を持ってシーズンを戦わなければいけない。これは負けたからではなく、ごく現実的な話をしている。若い選手は時間がかかるし、調子の波があるのは当たり前。一定のパフォーマンスを持続できるのは、やはり経験が伴ってこそ。若い選手たちは球際でも、オフ・ザ・ボールでも色々学ばなければいけないし、それはピッチ上でしか学べない。そう簡単にサッカーはうまくなる話ではない。・前半だけを見れば、勝っておかしくない試合。前半でもっと点を取っていれば、結果は違ったかも知れない。ただ良かった点は後半、大迫がいない中でも点が取れたこと。負けても悪くなかった部分は多い。
自分が交代してから相手に走られてしまった。ゴールはシュートのような、クロスのような。ゴールが決まった事は結果的に良かった。
【本田 拓也】
前半は良かったと思う。後半は相手が前から出て来て、焦ってしまった部分もある。クリアの時に蹴ってしまい、前と中盤の押し上げがなく、セカンドボールを拾われてしまった。つなぐ意識が後半はあって良かったと思う。失点は自分も含め取られ方が悪かったので、しっかり修正したい。
【前野 貴徳】
僕の所から失点に絡んでいるケースが多いのでしっかり反省して、次に活かしたい。入りとしては良かったと思う。自分の持ち味は攻撃だけど、守備で4失点している。DFなので、先ずは守備。相手のポジショニングが変わった時にいかに自分たちが修正できるかが、大事。守備は個としても対応しないといけない。
植田選手、佐藤選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。