清水戦のみどころを読む!

 夏休み最後のホームゲーム、アントラーズはカシマに清水エスパルスを迎える。

 前節、アウェイの等々力で味わった屈辱。リーグ前半戦のカシマでのゲームで0-3と完敗を喫した川崎Fに再び苦杯を嘗めた。1-3。後半に鈴木が意地のヘディング弾を決めたものの、試合内容はまたしても完敗といっていいものだった。

 試合後、選手たちは口々に「同じ相手に2度負けるのは悔しい」といった。だが下を向く暇はない。「次が本当に真価を問われる」(鈴木)という気持ちを持って、このホーム清水戦に臨む。

 対戦相手である清水だが、アントラーズにとっては乗り越えなければならない相手でもある。ここまでのリーグ戦通算成績は23勝6分24敗と負け越し。すでに四半世紀越えたJリーグの歴史の中で、アントラーズが負け越しているチームは、前節に苦杯を嘗めた川崎F(9勝5分14敗)と清水のみ。我々としては2戦連続の屈辱を受けるわけにはいかない。そしてリーグ優勝のために走り続けるためには絶対に勝たなければいけない相手なのだ。

 石井前監督が指揮を執っていたリーグ前半戦では、アウェイのアイスタで2点先制される苦しい展開となったことは記憶に新しい。この時は植田、鈴木、そして金崎が意地を見せ、わずか10分間で3-2と逆転した。しかし全体としては清水のペースだったことも事実。このホームゲームでは自分たちのペースで試合を進め、しっかりと勝ちたい。

 そしてアントラーズファミリーにとっては、嬉しくもあり嫌なニュースもある。2004年から2012年の間、同じ仲間として戦った(2010年は山形に期限付き移籍)増田誓志が今度は清水の一員となり、カシマへ帰ってくる。増田にとっては大宮在籍時の2014年以来3年ぶりとなるカシマのピッチ。韓国、UAEでの経験で培ったものをどこまで若い選手の多い清水に注入できるか。アントラーズにとっては要注意の選手の1人だ。

   
 リーグ優勝のため、連敗は絶対に避けなければならないアントラーズ。アントラーズレッドに染まった聖地カシマで、王者の誇りと意地を見せ、清水を倒そう。この試合も、ともに戦おう。

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