
序盤から攻勢をかけた鹿島が、野沢の30mFK弾を皮切りに大迫、新井場のゴールで山形に3-1と快勝した。これで鹿島は暫定順位を11位へ上げ、8月からの逆襲の口火を切った。
前節のC大阪戦の勢いのまま、鹿島は球際での激しいプレーと正確なパスワークで序盤から山形を圧倒する。そして16分、ゴール前30m付近で得たFKを野沢が見事な弾道のキックで山形ゴールへ叩き込み、先制点を得る。
この勢いのまま、興梠、田代を負傷で欠く手薄なFW陣の中で奮起を求められた大迫が追加点を得る。24分、フェリペを起点に遠藤が右サイドから突破を図る。そしてそのまま左足アウトで鋭いクロスをゴール前に上げると、詰めた大迫が体勢を崩しながらもうまくコントロールして山形ゴールへダイレクトで流し込んだ。
前半の45分は山形を圧倒しながらも、後半に入ると2失点をして目が覚めた山形に押されるシーンが目立つ。そして49分、長谷川の強烈なミドルシュートは曽ヶ端が止めたもののこのこぼれ球を太田に押し込まれ、1点差とされる。
しかしここで耐えることが出来るのが、最近の鹿島だ。厳しい時間帯を全員が守備の意識を高く保ち、勢いに乗る山形を抑え込む。逆に失点から9分後となる58分には左サイドからゴール前へドリブルで切れ込んだ新井場が、軽やかなステップからゴール右隅へ絶妙なシュートを決める。この新井場の今季初ゴールで再びリードを2点差とした鹿島はさらに山形への圧力を強めた。
その後、追加点さえ取れなかったものの山形にも決定的なチャンスを与えず、しっかりと90分を戦い切る。試合終了のホイッスルと共にカシマへ響き渡るサポーターの歓喜の声と共に選手たちの顔には笑みが戻った。野沢の芸術的なFK、大迫の5試合ぶりとなるゴール、そして新井場の今季初得点とそれぞれ意味のある3ゴールでの快勝、暫定の順位も11位まで上げた鹿島はここから逆襲に転じる。戦いは、まだ始まったばかりだ。


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・DFラインの押し上げを早くすること。
・サイドスペースを利用して攻めよう。
・ボールを落ち着いて動かせばチャンスはくる。
・闘う気持ちをもっと強く出していこう。
2連勝が目標ではないけれど、勝ててよかった。チームの調子は非常にいい。もう残りすべて勝つしかない。
【曽ヶ端 準】
後半のスタートでちょっと相手の勢いに負けてしまった部分があって、うまく防げず失点してしまった。完全に手に当たっていたので、技術的なものでもう少しうまくはじけたかと思う。また1週間空いて連戦が続くので、連勝できればチームとしてもさらによくなるし、勢いもつく。大迫のように点を取って、プレーもよくなっていくというような流れがチームでも出てくるようになればいい。セットプレーも有三だけでなく取れたので、勝ちが続けばいい。
【大迫 勇也】
相手が引いてきた時に運動量を上げてチャンスができていた。もっと決めたかった。まだまだ決められたと思う。ヤスさんとはずっとやってるのでいい形ができたと思う。勝てたことがよかった。連勝し続けたい。
【遠藤 康】
(ゴールシーンでは)シュートを打とうと思ったけど、サコがボールを欲しそうにしていたのが見えたので出した。若手でゴールを取れたのがよかった。周りの運動量が多くてスペースを見つけやすかった。ボールをもっとさわりたかったし、消えている時間が多く、70分くらいから疲れて動けなくなってしまった。今日はサコ、イバさんに助けられた。正直なところ、イバさんの点がなければ、けっこうキツイところがあった。勝ってよかった。
【小谷野 顕治】
もっと切り込んでシュートまでいきたかった。(なかにいた野沢選手は)見えていた。ドリブルがもたついてしまった。まずはシュート打たないとダメだと思うので、次に向けて練習していきたい。最初の(入った直後のチャンスメイク)だけしかなかった。もっと長い時間出られるようにがんばりたい。
※岩政選手、青木選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!