
"Mr.クライマックス"こと野沢の活躍で、リーグ戦で2連敗という屈辱を受けたC大阪を2-1で撃破した。これで鹿島は準々決勝に進出を決め、12月25日に行われる次戦ではリーグ優勝を争う名古屋との対戦となった。

J1第30節となった先週末の川崎F戦からスターティングメンバーを2人代え、今期リーグ戦で2連敗を喫しているC大阪に臨んだ鹿島だったが、その過去がなかったかのように序盤から圧倒的にゲームを支配する。興梠のワントップに野沢、遠藤、フェリペ ガブリエルと並んだ攻撃陣を中盤でコントロールしたのは、今日ベンチスタートした小笠原の代わりにキャプテンマークを巻いた中田だった。

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そして18分、早くも鹿島が先制点を得る。ここまで圧倒的に攻めていたのだがその得点は、野沢が蹴った鋭いFKをヘディングでクリアにいった相手DFの茂庭のオウンゴールという幸運なものだった。

その後も遠藤が再三惜しいシュートを放つなど攻めに攻め立てた鹿島だったが、2点目のゴールは前半終了直前の44分、野沢の壁の上を見事な放物線を描いて落ちる芸術的なFKからだった。


ハーフタイムを終え、前半45分を走りきった中田に代え、小笠原がピッチに立つ。ここからバランスを取りながら試合を進めていく鹿島だったが、後半に入りC大阪に攻め込まれる場面が多くなる。

しかし今日も鹿島のゴールには守護神曽ヶ端が立ちはだかった。5分、15分と立て続けにあわやのシーンがあったが曽ヶ端がナイスセーブを見せ、早い時間帯の失点を許さない。84分に最終ラインとの連係ミスからアドリアーノに決められるまでは完璧な守りを見せた。

1点差に迫られた鹿島だったが、終了間際、アドリアーノの決定的なシュートも曽ヶ端が全身でストップし同点にはさせない。アディショナルタイムの4分間も守りきり、鹿島はリーグ戦での雪辱を果たした。

この勝利で天皇杯準々決勝に進出した鹿島。PK戦の末、新潟を破り駒を進めた名古屋とベスト4の座を賭けて、12月25日に対戦する。3年振りの名誉をつかむためにも今シーズンのライバルをしっかりと撃破したいところだ。





・攻め残る相手のマークを明確につかむこと。
・気持ちを前に出して、後半まず1点返そう。
・圧力を強くかけていこう。
(小笠原と中田の交代については)部分的なところでは予定どおりだったが、試合マネージメントではそうではなかった。ホームゲームだったし、ゲームプランでは求めていたプランではなかった。2-0であった時点で3点目、4点目を取りにいくプランだったが、選手たちが急ぎすぎたのか、落ち着きが足りなかったのか上手くいかなかったのは計算外だった。3点目をとるチャンスが何度かあったのにそこで決めることができなかった。しっかりと決めていれば試合を決定づけることができていた。
Q:リーグ戦、天皇杯とタイトルの可能性は残っているが?
天皇杯は今日の試合が終わった時点で終了。次の天皇杯は来月25日と1ヶ月も間があくので、今は目の前にある20日のリーグ(神戸)戦にむけて準備をしていくことしか考えていない。
川崎F戦では試合に出ることが出来なかったのでしっかり休むことが出来たし、コンディションはまったく問題ない。C大阪には今シーズン2回も負けているし、同じ相手に3回も負けるわけにはいかないのでしっかりと集中して試合に臨みたいと思う。
【本山 雅志】
C大阪は失点数が少ないので上位につけていると思う。この前の対戦時にはあまり崩された印象もない。中2日での試合なので相手がどういうメンバーでくるか分からないけれども、こっちも良い準備をして試合に臨みたいと思う。
【岩政 大樹】
まだ頭の痛みは若干あるが、試合になったら大丈夫。C大阪は夏場に対戦するとやっかいなチームという印象がある。こちらがコンパクトにやれれば、ある程度やれる自信はある。直近の試合でも3失点しているし、バタつくシーンもあったのでそのへんの隙をついていければいい。攻撃と守備の役割がはっきりしていて4枚が前に残ったりするので、カウンターに気をつけないといけない。
【新井場 徹】
名古屋、川崎Fといい形で勝利をすることが出来ているので、チーム内にもいい効果があると思う。ただ、だからといって安易な気持ちで試合に入ったら負けるし、C大阪はそれだけ実力のあるチーム。苦しい戦いになるが、集中して戦いたい。
【青木 剛】
家長は縦に対する抜き去るスピードがあって、DFとしてはやっかいな選手だと思う。C大阪は攻撃が強力だからこそ、ディフェンスのリスクも少なくなっているチーム。天皇杯はスタジアムが独特の空気だけれども、しっかりと集中して試合に入りたい。
自分が試合に入った時は2-0だったし、いい流れだったと思う。2-0が1番危ないスコアだと思う。1点取られて危なかったけど上手く逃げ切ることが出来た。
【中田 浩二】
前半で交代したということはこの先の連戦を見越してのことなので、次はしっかりと勝たないと意味がない。
【遠藤 康】
前半は相手が引き気味だったし、余裕を持ってプレーすることが出来た。川崎F戦をふまえて今日はシュートを打つことを意識していたけれども、もっと意識していかないといけない。
【青木 剛】
久しぶりのスタメンだったので、強い気持ちをもって試合に臨もうと思っていた。名古屋戦、川崎F戦と強敵相手にいい形で勝利することが出来ているし、今日もしっかりと勝ってその流れを持続したかった。上手く試合に入ることが出来たし、思い切ってプレー出来たと思う。セレッソは前線に良い選手がたくさんいるし、その選手たちにいかに仕事をさせないようにするかを意識していた。
【岩政 大樹】
この4回戦は8試合中4試合も延長に入っている中で、しっかりと90分で終わらせることが出来てよかった。最近良いサッカーをすることが出来ているが、それによって気の緩みが出てしまうことが1番怖いし、中2日で神戸戦もあるのでしっかりとリカバリーをして準備を整えたい。
※伊野波選手、野沢選手の試合後コメントはアントラーズモバイルをご覧ください。