7月2日から始まった5連戦は、2勝3分という結果に終わった。負けなしで連戦を乗り越えたことはポジティブなことといえる。

　ただ、5連戦の最後となった神戸戦の試合後、優磨が「また同じことの繰り返しになった。ここ最近、今日のような試合が続いていて、もうさすがに追いついたという評価は僕の中ではできない」と語ったとおり、安定して勝利を重ねられない現状には、危機感を感じる。さらに優磨の言葉を借りれば、勝ち点1を勝ち点3に変えるのが「勝つチームであり優勝するチーム」。勝ち切る強さを身につけなければ、目標に到達することはできない。


　そして、次はそんな「勝ち切る力」が求められる試合だ。シーズン終了まで、まだ試合数が残っているとはいえ、勝ち点5差をつけられた横浜FMとの直接対決の結果は、最終順位にも大きく影響を及ぼすだろう。何が何でも「勝利」が求められる一戦だ。

　横浜FMのここまでの戦いを見れば、非常に強力なチームであることは間違いない。ただ、アントラーズファミリー全員で一致団結し、粘り強く戦えば、必ずアウェイで勝ち点3をつかみ取れるはずだ。

　すべては勝利のために。心を一つに、日産スタジアムへ乗り込もう。