PREVIEW

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 先のリーグ第17節 京都戦は、ルヴァンカップ敗退後の初戦という意味でも、前半戦最後の試合を良い形で締めくくるという意味でも、非常に重要な試合だった。結果は1-0でリーグ戦4試合ぶりの勝利。そして、失点が続いていた中で、クリーンシートを達成することができた。チーム全員にとって、今後の自信につながる大きな1勝を掴み取った。

 レネ監督も、試合を振り返って「まずは勝てたことがよかった。ディフェンス面で苦しんでいるなか、クリーンシートで終えたこともプラスに捉えている」と、胸をなでおろした。そして、ここまでの戦いぶりを振り返って、次のように語った。

「前半戦、チーム全体を通して良い出来だったと思う。ただ、順位表を見れば分かる通り、どのチームにも常に勝つチャンスがある拮抗したリーグ。そのなかで、勝ち点を積み上げられたので、ポジティブに捉えている」

 レネ監督が話すとおり、前半戦でチームのベースは少しずつ出来上がってきた。あとは、ここからどれだけ伸びしろを見せられるか。目の前の1試合の勝利を最優先に戦いながらも、シーズン最後まで継続的に成長を続け、チーム力を底上げしていかなくてはいけない。結果と成長。タイトル奪還のためには、両立しなければいけないミッションだ。

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 さあ、次はリーグ戦から天皇杯へ大会が変わる。負けたらタイトルを失うノックアウトトーナメントで、J2の大宮アルディージャと対戦する。

 大宮の指揮を執るのは、昨季アントラーズでともに戦った相馬直樹監督。我々のことを熟知した指揮官の存在は、一発勝負の舞台で非常に脅威となる。徹底的にアントラーズを分析したうえで、チャレンジャー精神を前面に出し、アグレッシブに戦ってくるはずだ。

 今回も非常に難しい試合展開となることが予想される。だが、日本一の座を奪還するためには、まず3回戦を突破しなくてはならない。NACK5スタジアム大宮での試合となるが、アントラーズファミリー全員の心を一つに戦い、必ず勝利を掴み取ろう。

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