
来シーズンのACL出場権のため、絶対に勝たなければいけないリーグ最終節だったが、山形の粘り強い守備に根負け、1-1のドローに終わった。これで鹿島はリーグ戦でのACL出場権確保に失敗、後は残された唯一のタイトルである天皇杯に全てを賭けることとなる。
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序盤、中盤での早いパスワークで山形陣内に攻め入る鹿島だったが、ゴール前で分厚く守る山形のディフェンスをなかなか崩すことができない。逆に16分には石川が蹴ったCKがルーズボールとなり、最後は西河にボールの角度を変えられ、まさかの先制点を献上してしまう。


その後もボールをキープし、攻めの糸口をたぐり寄せようとする鹿島だったが、田代、北村らによる前線からの激しいプレッシングからカウンターという戦法を愚直に貫き通す山形に苦戦を強いられる。前半を終えて、0-1とリードされる展開、そしてライバルのG大阪、C大阪は前半を終え共にリードしているという状況に陥り、4年連続となるACL出場権が少しずつ遠ざかっていった。
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後半に入っても、鹿島は山形の粘り強いスタイルに苦しめられる。しかし53分、CKのシーンでレフェリーが山形のファウルを取り、PKを与えられる。この幸運とも言えるPKをキャプテン小笠原が冷静に沈め、スコアを1-1とする。


このまま、攻勢に出るのかと思われた鹿島だったが、この後もなかなかいい形で攻めきれない。G大阪とC大阪の勝利が確実なものになりつつある状況の中で、勝たなければACL出場権を確保できない鹿島に焦りの色が見え始める。74分、宮崎に代え、大迫、そして76分には小笠原に代え、青木がピッチに入り、ややチーム全体の運動量が戻ってきたものの決定機は82分、野沢のCKから岩政がどんぴしゃりのヘディングシュートを放ったぐらいだった。これが相手GK清水のスーパーセーブに阻まれると後は攻めきれない状況が続いた。


結局、90分を戦い13本のシュートを放った鹿島だったが、山形ゴールを揺らしたのは小笠原のPKのみに終わった。この結果、リーグ順位によるACL出場権はこの最終節を勝利で飾った名古屋(1位)、G大阪(2位)、そしてC大阪(3位)へと渡ってしまった。リーグ4位に終わった鹿島にとって、来シーズンもまたアジア最高峰の舞台で戦うには天皇杯で結果を出すしかない。最後の最後に来て、鹿島がその真価を問われる時がやって来た。







・落ち着いて攻めよう。
・チャンスは来る。集中していこう。
・攻撃は中盤のフリーの選手を見て、クサビを入れていこう。
・後半スタートで0-0の気持ちでしっかり入ろう。
先に先制されたのが一番いけなかった。山形はみんなががんばれるチームなので、しっかりとその良さを出されて守られてしまった。(自身の交代出場について)守備で残って、浩二さんを攻めさせるように心がけた。最後は山形もハーフウェイラインからなかなか出てこなかったので崩すのは難しかった。リーグ4位というのはすごく悔しい結果。ACLには何が何でも出場したいので、その気持ちを強く出して天皇杯では優勝しないといけない。
【曽ヶ端 準】
結果は非常に残念。勝ちきれない試合が多く、それを修正しきれずに最後まで来てしまった。天皇杯が残っているので、その辺りをチーム全体で少しでも修正して改善しないといけない。
【岩政 大樹】
シーズン通して4位というのは満足できることではないけれども、今季はチャンスのほとんどがセットプレーということを考えるとそれで上の順位を望めるかということも考えてしまう。チームとして、もっと突き詰めて考えないといけない。(全試合フル出場でリーグ最小失点数という結果に関して)優勝がついてこないと意味がない。目指してはいたものだが、今はあんまり感じていない。
【中田 浩二】
今年を象徴するようなゲームになってしまった。中盤ではボールが回るし、手数が多くても得点できない。得点力不足と言われるけれども、FW陣だけのせいじゃない。チーム全体の問題。天皇杯に向けて気持ちを切り替えたいし、思い切ってやるしかない。チーム全体で積極性を追求し、ACLを自分たちの手で獲るためにも天皇杯では優勝を目指す。
【宮崎 智彦】
自分はDFなので、失点したことが一番良くなかったと思う。それに自分のパフォーマンス自体もまだまだだったと感じている。
※佐々木選手の試合後コメントはアントラーズモバイルをご覧ください。