
鹿島は中断前最後の試合であるJ1第13節で、ホームにFC東京を迎えた。22日に行われたナビスコカップから先発メンバーを7人入れ替えて臨んだ一戦は前半に2点のビハインドを負ったが、後半だけで一挙に3ゴールを奪取。3-2と痛快な逆転勝利を収めることに成功した。
FC東京にはナビスコカップの初戦で敗れていたが、今回も序盤からハイプレッシャーを受けてしまい、苦戦を強いられた。開始7分にはクリアボールが李忠成に当たり、そのままゴール前まで持ち込まれる不運な形で、先制点を許してしまう。
ビハインドを負うと徐々に盛り返しを見せたが、前半終了間際の44分には一瞬の隙をつかれ、渡邉千真に豪快なミドルシュートを決められてしまい、2点のリードを奪われて前半を折り返した。
ところが、後半は流れが一変する。ハーフタイムにトニーニョ セレーゾ監督から「残り45分で勝たないといけない。それが目標」と檄を飛ばされると、開始直後から猛烈な反撃を仕掛け、47分に大迫がダヴィのスルーパスから抜け出して、まずは1点を返す。続く56分には、大迫が右サイドの遠藤にパスを供給。ペナルティエリアに侵入した遠藤が飛び出してきたGK権田をかわしてクロスを上げると、ゴール前のチャン ヒョンスのオウンゴールを誘って同点に追いついた。
試合を振り出しに戻した鹿島は、65分に再び大迫が得点。FC東京のゴール前でボールを奪うと、そのまま持ち込んで冷静にシュートを沈めた。18分間で試合をひっくり返すと小笠原が負傷交代するアクシデントがありながら、GK曽ヶ端の好セーブなどもあり、逃げ切りに成功。ナビスコカップのリベンジとなる見事な逆転勝利を飾った。
小笠原の負傷は心配なところだが、約1ヵ月の中断期間に突入することは不幸中の幸いだろう。連戦の疲れを癒し、リフレッシュするとともに序盤の好調ぶりを維持して、6月23日と30日に行われるナビスコカップ準々決勝と7月6日のJ1第14節に臨みたい。

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【この試合のトピックス】
・昌子源がプロ入り初のリーグ戦での先発出場。









・勝利への執着心と自分たちのサッカーをピッチで表現しろ。
・全体のラインを高く持ち、サイドへの展開で相手を横に引きのばそう。
・ピッチを広く使って、幅を持って攻撃すること。
・ホームで素晴らしいサポーターの後押しがあって相手よりも1メートル、2メートルを頑張れるところが、試合の中でも影響していったと思う。素晴らしい後半で、選手達には感謝しないといけない。
・強くなっているかはまだわからない。ただ、この中断期間で何人かの選手は休ませて、もう1つのグループは試合をやってもらうが、経験を積ませて、またキャンプで全員が揃ってチームの色んな細かい約束事をしっかりと叩き込んで、体力の強化もして頑張っていきたいと思う。残りの前半戦の数試合や後半戦に向けてしっかりとした準備をしていきたい。アントラーズは規模が大きいわけではなく、今いる選手で頑張らないといけないが、選手達が一所懸命にクラブのために戦い続けることをやっているので、それがクラブの強みでもある。ただ、それを中断期間を利用してもっと強化して後半戦に向けて戦いたい」
チームのみんなで勝ち取った勝利なので素直にうれしい。苦しい時間でも点が取れるようにレベルアップしたい。キャプテンに関してはプレーで示せれば良いと思っている。
【本山 雅志】
前半はFC東京のプレスが良かったが飛ばしていたので、後半に中盤が空いた。それで後半は自由に出来たと思う。
【青木 剛】
今日のDFラインを考えると先制されると厳しいと思っていた。その中で2点のビハインドとなってしまった。こちらは中2日で相手が1週間の日程の中で、後半の運動量を上回って逆転で勝てた事は良かった。みんなが危機感を持って、勝って中断に入ろうと思った気持ちが結果に結びついた。
岩政選手、遠藤選手、昌子選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください。