
またしても夏の悪夢が繰り返される時期となったのか。鹿島は今季無敗のホーム・カシマにJ1昇格組のC大阪を迎え、0-1とまさかの敗北を喫した。これでリーグ前半戦の第10節にも1-2とアウェイで負けているC大阪に今季2敗目、順位も越され、暫定3位に沈んだ。
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前半、いつものように野沢を中心に攻撃を形作る鹿島は開始早々にビッグチャンスを得る。野沢のスルーパスに呼応した興梠がつなぎ、最後は大迫が左足でグラウンダーのシュートを放つ。これは惜しくもゴール右に外れたが、大迫の巧さがいかんなく発揮されたシーンだった。
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またその直後に興梠がボレーシュートを狙うなど、若手2トップの勢いは今日も強く感じられたものの、15分を過ぎた辺りからC大阪も乾、家長、清武を中心とした好調の攻撃陣がリズムをつかみ始める。何度か素早いパスワークで鹿島ゴールへ迫る場面が見られたが、鹿島も落ち着いた守備で先制は許さなかった。

その後、前半で目立ったのはセンターバック伊野波の攻撃参加。35分にはドリブルで駆け上がり、ミドルシュートを放つなど相手ゴールへ向かう積極的な姿勢が目立った。またこのゲームがプロ入り公式戦初出場となる宮崎も安定した守備と小気味よい前線への駆け上がりでチームにバランスをもたらした。

後半に入り、試合のパワーバランスが徐々にC大阪へ傾き始める。そして55分、鹿島は家長、高橋と簡単にワンタッチでつなげられ、最後は乾にニアサイドを打ち抜かれ、先制点を献上する。その後もC大阪に主導権を握られ、苦しい時間帯が続く。


この状況を打破すべく、オリヴェイラ監督は65分、フェリペに代え本山、大迫に代え佐々木を投入する。そしてその14分後にはボランチの青木を下げ、遠藤をピッチへ送り出すなど、反撃へ向けてチームを強く鼓舞した。
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しかし最後の詰めが甘く、なかなか同点にできない。最後は岩政までもが上がり、パワープレーを仕掛けるも結局、1点も取れないまま、C大阪に0-1とホーム今季初黒星を喫した。

Jリーグをスタートして16年で通算勝率が49.3%と最低の8月。またしても鹿島は勝利を飾ることができず、順位もC大阪に2位の座を譲り暫定3位に沈んだ。再び勝てない悪夢を思い出さざるを得ない夏となったが、リーグ4連覇のためには8月最後の試合となる次節、アウェイでの浦和戦は絶対に勝利したいところだ。王者の意地を見せるのは、これからだ。









・リスタートに注意し、集中すること
・攻撃は落ち着いて攻めること
・相手のセットプレーの競り合いのところはしっかり気をつけよう
・チャンスはあるから、しっかり集中していこう
メンバーのことは彼らは知っていた。ただ伝わらないようにしていただけ。宮崎についてはジウトンが出場停止で不在だったので右サイドバックである宮崎を起用した。
Q:宮崎のパフォーマンスはどうだったか?
非常によかったと思う。最初のプレーとしては我々の求めていた部分(守備)ができていたと思う。
Q:パスミスなど鹿島らしくないプレーが目立っていたが?
他の試合と比べてもらえば同じ数字だけのパスミスがあったと思う。ただ、パスミスをしたから悪いというわけではない。出て行った選手もいれば出場停止の選手もいたしお互いを理解する時間も必要であって当たり前のことの現象がおきただけだと思う。
監督の指示は、マルチネスのところを抑えろということと右サイドで勝負していけということだった。あれだけの出場時間をもらっていたら点を取らないとダメ。
【遠藤 康】
連戦で周りの選手はかなり疲れていたと思う。自分が入った時には、前には慎三さんと竜太君しかいなかった。前にかける枚数が少なかったと思う。
【大迫 勇也】
しっかりと点が取れていれば勝てていた試合だった。申し訳ない気持ちです。
【新井場 徹】
今日の試合はチームとして完敗だったし、何も出来なかった。パスが強かったり、連携の部分で思うようにいかないところがあって、攻撃面ではほとんどチャンスを作れなかった。攻守において、ピッチに居る自分たちもモヤモヤしながら歯がゆい気持ちだった。今日は良かったところが見つからない。
【宮崎 智彦】
最初は戸惑ったけれど、すぐにやってやろうという気持ちに切り替わった。周りの選手たちが「いつも通り思い切ってやれば問題ない」と声をかけてくれたので本当に心強かった。(失点シーンは)僕とフェリペの意思疎通が上手くいかなかったことが失点の原因。今日の試合で、自分がチャンスをものにしたとは思わない。チームの勝利に貢献したかった。