
チャンスもシュート数も昨季の王者である名古屋を上回った鹿島だったが、最後は決定力の差に泣き、1-2と逆転負けを喫した。過去3年間、アウェイゲームは3連勝と得意とした名古屋戦もついにその記録が途絶えることとなった。
気温が27.1度、湿度が73%と前節同様、蒸し暑い中での戦いとなったが、鹿島は序盤から名古屋を押し込み、主導権を握る。そして2分、この日4試合ぶりに先発復帰を果たした小笠原を起点とした攻撃から、最後は大迫が見事なヘディングシュートで先制点をもぎ取った。
これで勢いに乗る鹿島は中盤で小笠原、そして5月29日の広島戦以来、約1ヵ月半ぶりに先発復帰を果たしたフェリペが果敢な守備で名古屋に攻め入る隙を与えない。前節、「全くダメだった」と自己批判を繰り返した増田も生き返ったようにピッチを駆け回った。
しかし、王者名古屋の勝負強さは健在だった。35分、左CKからケネディに頭で合わせられ、同点。最も警戒すべきセットプレーであっさりと決められ、鹿島は大事なリードを失ってしまった。
後半に入り、今度はストイコビッチ監督の早い選手交代に振り回され、やや劣勢となる。またここのところ復調してきたダニルソンのフィジカルプレーで中盤での主導権も奪われがちとなる。そして79分、今度はケネディのポストプレーから交代出場のブルザノビッチに豪快に決められ、1-2とリードを許す。
その後、残り10分を切ったところでオリヴェイラ監督も田代、カルロンをピッチに送り出し同点を目指すが結局、名古屋に逃げ切られ、1-2のまま、試合終了のホイッスルを聞く。
この日、先発復帰を果たした新井場、小笠原、フェリペ、大迫の4人が非常に質の高いプレーを魅せるなど、鹿島には復調の兆しが見られた。しかし決めるべくところで決められない決定力のなさがこの試合でも露呈し、名古屋に勝点3を献上する結果となってしまった。今はとにかく泥臭くてもゴールが欲しい。誰もがそう願ったゲームだったと言えるだろう。















・もう少しシュート意識を持とう。
・後半も落ち着いて戦うこと。
・1対1の勝負をもっとしかけていこう。
・相手のカウンターには気をつけよう。
新潟戦はなんとなく人任せのところがあったと思う。ホームだから勝てるとか有利なんて考えは甘い。サッカーなんてそんなに甘いものではない。これまで通りのサッカーを続けていたら勝てないので、一生懸命に走って、チームみんなで戦って勝ちたい。
【曽ヶ端 準】
中2日の試合だけど、いつも通りにやる。しっかりと新潟戦の疲労を回復して臨みたい。
【興梠 慎三】
疲れは残っているが新潟戦の事は忘れ、点を取れるようにしたい。
【新井場 徹】
選手全員が試合に出る準備をするのは当たり前。試合に出場するかどうかは監督が決める事。チームの現状は、しっかり把握している。
【西 大伍】
チームがよくなる事を信じてやるしかない。もっとボールを持てる時間を長くしたい。一人一人がハードワークする事が必要。名古屋の攻撃陣は気が抜けない。メンバーが変わっても影響はない。
【岩政 大樹】
これからずっと勝っていく事を考えるしかない。負けた後はすぐに試合がしたいので、中2日で良かった。名古屋に勝てば自信になると思う。チームのモチベーションは、負けた後なので心配ない。
交代して入った時は良い流れだったが、徐々に押されてきた。チームの状態は良くなってきている。こういう苦しい時期でも頑張りたい。
【興梠 慎三】
早めに点が取れて良い流れだった。最近、先制しても追いつかれるパターンになっている。点を決めた後、2点、3点と取らなくてはいけない。失点はDFだけのせいではなく、11人でのハードワークが必要。
【小笠原 満男】
皆が一生懸命に頑張った試合だと思うが、結果が出ずにすっきりしない。勝てないのは何かが足りないから。休んでいたので自分が他の選手より動かなきゃいけないと思ってプレーした。
※大迫選手・岩政選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!