先の名古屋戦は、1-1という結果に終わった。難しいアウェイゲームで勝ち点1を獲得できたものの、求めていたのは勝ち点3。決して満足できる結果ではない。

　ただ、悲観的になる必要はない。猛暑の中での厳しい試合でチーム一丸となって戦い、結束力は高まった。レネ監督が「まだまだ成長途中のチームなので、厳しい試合となったーー。ただ、全体的に良い試合をしたと思う」と語れば、ゴールを決めた仲間隼斗も、「勝ち点1という悔しい結果となってしまったが、アウェイで勝ち点を取ることができたという部分は自信をもっていってもいいと思う」と前向きに話し、「これから暑くて体力的に厳しい時期になってくるが、チームが一丸となって自分の役割をしっかりとやっていけば必ず結果はついてくる。しっかりと継続して取り組んでいきたい」と、チームを代表して、次戦へ万全の準備を期すことを誓ってくれた。過去の試合結果に左右されることなく、目の前の1試合に集中することが大切だ。


　そんな名古屋戦を終えて、次は柏レイソルと対戦する。柏は現在リーグ5位と上位につけており、ここまで安定して勝ち点を積み重ねてきた。直近のリーグ第18節 横浜FM戦では、0-4で大敗を喫したが、リーグ第15節から第17節までの3試合では12ゴールを奪取。マテウス サヴィオを中心とした強力な攻撃陣は、非常に脅威となる。

　上位の柏相手に今節も難しい試合展開となることが予想される。しかし、アウェイでも求められるのは勝利のみ。アントラーズファミリー一丸となり、どこにいても気持ちを一つにともに戦おう。