リーグ戦直近5試合で1勝1分け3敗と、停滞気味の中で迎えた第21節。新潟をホームに迎えると、終始攻め込む展開を見せた。終盤まで得点できずに苦しんだが、試合終了間際に大迫が挙げた1ゴールで、1-0と完封勝利を収めた。
鹿島は序盤からボールを保持しながらも、シュートまで持ち込めない展開が続いた。しかし、押し込み続けると、徐々にチャンスを作り始める。15分に自陣からのロングボールから前線に飛び出した柴崎がディフェンスラインを抜け出した。ところが、柴崎のトラップがわずかに乱れて、シュートまで持ち込めなかった。30分には中盤の小笠原が糸を引くような絶妙なスルーパスを前線に供給。大迫が抜け出してシュートを放ったが、相手DFのブロックにより、枠を外れてしまった。
前半のアディショナルタイムには、小笠原、ジュニーニョとつないで左サイドに展開。パスを受けた前野が一気にゴール前まで持ち込み、強烈なシュートを放ったが、ボールはポストを叩いて先制点とはならなかった。
スコアレスで迎えた後半は、開始直後の46分に新潟に立て続けにチャンスを作られたが、GK曽ヶ端が好セーブ。守護神の活躍で得点を許さずにいると、再び主導権を握る。50分には、野沢がGKとの一対一の好機を迎えるが、わずかにシュートは外れた。
57分には新潟の川口が2枚目の警告を受けて退場処分となると、鹿島は更に攻勢を強めた。74分には大迫がペナルティエリア内で倒されたが、PKとはならず。76分には途中出場していた本山がゴール前で相手をかわしてシュートを放ったが、GKのセーブに遭ってしまった。
圧倒的に押し込みながら得点できずに終盤を迎えたが、試合終了間際の88分についに歓喜の瞬間を迎えた。左サイドを抜け出した前野がグラウンダーのクロスをゴール前に供給。最後は中央で待ち構えていた大迫が、左足のダイレクトシュートをゴールに突き刺した。
大迫の一発で勝利をつかんだ鹿島は、今季のリーグ戦でのホーム無敗を維持。1週間後に迎える第22節の横浜FM戦もホームでの開催となる。得点できずに苦しんだが、勝ち切った勢いを次節にも持ち込み、絶対に勝たなければいけない試合を制したいものだ。

【この試合のトピックス】
・日本代表のザッケローニ監督が視察に訪れた。
・リーグ戦ホームでの新潟戦はこれで2007シーズン以来、6試合ぶりとなる勝利(直近の過去5試合は2分3敗)。
・大迫が今季9ゴール目。これで昨シーズンに続き、自己最多タイ記録。




・相手陣内に入ったら、できるだけピッチをワイドに使うこと。
・自分たちのサッカーを信じて、ゲームの主導権を握れ!
・必ずチャンスはあるので、それをモノにすること。
・内容的にはそれほどよくなかったが、今までだと前半が良くて後半に落ちてしまう。あるいは後半の内容があまり良くないということがあった。しかし、今日は前半が良かったが、パスミスが多かった。単調な攻撃が多く、チャンスは作ったがミドルシュートが多かった。あとは相手の両サイドバックがウチの両サイドハーフをつかんでいるが、ウチのハーフがもっと流動的に動けば、マークを外したり、内側に入ることでウチのサイドバックの上がるスペースやボランチの飛び出すスペースを作り出すことができたが、そういったことができなかった。指示は出したが修正ができなかったため、マークにつかれた状態でやってしまった。それをハーフタイムで直す時間があったため要求したら、上手く流動的な部分が出てきた。チームとしてボールを運べる能力、しっかりポゼッションできる技術がある選手がそろっているので、それが持ち味であり、武器でもあるので、それをしっかりしないといけないと選手には伝えた。やっぱり単調な攻撃は我々らしいことではない。後半は修正ができて少しずつボールを運べるようになったし、タイトなマークをしている相手で、彼らはギリギリのところで戦っていたため、退場になったということで我々にとっては少しアドバンテージをもらう形になった。そこで、ボールをもう少し相手のゴール前に運びたいということで本山を入れて、中央を経由しながらサイドをしっかりと使っていった。あとは相手が10人になると両サイドが空くからサイドチェンジを有効に使う。サイドの崩しができるし、得点場面のように前野選手が飛び出し、中央の大迫が決めるという最終的に狙い通りの形にはなった。あとはホームなのでサポーターの後押しが間違いなく選手達に何かのエネルギーを与えたのではないかと思う。
・最後にアントラーズサポーター全員にお願いをしたい。来週末の横浜FM戦は非常に非常に重要な試合となる。皆さんの応援が間違いなく勝敗を分けることになり、勝利は全て皆さんによってもたらされるものになる。来週末の予定をカシマへ来ることにブッキングしてもらい、皆さんの力で私たちに勝利を与えて欲しい。
無失点で終われたし勝利することもでき、素直にうれしい。絶対に勝たないといけない試合だった。クロスはイメージ通り。ヤスがニアで引っ張ってくれ、マイナスにサコが見えた。良く決めてくれたと思う。
【本山 雅志】
勝てて良かった。連敗すると上がるのは難しくなる。上位が勝っているので、次の横浜FMとの試合が大事になる。
【大迫 勇也】
勝つ事ができてホッとしている。ゴール前の仕事に集中し張りついている事だけを考えていた。前の試合が負けていたので、内容より結果。昨日の練習を回避したので、結果を出さなくてはいけないと思っていた。
山村選手、柴崎選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。