
マルキーニョスが日本での初となるハットトリックを達成し、鹿島を勝利へと導いた。またこれで鹿島はJ1ホーム通算200勝を達成、首位名古屋との勝点差も5に縮め嬉しいことずくめのリーグ戦2連勝となった。
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開始早々から鹿島が果敢に前へ出て、試合の主導権を握る。そして11分、非常にラッキーな形で先制点を得る。この試合、今季一番と言っていいほどの動きを見せたフェリペ ガブリエルが左サイドから中央へパスを出し、これを中田が思い切り良くミドルシュート。するとこのシュートがマルキーニョスに当たり、角度が変わる。これには相手GKの北野も反応することができず、早い時間帯の先制ゴールとなった。


これで勢いに乗るかと思われた鹿島だったが、その10分後、キャプテン小笠原が右もも裏に違和感を感じ、青木と交代する。ピッチ上の指揮官を失い、一瞬嫌な雰囲気がスタジアムに漂うが、26分にFKのこぼれ球から興梠、フェリペが立て続けにシュートを放つ。これが全てクロスバーに直撃するが、最後はマルキーニョスが詰め、この日2点目を奪った。

その後も鹿島はフェリペ、興梠、マルキーニョスらの華麗なパスワークから大宮ゴールに襲いかかるも、結局2点リードのまま、前半は終了した。
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後半に入り、再びこの3人が大宮陣内に攻め入る。49分には興梠のラストパスからマルキーニョスがフリーでシュートを放つ。これは相手GK北野に止められるが、3点目への期待は高まる一方となる。


そして58分、フェリペとのワンツーからついにマルキーニョスは3点目を決める。ボールを受け、ゴール左隅へ冷静に決めたマルキーニョスはこれが日本で初となるハットトリックを達成した。


3点差をつけた鹿島だったが、無失点で終われるかどうかが今後のタイトル争いにも大きな影響を与えるため、この後は守り重視でややスローダウンする。攻め込まれる場面も多く見られたが、大宮に対するややアンラッキーな判定などもあり、結局、3-0のまま、前節の仙台戦に続きリーグ戦2連勝を飾った。首位名古屋が横浜FMと1-1のドローだったため、勝点差を5とした鹿島。リーグ4連覇へ向け、反撃の狼煙がついに上がった。







・攻めている時は必ずリスクマネージメントすること
・サイドチェンジから、サイドを起点に攻撃すること
・1対1で負けないように。
Q:小笠原の状況は?
以前から痛みを訴えていた部分であったので、試合中に彼も冷静に考えて交代を決めたのだと思う。すでに治療をはじめているので検査結果を聞いて判断したいと思う。
Q:これで連勝となるが。
勝つということはチームにとってもいい薬である。1年間継続して同じパフォーマンスを出すというのは理想的であるが沈んでしまうときもある。苦しんだ時期はあったけれども完全に全てがダメだったという試合はない。部分的に修正が必要なことがあっていかにして大きな崩れをせずに立て直すかというのが大事。それが勝つことによって立て直せるというもの。連勝というのは喜ばしいことだが、我々の今の状況は勝ち続けることしかない。1つずつ集中して取り組んで勝ち続けていきたい。
大宮は前回対戦した時とは全然違うチームになっている。ラファエルは本当にうまいと思うが、そういう選手を抑えていかないと評価されないと思うので対戦が楽しみ。気温も下がってきたし、ウチらしいサッカーが見せられるんじゃないかと思う。
【中田 浩二】
日程的に1週間空いたことで今週はいい準備が出来たんじゃないかと思う。ラファエルとイチョンスの関係も良いみたいだし、主税君との関係も良いみたいなので、この3人には注意が必要。ラファエルを抑えられれば攻撃の形はできないと思うので、ボールを入れさせないことが大事になる。
【岩政 大樹】
ホームでは勝点3をとることが絶対。能力の高い2トップであることは間違いないし、その2人に対して自由にボールを出されてしまうと難しいゲームになってしまう。自分たちがいい状態で試合に臨んでゲームをコントロールすることが出来れば、自然と彼らが活きることはないと思う。
【青木 剛】
前回の対戦時とメンバーも代わっているし、イチョンスも加わって厳しい試合になると思う。試合立ち上がりに、どれだけ激しくいけるかがひとつのポイントになる。ここ最近は後半の失点が多いので、どのように試合を終わらせるかというところをチームとして統一しながら戦いたい。
(3点目は)練習で意識していたことが試合で出来てよかったと思う。日本に来て10年が経ちますが、初めて奪ったハットトリックだし、本当に嬉しく思います。自分が復帰してからチームの調子がよくなっていることは非常に嬉しいし、引き続き連勝していきたい。
【岩政 大樹】
大宮にはセットプレー時にラファエルとマトがいるので、自分にとってはいつも以上に仕事量が多かったが、そこでやられなくてよかったと思う。満男さんが途中で居なくなったけれども、まったく動揺することなく、チームとしてうまく試合を運べたと思う。
【興梠 慎三】
(胸の痛みは)試合に入ってアドレナリンが出れば大丈夫だと思ったけど、やっぱり痛かった。自分は決定力がないと痛感させられた試合だった。もっとペースを上げて点を取らないと2桁ゴールを達成できない。
【野沢 拓也】
15時キックオフだったがこの季節で涼しくなってきたので、まったく問題はなかった。個人的には今日の出来だと全然納得がいかない。広島戦に向けてもっと上げていかないといけない。
【伊野波 雅彦】
ラファエルとの対戦は楽しかったし、もっとやりたかった。ラファエルには絶対に自由にやらせたくなかったし、イチョンスとのコンビを止めれば、後半には絶対に落ちてくると思っていた。試合には勝ったが、自分としては満足できる内容ではなかったので次の試合に向けてもっとあげていきたい。