
3万人を超える観客が見守る中、またしても鹿島は悔しい敗戦を喫してしまった。序盤のチャンスを生かせず先制されると、一度は田代のゴールで追いつくも残り5分でレアンドロに決勝ゴールを奪われ、1-2。勝点を伸ばせず、暫定順位も14位へと下がってしまった。
序盤、もう1つの負けも味わいたくない鹿島は相手のラインの深さを利用し、前線へボールを送りチャンスを作り出す。開始早々の1分にはFKのチャンスに野沢が直接狙うも、僅かに外れる。その後もセットプレーから何度も柏ゴールへ襲いかかるが最後の精度が足りない。
チャンスを決めきれない鹿島は逆に33分、一瞬の隙を突かれ、レアンドロのクロスから最後は北嶋と先制点を奪われてしまう。その後、前半は柏にボールを支配される時間も長く1点リードされたまま、45分を戦い終えた。
後半に入っても柏に主導権を握られる展開は変わらない。しかし鹿島もここで意地を見せ、57分、FKのチャンスで野沢が蹴ったボールを田代がヘディングで決め、1-1の同点とする。その後、何とか逆転ゴールが欲しい鹿島だったが、ラストパスにいつもの精度が見られず、欲しい得点を物にできない。
そして残り5分となった80分、エリア外でボールを受けたレアンドロにこの日最高のミドルシュートを決められ、万事休す。再三の好セーブで追加点を許さなかった曽ヶ端もこのゴール左隅に決まるスーパーシュートは止められなかった。
最後はパワープレーで何とか活路を見出そうとした鹿島だが、4分あったアディショナルタイムも空しく過ぎ、1-2と柏に競い負けてしまった。これで16試合を戦い勝点は19。得点は23あるものの、失点も23とらしくない戦いが続く。「もう勝っていくしかない中で負けたという事実がすごく悔しい」。試合後、キャプテンの小笠原はそう語った。復調の兆しが見えてはまたつまずくという今季の繰り返しが終わるのは、いつになるのか。試合後のサポーターからのブーイングと激励が入り交じった叱咤を受けた選手たちが奮起することを期待したい。
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・動き出しを多くし、チャンスをしっかり決めよう。
・相手のロングボールの処理、セカンドボールを拾おう。
悔しいです。勝っていくしかない中で負けたという事実は悔しい。毎回、3-0でいければいいし、その努力をしているけれど、今日も悔しい思いをしてしまった。(問題点は)チーム内で解消したい。外に向かって言うことではない。
【田代 有三】
何度も同じことを繰り返してしまって成長していない。前半の入りは良かったのに一瞬の隙を突かれてしまった。やってはいけないことをやった試合だったと思う。(失点は)誰のせいでもないし、前線からの追い込みも、クロスされる時の寄せも、最後のところも1人1人が足りないのだと思う。誰が危険な選手かも分かっていたし、チャンスを僕ら前の選手が決めていれば勝てた試合。FWとしての役割をしっかりやれば、後ろもしっかりやってくれると思う。全てが少しずつずれてしまった。もう繰り返してはいけない。
【岩政 大樹】
いい時間帯、悪い時間帯があった試合だし、悪くはない試合だったと思っている。連勝したいといつも思っているし、負けていいなんて思っている試合は1つもない。いずれにしてもゴール前の問題。得点するところと最後に守るところでの緻密さを考えないといけない。失点はセオリーでやっていれば防げた失点だし、得点できなかったところも同じ。内容が良くても負けたら意味はない。ゴールを入れて、ゴールを守るのがサッカー。