先の湘南戦は、1-1という結果に終わった。試合後に岩政監督が「勝ち点3を取りたいところだったが、試合内容から致し方ない結果だったと捉えている」と語ったとおり、湘南の徹底した戦いぶりに苦戦を強いられ、望み通りの結果を得ることはできなかった。

　ただ、我々はまだ岩政監督のもとでリスタートを切ったばかり。下を向く必要はない。そして、次は大一番、上位対決となる川崎F戦がすぐに待ち受けている。ここからもっと強いチームになるために、全員で立ち上がることが求められる。


　対戦相手の川崎Fが、非常に強力なチームであることは間違いない。アントラーズは川崎Fに対し、2018年のルヴァンカップで勝利してから、公式戦12試合で2分10敗と大きく負け越している。独特なパスワークに苦戦することが続いており、今季前半戦の対決でも、ホームで0-2と敗戦を喫した。今回も難しい試合展開となることを覚悟しなければならないだろう。

　しかし、難しいからこそ、価値がある。逆境を一致団結して乗り越えたとき、チームは大きく成長を遂げることができる。新たな鹿島を創るために、この試合で必ずや勝利を。積年の雪辱を果たし、新たな歴史の1ページをここに紡ごう。

　すべては勝利のために。アントラーズファミリー全員の心ひとつに、等々力へ乗り込む。