PREVIEW

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 リーグ第13節 札幌戦は、前半のうちに3ゴール、後半開始直後にダメ押し点を決めて、4-1で勝利した。レネ監督は、試合を決めた前半を振り返って、次のように語った。

「すばらしい前半だった。カウンターの場面でも効率的に表現されていたし、デュエルでも勝って、セカンドボールも拾って、チームとして求めている部分はできていたのではないかと思う」

 しかし、充実した前半から一転、後半の戦いぶりは、到底満足できるものではなかった。レネ監督も「勝ったことや内容は良かったが、代わった選手たちがチーム状況を悪くしてはいけないし、それ同等かそれ以上のものを発揮しないといけない。選手の気持ちもわかるのでそう簡単なことではないが、チームとしてそういった課題もある」と、改善点を口にした。連戦を勝ち抜いていくためには、全員の力を底上げし、総合力を強化していく必要がある。チームとしての課題と収穫の両面が見つかった一戦だったと言える。

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 そんな札幌戦を終えて、次はルヴァンカップに大会が変わる。レネ監督は「安定した力を出さなくてはいけない。人間がプレーする以上、そういう不安定になるときもあるけれど、不安定のなかでいかにして大きく変動しないかということ。うまくやり繰りしながら、少しでも安定させることをみんなで目指したい」と、チームとして安定したパフォーマンスを見せたいと話した。そして、G大阪戦のあとには、中2日でリーグのアウェイ浦和戦が待ち受けているが、「まずは、G大阪戦に集中して取り組んでいきたい」と、目の前の一戦に意識を向けた。

 対戦相手であるG大阪は、すでにルヴァンカップの敗退が決定。G大阪にとって、最終節は消化試合となるが、直近のリーグ第13節 柏戦で今季初の公式戦2連勝を飾っており、チームの勢いを止めたくはないだろう。また、ここまで出場機会が限られていた選手たちにとっては、絶好のアピール機会となるはずだ。G大阪も高いモチベーションで戦ってくることが予想される。

 さあ、グループステージ首位通過に向けて、求められるのは勝ち点3のみ。平日のアウェイゲームではあるが、全員が一丸となって、必ず勝利を掴み取ろう。

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