
やはり、川崎F戦では何かが起こる。前半に田代と中田のゴールで2点リードした鹿島だったが、後半に入り園田の退場で10人となった川崎Fに圧倒され、70分の田中、そして後半アディショナルタイム最後のプレーで小林に同点弾を叩き込まれ、2-2のドローに終わった。
伊野波、増田の宮崎コンビがボランチに入る布陣を敷いた鹿島は序盤からピッチを広く使い、出足の鈍い川崎Fを圧倒する。そして31分、岩政が自陣からのFKを前線深くに蹴り込み、ここ2試合連続ゴールを決めている田代へ合わせる。このパスを胸でトラップした田代は競い合う相手選手にうまく体を入れることによってかわし、川崎Fゴールへボールを流し込んだ。
この先制点後も川崎Fを攻め立てる鹿島。前半終了直前のアディショナルタイムには、またしてもFKのチャンスから今度は中田が見事なダイビングボレーでこぼれ球を川崎Fゴールに叩き込んだ。
前半に2点リードする理想的な展開となった鹿島だったが後半に入ると、59分に園田が2枚のイエローカードで退場し1人少なくなった川崎Fに押し込まれる展開が目立ってくる。そして70分、稲本のスルーパスを受けた田中に決められ、そのリードを1点差とされた。
逃げ切ろうとする鹿島は72分に遠藤、田代を下げ、小笠原、本山を入れる必勝の布陣とする。しかしこれが仇となり、逆にボールを保持することができない。90分には中盤でボールを失い、そのままゴールを決められるがこれは幸運にも矢島がオフサイドポジションにいて、同点とはならなかった。鹿島は天を味方につけ勝利を物にするかと思われたが、そこまでサッカーは甘くなかった。アディショナルタイムも5分を過ぎラストプレーとなる中村の左CKから小林に飛び込まれ、万事休す。スコアを2-2とされ、試合終了のホイッスルを聞いた。
この不完全燃焼の展開に試合後の挨拶に回る鹿島の選手たちにゴール裏から発せられたのは、ブーイングの嵐。前節で今季リーグ戦初の連勝を飾った鹿島だったが、このドローは限りなく負けに等しい。まだまだ厳しい戦いが続きそうだ。



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・このまま守備を安定させよう。
・サイドチェンジを有効に使っていこう。
・みんなで声をかけあってカバーしていこう。
・球際を強く、1つ1つの勝負に徹しろ。
選手交代も含め、戦い方が悪かった。2点リードして攻められるなんてありえない。11人の相手と10人の相手で戦い方が変わり、相手によってもプレーが変わるのはプロ選手としてありえない。でも自分もそのチームの一員なので、何とかしないといけない。
【田代 有三】
やってはいけない結果。前半は良いペースで戦えていた。相手が1人少なくなってから、もうちょっと冷静にやれればよかった。前半の早い時間にチャンスもあったので決めないといけない。得点を決めたことは良かったけど勝てなくて残念。
【西 大伍】
個人的には一番良さが出た試合だっただけに悔しい。失点してから、みんながボールを受けるのに顔を出していなかったし、低い位置でボールを失うことが多かった。優勝するためにもこういう試合を勝っていく必要がある。
【増田 誓志】
今日は引き分けでなく負け。相手は10人になって1人1人の運動量が上がり、逆にアントラーズは下がった。トップ下になった時、監督が思っているようなプレーが出来なかったことで交代させられたのだと思う。残念な終わり方だけど、次に向かってや
るしかない。
※伊野波選手・曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!