PREVIEW

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 前節のアウェイ鳥栖戦は、1-1の引き分けに終わった。これで岩政監督が就任してからの成績は2勝4分1敗。なかなか勝ち切れない試合が続いているが、7試合中5試合がアウェイゲームだったことに加え、試合を重ねるごとに、戦術的な上積みが明確な形でピッチ上に表れている。

 鳥栖戦の翌々日から3日間のオフを取ったチームは、9/21(水)から練習を再開。戦術的な引き出しを増やすべく、緊張感を保ちながらトレーニングに取り組んだ。9/24(土)には、中央大学と45分×3本の形式で練習試合を実施。攻撃の最終局面における崩し方をチームとして意識した中で、3本合計10-1と大きな手応えを感じる結果を得た。

 試合後に名古が「チームとして取り組んできたことを試合で表現できた。それが得点数にもつながっていると思う」と語っていたが、選手たちの表情を見ても、多くの収穫と課題を得た有意義な練習試合になった。そして、練習試合の翌日に1日のオフを取ったあと、週末のFC東京戦へ向けた調整をチーム一丸で進めた。

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 もちろん、現在のチームはまだまだ成長過程にある。岩政監督も鳥栖戦の試合後に「長い期間チームを作っているのと短い期間でチームを作ってきたのとでは違うものがある。そこの部分の課題は出てしまった部分はある」と、さらなる改善の必要性を説いていた。しかし、次は約1カ月ぶりのホームゲーム。どんな状況であろうとカシマで求められるのは勝利のみだ。指揮官も「次は結果を出さなければいけない」と話していた。

 チーム作りにおいて、一日の長があるFC東京に対して、決して簡単な試合にならないだろう。ただ、全員の団結力を示せば、必ず勝利はつかみ取れるはず。アントラーズファミリー全員の心一つに戦い、1カ月ぶりのホームゲームでともに歓喜を分かち合おう。

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