
前半に小野から芸術的なミドルシュートを決められたものの後半、岩政の5ヵ月ぶりとなるヘディング弾で同点に追いついた。その後も攻めに攻めた鹿島だったが結局、追加点を奪うことが出来ずに1-1の悔しいドローに終わった。


どちらも果敢にゴールを狙うスリリングな展開となった序盤だったが、鹿島は一瞬の隙を突かれ、先制点を奪われてしまう。11分、伊野波のパスがカットされ、中盤でフリーとなった小野にドリブルからミドルシュートを打たれ、あっけなく失点してしまった。
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その後、何度か清水に攻め込まれる場面もあったが、20分過ぎからは鹿島が徐々に主導権を握る。前半終了間際には中盤の激しい攻防から小笠原がジウトンへつなぎ、ジウトンは鋭いクロスをゴール前へ送る。このスピードのあるボールに興梠がタイミング良くジャンプし見事なヘディングシュートで清水ゴールへせまったが、惜しくもクロスバーの上。結局、1点のリードを許したまま、前半を戦い終えたが、後半へ向けて期待の持てる攻撃だった。

後半に入って鹿島はいつもの攻撃のリズムを取り戻す。52分、マルキーニョスから興梠につなぎ、最後はフェリペ ガブリエルが強烈なミドルシュートを放つ。これは相手GKの西部に止められるも、そのプレーから得たセットプレーで鹿島は同点に追いついた。53分、左からのCKを小笠原が蹴り、ファーに構えた岩政が高い打点のヘディングシュートで5月1日の第9節G大阪戦以来ほぼ5ヵ月ぶりとなるゴール。これで鹿島の勢いはさらに増し、清水を防戦一方へと追い込んだ。

その一方、首位名古屋が仙台に2-1と勝利したため、リーグ4連覇のためには是が非でも勝たなければならない鹿島は前がかりに攻め、裏のスペースを利用されカウンターを受ける回数も多くなる。83分には山本の強烈なシュートを受け万事休すかと思われたが、守護神曽ヶ端が見事なセーブでチームの危機を救った。
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そして85分には逆転勝利への最大のチャンスが訪れる。相手のボールを奪取してからジウトンがゴール前にクロスを上げる。これをフェリペ ガブリエルがシュートまで持ち込むもこれはクロスバー直撃。そのこぼれ球をマルキーニョスが粘って追加点を狙うがこれはボスナーに阻まれた。

結局、アディショナルタイムまで必死にゴールを狙った鹿島だったが2点目を取ることは出来ず、試合終了のホイッスルを聞いた。1-1のドローに終わった鹿島は残り9試合で首位名古屋と勝点9差まで開いた。リーグ4連覇を目指す鹿島にとっては限りなく厳しい状況になったのは間違いないが、最後まであきらめずに戦うことが王者の義務と言えるだろう。







・攻めている時は必ずリスクマネージメントすること
・まずは同点に追い付こう
・グラウンド状況は悪いが、ボールを奪ったあと、前線で起点をつくること。
・後半どう戦えるか、真価が問われるゲームになる
相手がどういうフォーメーションでくるかは分からないが、例え3トップで来てもしっかりと対応をしないといけない。相手が3トップでくることは、相手にとって利点もあるだろうがマイナス面もある。ウチが絶対的に不利になるわけではない。名古屋との対戦までは勝ち続けないといけない。
【大迫 勇也】
自分自身のコンディションがよくなってきているという感じはするし、アウェイの試合では負けているので絶対に勝ちたい。もう負けられない試合が続くし自分が結果を出してチームを勝利に導きたい。
【曽ヶ端 準】
相手はケガ人などで多少メンバーが代わってくるけれども、フォーメーションは変わらないと思う。枝村が出てきたら裏への飛び出しなどに注意しないといけない。先をみてもしょうがないので一つ一つ、目の前の試合に集中したいと思う。
【伊野波 雅彦】
ヨンセンと対戦できるのが楽しみです。アウェイでの試合の時には枝村にああいう形でゴールを決められてしまったので、この試合で借りを返したい。
【岩政 大樹】
3トップで来る相手に対して、僕たちDFラインは4対3の状況になるのでマークは確認しやすくなるけれども、中盤では2対3の不利な状況を作られてしまう。全体の運動量が増えればその状況も消すことが出来るが運動量が上がらなければズレが生じてしまう。チーム全体がしっかりと最後まで走りきることが大事になる。
残念な結果。チャンスは作れていたがチャンスの数を競うゲームじゃないし、点を取れなければ意味がない。残念です。
【新井場 徹】
主導権は握っていたが結果がすべてだし、自分たちの力を受け止めてやっていくしかない。さらに厳しい状況になったことは変わりないが、他の結果を考えずに目の前の1試合1試合を勝っていくだけ。
【中田 浩二】
前半に1点をとられてからは清水も引いてきたので難しかった。でも今日は広島戦の時と違って、失点をしてから焦らずにじっくりとできたと思う。名古屋との勝点差は開いてしまったが、内容はよかったしチャンスも作れていたのでこれを続けていくしかない。
【伊野波 雅彦】
(失点シーンは)ボールの取られ方が良くなった。個人的にはあの失点以外はやられたところがないと思うし、それを取り返すような場面はたくさんあったと思う。この状況になって、もちろん危機感はあるが自分たちのやれることをやっていくしかないと思う。
【岩政 大樹】
グラウンドが悪いのでサッカーのやり方を考えてプレーしないといけない。(ゴールシーンについて)満男さんは常に相手の隙を付く選手だし、満男さんと僕にしか分からないタイミングだったと思う。あのタイミングで何度か点を取ったこともある。