
前節同様、先制される苦しい展開になりながらも鹿島は大迫、岩政のゴールで2-1と逆転勝利を収めた。また、これが鹿島にとっては2011シーズンJ1初勝利と5月3日のACL上海戦にも弾みをつけた。
前節の横浜FMまではいかないが、ホームながら立ち上がりで慎重に来る福岡相手に少々手こずる。また11分、相手選手との接触プレーで左サイドバックのアレックスが負傷退場するというアクシデントまで起きる。このピンチは交代で入った増田が"即席"左サイドバックとして対応し、チームの連動性を失うことはなかったが、全体としてバタバタする時間帯が長くなってしまう。そして40分、福岡に右サイドからのクロスを押し込まれ、前節に続き先制されてしまった。
後半に入るとリードする福岡にも自信が生まれたのか、ボールを保持される時間も多くなる。だが相手が完全に引きこもってしまった横浜FM戦と違い、前へ出てくる福岡相手に鹿島も裏のスペースを利用し徐々にゴールへ近づいていく。そして59分、鹿島に同点ゴールが生まれる。後半に入って右サイドを駆け上がるシーンが多くなった今季初先発の西を起点に野沢、遠藤とつなぎ、最後は興梠のシュートのこぼれ球を大迫が押し込む。野沢の鋭いターン、そして遠藤の絶妙なヒールパスと言った高い技術を織り込みつつも全員で取った素晴らしいゴールだった。その12分後、今度は野沢のCKから岩政が気迫のヘディング弾を福岡ゴールに叩き込み、これで鹿島は逆転する。同点弾が鹿島らしい連動性のあるゴールであれば、この岩政の逆転弾も鹿島らしい気迫のこもったゴールだった。
結局、鹿島は追加点こそ取れなかったもののその後の福岡の追撃を許さず、2-1と逆転勝利を収めた。また期待の柴崎も後半に出場機会を得て公式戦デビューを果たすなど収穫も多い。待ちに待った2011年Jリーグ初勝利。これは震災で様々な思いを抱く選手たちにとって、勝点3以上の重みがある勝利と言えよう。ここからが、スタートだ。


















・もっと確実に展開しよう。
・慌てずにパスをつなげ。
・ボールにしっかりプレッシャーをかけること。
・攻めの姿勢を持って行こう。
快勝ではなかったが逆転勝利出来てよかった。常に完璧な試合が出来るわけではないので、課題は色々とある。みんなで勝つんだということを伝えながらプレーをした。若い選手も入り、チームがもう1ランク上に行くチャンスだと思う。
【増田 誓志】
左サイドバックで入るとは思わなかったが自分でやれることをやろうと思った。寄せは甘いし、縦に行く回数が少なかったので効果的な攻めは出来ていない。ポジショニングや上がるタイミングをみんなが試合中にアドバイスしてくれたので助かった。
【伊野波 雅彦】
大迫と慎三の距離感があるので話をした。現時点では勝てばよい。後半の危ないシーンはそこにボールが来る事はわかっていたので対処することができた。
【遠藤 康】
チームが勝ってよかった。自分では良い入り方が出来たと思う。これまで悪いイメージがあったがこの良い雰囲気があれば、ACLも良い結果がでると思う。大伍とは何度も練習試合をやってるし、アレックスがいなくなっても満男さんの指示で修正出来たので問題はなかった。
【曽ヶ端 準】
先制されたけど逆転出来てよかった。全体的にラインが高くて行きすぎた部分がありDFとMFの間にスペースが出来て、そこを使われてしまった。先制されたのは相手選手が見えてなくて、ボールに触りきれなかった。判断としてはボールにいかず、ポジションを取った方が良かったと思う。Jリーグ初勝利をACLにも繋げたい。
【青木 剛】
相手の狙いがはっきりしていたので、仕事をさせないようにした。逆転勝利出来てうれしい。まだシーズンがはじまったばかりなので、うまくいかない所もあるけど、勝ててよかった。前半に先制されなければ後半はもっと楽になったと思う。
【大迫 勇也】
暑かった。得点はいい所にボールが転がってきた。点が取れてなかったので取れてよかった。慎三さんと僕が点を取ればチームも勢いづくので、これからも取っていきたい。鹿島は常に勝たないといけないチーム。
※本田選手、柴崎選手、岩政選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください。