スペイン遠征(3/14)

2016.03.15(火)
鹿島ユースのスペイン遠征もいよいよ最終日となりました。朝食後、9時からビーチにて最後の練習を行いました。ランニングと基本練習、そして最後にビーチをダッシュして終了です。
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昼過ぎ、これまでお世話になったホテル、NOVAJIKA渡邊さんに挨拶しました。そしてホテルから約20分、バルセロナ国際空港でチェックイン。帰国の途に就きました。
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今回の遠征では多くの人にサポート頂きました。また今回の遠征では2人の方からメッセージをもらいました。まずは我々の活動をいつも見守ってくれているジーコ。サンチアゴベルナベウでのレアルマドリード vs ASローマの試合にブラジルのTV解説者として来ていました。スケジュールの調整がつかず、選手たちとは直接会う事ができませんでしたが、常々海外遠征の重要性を話しているだけに、「試合一つ一つを大事に戦ってほしい。頑張ってください」とメッセージをもらいました。

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またカンプノウでのリーガエスパニョーラのバルセロナ vs ヘタフェ戦にバルセロナより招待を受けたレオナルドが観戦していました。試合翌日に「頑張ってください!」とのメッセージをもらいました。
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大塚大輔
「今回のスペイン遠征を通して、スペインの選手たちと試合をして、力の差、そして自分たちの力のなさというのを改めて痛感しました。ボールを止めて蹴るといった基礎の一つからレベルが違いました。また、スペインの選手たちは少ないチャンスをものにして、しっかりとゴールを決めてきた面などでも自分たちより優っていました。しかし、力の差を感じたのと同時に、この差は埋めることができるし、もしかしたらその差をひっくり返すこともできると思いました。その差をひっくり返すにはやはり日頃のトレーニングでパス一つ、トラップ一つ、シュート一つといった小さなこだわりを持ってそれを積み重ねていくしかないので、これからやって行こうと思いました。さらにチャンピオンズリーグとリーガの観戦で世界のトッププレイヤーたちのプレーを実際に見て、自分も本気で同じ土俵でプレーしたいと思ったのと同時に、今から何をしていかなければいけないのかも明確になりました。ピッチ外では観光してスペインの文化や街の雰囲気などを実際に味わうことができて良かったです。この遠征ではスペインの強豪チームと試合をしたり、チャンピオンズリーグを観戦したりと普通では体験できない事をさせてもらいました。これは多くの人の協力があってこそできた事なので、それを決して忘れることなく、感謝の気持ちをプレーで恩返ししていきます」

西本卓申
「今回のスペイン遠征で改めて自分の力のなさに気づきました。バルセロナやアトレティコなどと練習試合をしても判断のスピードの差や止めて蹴るの基本技術の差がとてもありました。日本のチームとの違いはどんな場面がきてもゴールへの意識がとてもすごかったことです。いくらボールを保持していても一つのチャンスをものにされ、完敗しました。自分はそんな中でチームを勝たせることもできず、力をあたえることができませんでした。一つのプレーに対する思いや技術の差をもっと上げ、決定的な仕事をできる選手にならないと世界では戦っていけないと思いました。レアルマドリード vs ASローマのチャンピオンズリーグのゲームやバルセロナの試合も観戦しました。世界で活躍する選手はすごいプレッシャーの中でも自分のプレーを変えることなく見ていてわくわくしました。これからもしプロになったとしたら、あのような選手たちと戦わなければいけないので、自分の苦手な事に対して向き合い、日々成長する必要があります。そのためにはこれから行われるプレミアリーグや各種大会で今まで色々な物を残してくれた人達の為にも、これからのアントラーズのためにも、自分のやれる事をやって結果を残したいと思います。そしてアントラーズでプロになり、アントラーズを支えていけるような選手になりたいと思います。このようにスペインで強いチームと練習試合できたことや、チャンピオンズリーグやリーガの試合を見たりプレーして感じる事ができたのも、目には見えない人達の協力のおかげでなので感謝の気持ちを絶対に忘れないようにしていきたいと思います」

松浦航洋
「スペイン遠征を通して日本では味わうことの出来ない事を多く体験することができました。ピッチ内では6試合スペインのチームと対戦をし、自分たちの力の無さをものすごく感じ、自分たちのレベルの低さを感じさせられました。また、自分たちが世界で通用するプレーは一つもなかったし、自分の得意なプレーというのも出させてもらえませんでした。このスペイン遠征で出たチームの課題、個人の課題から目を背けず、1日、1日、一つ、一つのプレーを大切に日本に帰ってから目標に向けて努力していこうと思います。ピッチ外では、チャンピオンズリーグ、リーガの試合を観戦させてもらい、普段テレビや映像でしか見た事のない選手のプレーやスタジアムの雰囲気を体感できました。自分の目標である、トップチームに昇格するということは、チャンピオンズリーグやリーガの選手たちと同じ舞台に立ち、プレーすることになると考えるとピッチ内と同じく自分の力の無さというものが本当にはっきりとわかりました。今回のスペイン遠征は残り一か月ないプレミアリーグ開幕に向け、チームとしても個人としても本当に良い遠征になったのではないかと感じています。普通の高校生では経験できないチャンピオンズリーグ、リーガの観戦、スペインのチームとのトレーニングマッチ、バルセロナでの観光などができた事に本当にうれしく思います。この遠征に携わってくださった全ての方々に感謝して、日本に帰ってからも精一杯頑張りたいと思います。本当にありがとうございました」