リーグ前半戦最後の試合となったホーム磐田戦だったが、またもや決定力不足で1-1のドローに終わった。前半には11本、そして後半にも9本と合計20本ものシュートを放つも決まったのは、65分のダヴィの先制弾のみ。勝点を伸ばすことができず、前半戦を6位という順位で折り返した。
序盤、ボールを丁寧に回し攻め手をうかがう磐田に対し、鹿島は前線の大迫、ダヴィへボールを集め、点を取りに行く。特に左サイドのジュニーニョが何度も質の高いクロスをゴール前へ上げ、ゴールへの期待は高まった。32分には小笠原のFKから競ったダヴィがこぼれ球をもう一度右足で狙うも、これはクロスバーの上を越えた。またその2分後にはジュニーニョの絶妙なスルーパスから大迫、遠藤が立て続けにシュートを放つも川口を中心とした磐田守備陣に阻まれ、絶好機を逃した。
後半に入ってもなかなか決めきれない鹿島だったが、65分、カウンターから大迫が見事なスルーパスでダヴィのゴールを演出し、待望の先制点を得る。その直後には柴崎に代わり本田を入れ、守りを固めた鹿島は、磐田の攻撃をいなすかのように巧みなボール回しからのカウンターで追加点を狙った。
しかしここで追加点を取れずに勝ちきれないのが、今の鹿島。78分、代わったばかりの金園にヘディング弾を叩き込まれ、1-1とスコアをタイにされる。そして90分を戦い終え、スコアは変わらず、鹿島はリーグ前半戦最後のゲームで勝点2を落とす結果に終わった。
「普通に考えれば決定力に問題がないが、今の我々に足りないのは、その決定力」と試合後の会見でトニーニョ セレーゾ監督が言ったように、大迫、ダヴィと他チームがうらやむツートップを擁しながら、得点数が少ないのは事実。2度目の中断期間明けとなるアウェイ名古屋戦でこそ、スカッとしたゴールシューを期待したいものだ。

【この試合のトピックス】
・遠藤康がこの試合でJ1通算99試合出場。100試合にリーチ。
・磐田の関塚監督は、トニーニョ セレーゾ監督の下、4年間アシスタントコーチを務めた。
・柴崎が今季初の途中交代。



・セカンドボールへの反応と対応をより早くすること。ボールに対する執着心を見せろ。
・球際の勝負に勝てなければ試合には勝てない。フェアかつアグレッシブに戦え!
・距離感を大切に。
・もっとニアのゾーンで勝負していこう。
・前後半の中で選手数名がうまく行かなかった。例えば西は前半うまく行かない場面が多かったが、後半は良かった。これは意識の問題なので本人とも話し合い、90分通してやれるようにしたい。またこの問題は西だけではなく、他の選手にも言えること。一瞬たりともスローなペースでやるというのは現代サッカーでは許されない。常にハイテンポでやらなければいけないことを練習から意識させていきたい。攻撃でも遅攻も速攻もあるわけだが、判断という部分では早くしなければいけない。
・失点はしてしまったが、守備の面では向上していると思う。ただ残念なのは前節の柏戦、この磐田戦で合計勝点5を失ったこと。これは後々に代償を払うことになると思う。だが、これで下を向く必要はない。努力し続ければ必ず報われる。今の悪い流れは変えられるということを選手たちが信じてやっていかなければいけない。
・日程の関係でリカバーする練習しかできていない。これは非常に残念なことだが、現実として受け止めなければいけない。練習が試合に反映されるということは選手たちに常に言っていることなので、練習あるのみだと思う。
決めるところで決められるかが大きい。バランスは悪くないと思う。相手の攻撃もそれほど脅威ではなかったと思うが、あの一発を守るかが大事。山田選手にもそれほど仕事はさせなかった。
【遠藤 康】
中に入らないと攻撃が単調になると思い、中へポジションを移したりしていた。あまり良い形でボールを受ける事ができないのでもっと工夫が必要だし、流動的になれば変化もつけられると思う。全体的に良い試合はできているので、後は最後の部分。中断明けを良い形で迎えるためにも上手く調整したい。
大迫選手、青木選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。