
前々節の磐田戦でJ1通算200試合出場を果たした野沢が2ゴール1アシストの大活躍を見せ、鹿島を3-0の完勝に導いた。これで野沢はゴール数を7とし、この試合で3戦連続弾を決めたマルキーニョスに1ゴールの差をつけチーム内得点王の座を守った。
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序盤、神戸にボールを持たせるシーンが目立つ。また3分にはカウンターを許しあわやと思われたが、これは守護神曽ヶ端がしっかりと抑え、ゴールを割らせない。逆に鹿島は8分、ごくシンプルなサイド攻撃から先制点を得る。中盤でボールを受けた中田が視野の広さを生かし、左サイドに張るジウトンへパスを供給する。これをジウトンがフェリペ ガブリエルに預け、最後はフェリペの柔らかいクロスに野沢が飛び込み、ゴールネットを揺さぶった。

この野沢の珍しいヘディング弾で勢いに乗った鹿島はさらに攻勢をかける。12分には岩政が豪快なミドルシュートを放つなど完全に試合の流れは鹿島へ傾いた。
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そして32分、CKのチャンスに見事なサインプレーから追加点を得る。その主役は、またしても天才野沢。キッカーの小笠原がグラウンダーのパスを送るとそれをダイレクトでシュートし、クロスバーを当てながらもこの日2点目となるゴールを決めた。

その後も守っては曽ヶ端が安定したセーブを見せ、試合の主導権を握ったまま前半45分間を戦い終えた。

後半に入ると前半の流れとは打って変わって、2点差を何とかつめたい神戸に押されるシーンが目立つ。特に危なかったのは、68分。茂木をフリーにしてしまい、誰もが失点を覚悟する。しかしそこでも曽ヶ端が窮地を救う渾身のセーブを見せる。

これで息を吹き返した鹿島は逆に74分、カウンターから野沢が絶妙なスルーパス。これを受けたマルキーニョスが狙い澄ましたシュートで3試合連続となるゴールを決め、3-0と神戸を完全に突き放した。

このまま、試合は鹿島の完勝で終わるかと思われたがその4分後、オリヴェイラ監督が異議申し立てにより主審の西村氏より退席処分を受けてしまう。これで鹿島は残りの12分を監督なしで戦うこととなってしまった。
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だが、指揮官がいなくなってもチームに動揺はなかった。オリヴェイラ監督の代理としてチームを指揮した奥野コーチも的確な指示を飛ばし、83分にはマルキーニョスに代わり結膜炎で7月13日の川崎F戦以来欠場していた興梠を、そして88分には小笠原に代え青木をピッチへ送り出し、最後まで失点することなく90分を戦い終えた。

監督の退席処分というアクシデントはあったものの、7月最後のゲームをホームのカシマでしっかりと勝利した鹿島。次節は後を追う清水との大事な一戦となる。今後を占う決戦となるのは間違いない。









・相手は前に出てくるはずなのでカウンターを狙え
・サイドをうまく使っていくこと
・集中力を切らさず全員で戦おう!
[奥野コーチコメント]
今日は失点を0で抑えれたし、決定的チャンスを作られたが最後まで集中することができたと思う。
(今日の試合についての課題とは?)
夏場の試合は、間延びしてしまうことが多いのでボールを落ち着かせることが大事であった。自分たちのチャンスを作れるが相手にもチャンスを与えてしまうという事もあった。今回の退席については、別室でその経緯を話しているのでよくわからないが、(監督は)試合後にはロッカーに戻ってきた選手たちにねぎらいの言葉をかけていた。
ホームでの勝利は絶対なので勝点3を取ることができてよかった。(1点目は)フェリペにボールが入った瞬間にマルキがDFをひきつけてくれた。今日はそういう場面が何回があったし、いいボールを蹴ってくれたと思う。(2点目は)相手がフリーにさせてくれたので自分は蹴るだけだった。入ってよかった。
【大迫 勇也】
久々に90分出たので疲れました。自分の中では手応えはバッチリだったので、ヘディングシュートを外したのがすごく悔やしい。慎三さんが帰ってきたから今日の試合がラストチャンスだと思っていたし、絶対にゴールを決めたかった。またサテライトから頑張ります。
【曽ヶ端 準】
この暑さと連戦の中で3点取れて勝てたことはよかったと思う。ここまで自分のミスもあって失点してしまった部分もあったので、僕自身も取り戻したいという気持ちが強かった。いい準備をして清水戦に臨みたいと思う。
【新井場 徹】
いい時間帯に点を取ってくれたので守りやすかったし、試合運びが楽になった。今シーズンはウチとの試合だと自分達のやり方を捨ててでもやってくるチームが特に増えてきたと思う。そういったチームをいかに攻略していくかが大事になってくる。
【伊野波 雅彦】
前半に失点をしないことが最近の試合ではなかったのでそういった部分がよかったと思う。攻撃面では決定的なシーンもあったし、点を取りたかった。