
キックオフ時の気温が30度を超え、湿度が80%という蒸し暑さの中で行われた消耗戦は一瞬の隙を突かれ、悔しい敗北となってしまった。フェリペが5月29日のアウェイ広島戦以来、7試合振りの復帰となり徐々に負傷者も戻って来た鹿島だが、これで負けが先行する厳しい結果となってしまった。
前半、中3日の新潟が抑え気味にスタートする中、鹿島は前線の田代を狙うロングボールと、遠藤、野沢といった攻撃的中盤の選手が仕掛けるという二段構えでの攻撃で新潟ゴールへ迫る。しかし新潟も要所要所をしっかりと守る粘り強い守備で前半の45分は結局、0-0のスコアレスで終わった。
後半に入り、気温は28度とやや下がったものの体感の蒸し暑さは増していくという悪条件の中、鹿島は前半同様、田代へのロングボールから新潟陣形を崩していき、活路を見出す。そして55分、左サイドから遠藤が切れ込んで相手選手に倒され、PKを得る。その1分後にはキッカーの野沢が昔の同僚でもある小澤から触られながらも押し込み、待望の先制点を得た。
しかしここで波に乗れないのが、今一つ鹿島が勝利数を伸ばせない要因でもあるかも知れない。先制点の3分後には今度は西が田中をエリア内で倒してしまい、PKを献上。これをブルーノにあっさりと決められ、勝敗の行方を振り出しに戻す。
いつもは我慢強く試合の行方を見守るオリヴェイラ監督だが、今日は早くも65分に7試合振りの復帰となるフェリペを、そして68分には大迫をピッチに送り出す。さらには79分、西に代え、小笠原を起用するなど勝ちに行く姿勢を鮮明にする。
だが、勝利の女神は鹿島に微笑みを向けることはなかった。試合終了直前の88分、CKからのこぼれ球をアレックスがクリアするも交代出場のミシェウに奪われ、最後はこれも交代出場のチョに押し込まれ、逆転を許す。攻撃のタクトを全て外国人選手が振るという新潟で最も気をつけなければいけない3人全員に仕事をさせてしまった。
この負けで鹿島は4勝4分5敗と負けが先行し、暫定順位も13位まで落とした。試合後の会見で「こういう負け方をすると全てが悪かったように感じるが、そうではない」とコメントしたオリヴェイラ監督だったが、その言葉が正しいことを次の名古屋戦で証明するためにもチームはさらに奮起しなければならない。
![]() | ![]() |

![]() | ![]() |






![]() | ![]() |












・サイドチェンジ後のフォローを早く。
・しっかりボールをつないでいこう。
・攻撃はサイドを効果的にサポートを早くすること。
・立ち上がり、集中すること。
【西 大伍】
古巣との対戦は意識していないが、昔の仲間と戦えるのはうれしい。昨年、新潟が鹿島に負けていないのは良いサッカーをしていたからだと思う。
【曽ヶ端 準】
OBが多いチームなので対戦が楽しみ。新潟のホームではやりずらさはあるけど、カシマではそれを感じない。だが、結果が出ていない。鹿島が相手だといつも以上の力を発揮するチームが多い。
【田代 有三】
戦いながら相手を見極めていきたい。新潟に負けているイメージはない。勝てば、勝利数が先行するので新潟戦は大事な試合。
【増田 誓志】
有三さんがいれば、どんなDFでも勝てる。ボランチの連係は誰と組んでも気にならない。セカンドボールを拾ったり、守備に対する意識を高く持たないとチームが安定しない。
【中田 浩二】
新潟に苦手意識はない。監督がクロさんだから、ウチのやり方が分かっている。でも、勝たないことには上にいけない。試合内容は悪くないから結果がともなえば良い。
【青木 剛】
新潟もミシェウ選手をはじめ、良い選手がいる。自分の仕事は相手の起点をつぶすことなので、それを意識したい。新潟のアウェイは相手の勢いを感じるけど、カシマでは勝ててないイメージはない。昨年はマルシオ選手や矢野選手がやっかいだった。
もっと練習しないと駄目ですね。頑張ります。
【遠藤 康】
最近、点を取っても勝てていない。こういう試合も勝たないといけないチーム。攻撃に関して特に悪いというより、最後の精度。パスがずれたり、トラップがずれたりする。交代して負けた事が悔しい。
【青木 剛】
戦前の予想では引いて守ると思ったがラインも高かった。守備で崩されたというよりも、PKとリスタート崩れ。リスタートの守備をしっかりしないといけない。
【中田 浩二】
戦術を変えるとかでなく、やる事を選手がやらないといけない。個人個人の意識改革が必要。攻撃でも守備でも気持ちを出すこと。運動量を上げないと成り立たない。サポーターに申し訳ない。
※曽ヶ端選手・西選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください!